マンニトール
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- the 4th letter of the Roman alphabet (同)d
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- deuteriumの化学記号
- (おもに人称代名詞・固有名詞(人名),thereの後で)had, wouldの短縮形 / (疑問文でwhere,what,whenの後で)didの短縮形;Where'd he go?=Where did he go?
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D-マンニトール |
|
一般情報 |
IUPAC名 |
(2R,3R,4R,5R)-ヘキサン-1,2,3,4,5,6-ヘキサオール |
別名 |
マンニット |
分子式 |
C6H14O6 |
分子量 |
182.17 g/mol |
形状 |
無色 斜方晶 from エタノール |
CAS登録番号 |
[69-65-8](D体)
[643-01-6](L体)
[133-43-7](ラセミ体) |
性質 |
融点 |
166-168 °C(斜方晶 from エタノール) |
沸点 |
290-295 °C/3.5 mmHg |
比旋光度 [α]D |
+23.3 ~ +24.3 (20 ℃) |
マンニトール (mannitol) は糖アルコールの一種である。 ヘキシトールに分類され、マンノースの還元体に相当する。マンニット (mannite) とも呼ばれる[1]。光学活性物質であり、天然に多く存在するエナンチオマーは D-マンニトールである。ソルビトールの異性体である。
ヨーロッパから中近東にかけて自生するモクセイ科のマンナトネリコ(Manna Ash、Fraxinus ornus)の甘い樹液から発見・命名された。マンナトネリコの名はマナにちなむ。
浸透圧調製剤・利尿剤であり、弱い腎臓血管拡張剤でもある。
水溶液中ではプロトンを放出する性質を持つため、水溶液は酸性になる。このため、炭酸ナトリウムなど pH 調整剤を併用することが珍しくない。
目次
- 1 用途
- 2 効能・効果
- 3 用法・用量
- 4 脚注
用途
主に頭蓋内圧を減少させたり乏尿性腎不全の患者を治療するのに用いられる。点滴静脈注射で投与され、腎臓でろ過される。高張液として作用し、末端細環へのナトリウムイオンと水分の移動量を増加させることにより尿の生成を促進させる。
堅く密着結合した血管内皮を収縮させて血液脳関門を一時的に開くのにも用いられる。この効果はアルツハイマー型痴呆などの治療において脳に直接薬剤を送り込むために不可欠である。
また、糖尿病を患っている人々のための甘味料としても利用される。負の溶解熱を持つため、キャンディーなどにヒヤリとする爽快感を与えるためにも使われる。20グラム以上の量を摂取すると緩下薬としてはたらくことから、小児用の下剤として販売されることもある。
ヘロイン、メタンフェタミンなどの麻薬の混ぜ物として使われることもある。
心臓ペースメーカーのらせん状の導線など、尖ったものを体内に挿入する際の一時的な被覆材としても用いられる。血液に溶解しやすく静脈を透過するので、目的の位置に達したあと時間がたつと被覆された部分は再び露出する。
重篤なシガテラ中毒の場合に、重傷度軽減と神経学的症状の発現時間短縮を目的に投与されるという報告もあるが、これを支持する論文は他には見あたらない[要出典]。この用途にマンニトールを利用するに当たっては、充分な補水とともに、細心の注意が必要である。これはシガトキシンを原因とするいわゆる「熱帯魚中毒」で、脳卒中に似た症状を示すことがある。
マンニトールは非透過性の分子である。すなわち細胞膜を通り抜けることができない。
有機合成の分野においては、安価かつ各種の変換を行いやすい点を生かし、不斉点を持つ化合物の合成の際に出発原料としてよく用いられる。
効能・効果
術中・術後・外傷後及び薬物中毒時の急性腎不全の予防及び治療する場合
脳圧降下及び脳容積の縮小を必要とする場合
眼内圧降下を必要とする場合[2]
用法・用量
1回体重1kg当たり1.0~3.0gを15~20%高張液として点滴静注する。1日量200gまでとする[2]。
脚注
- ^ 内山充、寺尾允男、早川堯夫ら、2006年3月31日『第十五改正日本薬局方』厚生労働省告示第285号、1055頁目、2010年9月29日取得。
- ^ a b “D-マンニトール注射液”. 2015年8月31日閲覧。
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Japanese Journal
- P2-194 ガベキサートメシル酸塩製剤の安定性に対するD-マンニトール添加の影響(一般演題 ポスター発表,後発医薬品,臨床から学び臨床へと還元する医療薬学)
- 大鳥 徹,兵頭 将宏,杉本 サラ,桜井 美由紀,松野 純生,松山 賢治
- 日本医療薬学会年会講演要旨集 20, 422, 2010-10-25
- NAID 110008109193
- 相澤仁志,松橋浩伸,菊池健次郎
- THE CIRCULATION FRONTIER 9(2), 55-57, 2005-6
- … 著者最終原稿版88歳女.座位保持困難を主訴とした.入院後,右片麻痺と嚥下障害が徐々に出現し,脳MRIで左橋に梗塞巣を認めた.D-マンニトールおよび塩酸オザグレルによる治療を開始したが,麻痺の改善はみられなかった.その後,肺炎を併発したため抗生物質を使用した.入院9日目に著明な下痢が出現し,検査によりMRSA腸炎と診断し,塩酸バンコマイシンの内服を開始した.翌日,著明な発汗と悪寒・戦慄を伴う40?41度の発熱が持 …
- NAID 120002575914
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
アムロジピンOD錠2.5mg「明治」
組成
- アムロジピンOD錠2.5mg「明治」は、1錠中に下記の成分を含有する。
有効成分
- 日局アムロジピンベシル酸塩 3.47mg(アムロジピンとして2.5mg)
添加物
- D-マンニトール、合成ケイ酸アルミニウム、ヒドロキシプロピルスターチ、結晶セルロース、クロスポビドン、ヒドロキシプロピルセルロース、エデト酸ナトリウム水和物、アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)、タウマチン、黄色4号(タートラジン)アルミニウムレーキ、l-メントール、ステアリン酸マグネシウム
禁忌
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人[「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照]
- ジヒドロピリジン系化合物に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- 本剤は効果発現が緩徐であるため、緊急な治療を要する不安定狭心症には効果が期待できない。
・高血圧症
- 通常、成人にはアムロジピンとして2.5〜5mgを1日1回経口投与する。
なお、症状に応じ適宜増減するが、効果不十分な場合には1日1回10mgまで増量することができる。
通常、6歳以上の小児には、アムロジピンとして2.5mgを1日1回経口投与する。
なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
・狭心症
- 通常、成人にはアムロジピンとして5mgを1日1回経口投与する。
なお、症状に応じ適宜増減する。
- 6歳以上の小児への投与に際しては、1日5mgを超えないこと。
- 本剤は口腔内で崩壊するが、口腔粘膜から吸収されることはないため、唾液又は水で飲み込むこと。(「適用上の注意」の項参照)
慎重投与
- 過度に血圧の低い患者[さらに血圧が低下するおそれがある。]
- 肝機能障害のある患者[本剤は主に肝で代謝されるため、肝機能障害患者では、血中濃度半減期の延長及び血中濃度−時間曲線下面積(AUC)が増大することがある。高用量(10mg)において副作用の発現率が高まる可能性があるので、増量時には慎重に投与すること。]
- 高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
- 重篤な腎機能障害のある患者[一般的に腎機能障害のある患者では、降圧に伴い腎機能が低下することがある。]
重大な副作用
(頻度不明)
肝機能障害、黄疸
- AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
血小板減少、白血球減少
- 血小板減少又は白血球減少があらわれることがあるので、検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
房室ブロック
- 房室ブロック(初期症状:徐脈、めまい等)があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
有効成分に関する理化学的知見
性 状
- アムロジピンベシル酸塩は白色〜帯黄白色の結晶性の粉末である。
本品はメタノールに溶けやすく、エタノール(99.5)にやや溶けにくく、水に溶けにくい。
本品のメタノール溶液(1→100)は旋光性を示さない。
一般名
- アムロジピンベシル酸塩 Amlodipine Besilate
化学名
- 3-Ethyl 5-methyl(4RS)-2-[(2-aminoethoxy)methyl]-4-(2-chlorophenyl)-6-methyl-1,4-dihydropyridine-3,5-dicarboxylate monobenzenesulfonate
分子式
分子量
融 点
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- sorbitol
- 同
- グルシトール glucitol、ソルビット sorbit
- 商
- ウロマチック、(D-マンニトール)マンニットール、(5%D-ソルビトール加乳酸リンゲル液)ニソリ
- 関
- D-ソルビトール D-sorbitol
[★]
破傷風抗毒素、ポリエチレングリコール、グリシン、D-マンニトール、塩化ナトリウム、水酸化ナトリウム、塩酸
[★]
D-マンニトール、D-ソルビトール
- 関
- その他の循環器官用薬
[★]
D-マンニトール、D-ソルビトール
[★]
D-マンニトール、マンニトール
[★]
- 英
- mannitol
- ラ
- D-mannitolum
- 商
- マンニゲン、マンニットT、マンニットール、(果糖合剤)フルクトマニト、(ソルビトール合剤)マンニットールS
- 関
- D-マンニトール D-mannitol、D-マンニット D-mannit
- その他の循環器官用薬
概念
- 自然界にはD-マンニトールが多く存在しており、治療薬でもD-マンニトールが用いられる。
- 参考1より引用
- マンニトール (mannitol) は糖アルコールの一種である。 ヘキシトールに分類され、マンノースの還元体に相当する。マンニット (mannite) とも呼ばれる。光学活性物質であり、天然に多く存在するエナンチオマーは D-マンニトールである。ソルビトールの異性体である。
- 浸透圧調製剤・利尿剤であり、弱い腎臓血管拡張剤でもある。
- 水溶液中ではプロトンを放出する性質を持つため、水溶液は酸性になる。このため、炭酸ナトリウムなど pH 調整剤を併用することが珍しくない。
適応
- 1. 術中・術後・外傷後及び薬物中毒時の急性腎不全の予防及び治療 ← 通常の利尿薬はhypovolemia+乏尿では良い適応ではないらしい。そのような場合にマンニトールが良い適応となる、らしい。
- 2. 脳圧降下および脳容積の縮小を必要とする場合
- 3. 眼内圧降下を必要とする場合
参考
- http://wpedia.goo.ne.jp/wiki/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB
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