アセトアミノフェン、ジヒドロコデイン、ジフェンヒドラミン、ジプロフィリン、メチルエフェドリン、ブロムバレリル尿素
Japanese Journal
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
カフコデN配合錠
組成
成分・含量(1錠中)
- ジプロフィリン:20mg
日局 ジヒドロコデインリン酸塩:2.5mg
日局 dl-メチルエフェドリン塩酸塩:5mg
ジフェンヒドラミンサリチル酸塩:3mg
日局 アセトアミノフェン:100mg
日局 ブロモバレリル尿素:60mg
添加物
- トウモロコシデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、カルメロースカルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、マクロゴール、酸化チタン、カルナウバロウ
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 重篤な呼吸抑制のある患者〔呼吸抑制を増強するおそれがある。〕
- 気管支喘息発作中の患者〔気道分泌を妨げるおそれがある。〕
- アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)またはその既往歴のある患者〔アスピリン喘息の発症にプロスタグランジン合成阻害作用が関与していると考えられる。〕
- 消化性潰瘍のある患者〔症状が悪化するおそれがある。〕
- 重篤な肝障害のある患者〔昏睡に陥るおそれがある。〕
- 重篤な腎障害のある患者〔重篤な転帰をとるおそれがある。〕
- 重篤な血液の異常のある患者〔重篤な転帰をとるおそれがある。〕
- 重篤な心機能不全のある患者〔循環系のバランスが損なわれ、心不全が悪化するおそれがある。〕
- 緑内障の患者〔抗コリン作用により房水流出路が狭くなり、眼圧が上昇し、緑内障を悪化させるおそれがある。〕
- 前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者〔抗コリン作用により膀胱平滑筋の弛緩、膀胱括約筋の緊張により、症状を悪化させるおそれがある。〕
- アドレナリン及びイソプロテレノール等のカテコールアミンを投与中の患者〔不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがある。〕(「相互作用」の項参照)
効能または効果
- かぜ症候群における鎮咳、鎮痛、解熱
気管支炎における鎮咳
- 通常、成人には1回2錠、1日3回経口投与する。
なお、小児には年齢により、適宜減量する。
慎重投与
- 脳に器質的障害のある患者〔呼吸抑制を増強するおそれがある。〕
- 気管支喘息のある患者〔症状が悪化するおそれがある。〕
- 代謝性アシドーシスのある患者〔呼吸抑制を起こすおそれがある。〕
- 副腎皮質機能低下症のある患者〔呼吸抑制作用に対し、感受性が高くなっている。〕
- てんかんの患者〔中枢神経刺激作用により発作を起こすおそれがある。〕
- 心機能異常のある患者〔症状が悪化するおそれがある。〕
- 高血圧症の患者〔交感神経刺激作用により高血圧症状を悪化させるおそれがある。〕
- 消化性潰瘍の既往歴のある患者〔消化性潰瘍の再発を促すおそれがある。〕
- 肝障害またはその既往歴のある患者〔肝機能が悪化するおそれがある。〕
- 腎障害またはその既往歴のある患者〔腎機能が悪化するおそれがある。〕
- 血液の異常またはその既往歴のある患者〔血液障害を起こすおそれがある。〕
- 出血傾向のある患者〔血小板機能異常が起こることがある。〕
- 甲状腺機能異常のある患者〔甲状腺機能異常を悪化させるおそれがある。〕
- 過敏症の既往歴のある患者
- 衰弱者〔呼吸抑制作用に対し、感受性が高くなっている。〕
- アルコール多量常飲者〔肝障害があらわれやすくなる。(「相互作用」の項参照)〕
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
- 小児等(「小児等への投与」の項参照)
- ※※絶食・低栄養状態・摂食障害等によるグルタチオン欠乏、脱水症状のある患者〔肝障害があらわれやすくなる。〕
重大な副作用
ショック
(頻度不明)
- ショックを起こすことがあるので観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
アナフィラキシー様症状
(頻度不明)
- アナフィラキシー様症状(呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
※※中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
(頻度不明)
- 中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
顆粒球減少
(頻度不明)
- 顆粒球減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
喘息発作の誘発
(頻度不明)
肝機能障害、黄疸
(頻度不明)
- AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP上昇等の肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、異常が認められた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
鎮咳作用
- 本剤と1錠中にジプロフィリン、ジヒドロコデインリン酸塩、dl-メチルエフェドリン塩酸塩、ジフェンヒドラミンサリチル酸塩、ブロモバレリル尿素を本剤と同量含有し、他にバルセチンを100mg含有する製剤(以下カフコデ錠「モハン」)を比較したとき、その鎮咳効果に変化は認められなかった(モルモット)3)。
[参考]
カフコデ錠「モハン」とジヒドロコデインリン酸塩、dl-メチルエフェドリン塩酸塩各単味剤及びジヒドロコデインリン酸塩とdl-メチルエフェドリン塩酸塩配合剤それぞれとの鎮咳作用の比較により相乗効果を示すことが認められたとの報告がある(モルモット)4)。
気管支拡張作用
- [参考]
カフコデ錠「モハン」とジプロフィリン、dl-メチルエフェドリン塩酸塩及びジフェンヒドラミンサリチル酸塩の各単味剤との気管支拡張作用の比較により気管支収縮抑制が増強し、配合による相乗効果を示すことが認められたとの報告がある(モルモット)5)。
鎮痛作用
- 本剤とカフコデ錠「モハン」を比較したとき、その鎮痛効果に変化は認められなかった(マウス)3)。
[参考]
カフコデ錠「モハン」とバルセチン、ジヒドロコデインリン酸塩及びブロモバレリル尿素の各単味剤との比較により各単味剤では鎮痛作用を示さなかった用量群で鎮痛作用を示し、配合による相乗効果を示すことが認められたとの報告がある(マウス、ラット)6)。
解熱作用
- アセトアミノフェンの解熱作用はサリチル酸類と同様中枢性で、体水分の移動と末梢血管の拡張とが相まって起こる発汗を伴う作用による7)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
化学名:
- 7-(2,3-Dihydroxypropyl)theophylline
分子式:
分子量:
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- dihydrocodeine
- 化
- リン酸ジヒドロコデイン dihydrocodeine phosphate、ジヒドロコデインリン酸塩 dihydrocodeine phosphate
- 商
- カフコデ(ジプロフィリン、ジヒドロコデイン、dl-メチルエフェドリン、ジフェンヒドラミン、アセトアミノフェン、ブロモバレリル尿素)、セキコデ(ジヒドロコデイン、エフェドリン、塩化アンモニウム、クロフェドリン、ライトゲン、ムコブロチン、ミゼロン、プラコデ、フステン、フスコブロン、ニチコデ、フスコデ(ジヒドロコデイン、dl‐メチルエフェドリン、クロルフェニラミン)、オピセゾールコデイン(キキョウ流、カンゾウ、車前草、シャクヤク、ジヒドロコデイン)
- 関
- モルフィン鎮痛薬、オピオイド受容体。コデイン
特徴
- 麻薬性中枢性鎮咳薬。
- リン酸コデインより強い鎮咳・鎮痛作用を有し、特に鎮咳作用はリン酸コデインの2倍、呼吸抑制作用はモルヒネに比べて弱い。
適応
[★]
ジプロフィリン、ジヒドロコデインリン酸塩(ジヒドロコデイン)、dl-メチルエフェドリン塩酸塩(dl-メチルエフェドリン)、ジフェンヒドラミンサリチル酸塩(ジフェンヒドラミン)、アセトアミノフェン、ブロモバレリル尿素
[★]
ジプロフィリン、ジヒドロコデインリン酸塩、dl-メチルエフェドリン塩酸塩、ジフェンヒドラミンサリチル酸塩、アセトアミノフェン、ブロモバレリル尿素
- 関
- 鎮咳剤
[★]
- 英
- cuff
- 同
- 半月
- 関
- 袖口