D-マンニトール、D-ソルビトール
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- the 19th letter of the Roman alphabet (同)s
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- sulfurの化学記号 / {略}South[ern]
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- マンニットールS注射液,D-ソルビトール・D-マンニトール注射液.
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
マンニットールS注射液(300mL)
組成
成分・含量
禁忌
- 遺伝性果糖不耐症の患者〔D-ソルビトールが果糖に変換される。〕
- 低張性脱水症の患者〔過剰水分が細胞外液に入り込み低ナトリウム血症になりやすい。〕
- 急性頭蓋内血腫のある患者〔急性頭蓋内血腫を疑われる患者に、頭蓋内血腫の存在を確認することなく本剤を投与した場合、脳圧により一時止血していたものが、頭蓋内圧の減少とともに再び出血し始めることもあるので、出血源を処理し、再出血のおそれのないことを確認しない限り、本剤を投与しないこと。〕
効能または効果
- 脳圧降下及び脳容積の縮小を必要とする場合。
眼内圧降下を必要とする場合。
術中・術後・外傷後及び薬物中毒時の急性腎不全を浸透圧利尿により予防及び治療する場合。
- 通常、体重1kgあたり7?20mLを点滴静注する。投与速度は、3?10分間に100mLとする。なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、1日量は、D-マンニトールとして200gまでとする。
慎重投与
- 尿崩症の患者〔本剤の利尿作用により症状が悪化することがある。〕
- 脱水状態の患者〔本剤の利尿作用により症状が悪化することがある。〕
- 尿閉又は糖尿病性腎症等の腎機能障害のある患者〔腎からの排泄が減少していると、血漿浸透圧が上昇し、循環血液量が増加することにより、急性腎不全があらわれることがある。〕
- 全身性疾患(心疾患、肝疾患など)により腎機能が低下している患者〔腎からの排泄が減少していると、血漿浸透圧が上昇し、循環血液量が増加することにより、急性腎不全があらわれることがある。〕
- 高齢者〔「高齢者への投与」の項参照〕
重大な副作用
- 大量投与により急性腎不全があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- マンニトールの薬理作用は浸透圧利尿作用である。静注されたマンニトールは、ほとんど代謝を受けずに腎糸球体からろ過され、尿細管からほとんど再吸収されず尿中に排泄される。
脳圧降下作用
- 家兎に本剤を投与した結果、脳圧は5分後に下降を始め、下降率、下降継続時間は20%マンニトール群と差は認められなかった12)。
眼圧降下作用
- 家兎に本剤を投与した結果、顕著な眼圧降下を示し、投与後15?30分で眼圧降下は最大となり、約60?90分間効果が持続した13)。
利尿作用
- 健常ラットに本剤及び20%マンニトール(対照群)を尾静脈より投与した結果、尿量の増加は対照群との間に差はみられず、血清電解質の経時的変動は少なく、電解質の尿中排泄は対照群との間に著明な差は認められなかった。血漿浸透圧は極くわずかな上昇を示した14)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- D-マンニトール(D-Mannitol)
D-ソルビトール(D-Sorbitol)
化学名
分子式
分子量
性状
- D-マンニトールは白色の結晶又は粉末で、においはなく、味は甘く、冷感がある。水に溶けやすく、エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。水酸化ナトリウム試液に溶ける。
D-ソルビトールは白色の粒、粉末又は結晶性の塊で、においはなく、味は甘く、冷感がある。水に極めて溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。吸湿性である。
★リンクテーブル★
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- 英
- mannitol
- ラ
- D-mannitolum
- 商
- マンニゲン、マンニットT、マンニットール、(果糖合剤)フルクトマニト、(ソルビトール合剤)マンニットールS
- 関
- D-マンニトール D-mannitol、D-マンニット D-mannit
- その他の循環器官用薬
概念
- 自然界にはD-マンニトールが多く存在しており、治療薬でもD-マンニトールが用いられる。
- 参考1より引用
- マンニトール (mannitol) は糖アルコールの一種である。 ヘキシトールに分類され、マンノースの還元体に相当する。マンニット (mannite) とも呼ばれる。光学活性物質であり、天然に多く存在するエナンチオマーは D-マンニトールである。ソルビトールの異性体である。
- 浸透圧調製剤・利尿剤であり、弱い腎臓血管拡張剤でもある。
- 水溶液中ではプロトンを放出する性質を持つため、水溶液は酸性になる。このため、炭酸ナトリウムなど pH 調整剤を併用することが珍しくない。
適応
- 1. 術中・術後・外傷後及び薬物中毒時の急性腎不全の予防及び治療 ← 通常の利尿薬はhypovolemia+乏尿では良い適応ではないらしい。そのような場合にマンニトールが良い適応となる、らしい。
- 2. 脳圧降下および脳容積の縮小を必要とする場合
- 3. 眼内圧降下を必要とする場合
参考
- http://wpedia.goo.ne.jp/wiki/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB
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商品
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D-マンニトール、D-ソルビトール
- 関
- その他の循環器官用薬
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