- 英
- dental pulp (Z)
- ラ
- pulpa dentis
WordNet
- remove the pulp from, as from a fruit
- a soft moist part of a fruit (同)flesh
- a mixture of cellulose fibers
- reduce to pulp; "pulp fruit"; "pulp wood"
- any soft or soggy mass; "he pounded it to a pulp" (同)mush
- an inexpensive magazine printed on poor quality paper (同)pulp magazine
- the soft inner part of a tooth
PrepTutorEJDIC
- 〈U〉(果実・野菜などの)果肉 / 〈U〉髄質(骨髄・歯髄など) / 〈U〉(製紙原料の)パルプ / 〈U〉《時にa~》どろどろしたもの / 《しばしば複数形で》(粗末な紙にきわもの記事を印刷した)低俗雑誌 / …‘を'パルプにする;…‘を'どろどろにする
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/10/11 20:39:33」(JST)
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歯 |
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A-歯冠 |
1-エナメル質 2-象牙質 3-歯髄 4-歯肉 |
B-歯根 |
5-セメント質 6-骨 7-血管 8-神経 |
歯髄(しずい)は、歯の内部(歯髄腔)において存在する疎線維性結合組織のことである。俗に言う「歯の神経」。
目次
- 1 構造
- 2 機能
- 3 歯髄バンク
- 4 参考文献
- 5 関連項目
構造
歯髄の外形は象牙質の外形にほぼ一致しており、髄質の部分を冠部歯髄、根管部分を根部歯髄と呼ぶ。特に、髄室角を満たす歯髄を髄角と呼称する。 歯髄は象牙質直下の冠部歯髄を表層から象牙芽細胞層(odontoblastic zone)、細胞希薄層(cell-free zone)、細胞稠密層(cell-rich zone)、歯髄の中心部(pulp core)と4層に区分することができる。ただし根部歯髄では細胞希薄層が不明瞭となる。象牙芽細胞層から細胞希薄層にかけては血管が豊富で、細胞希薄層から細胞稠密層にかけてはRaschkow神経叢が発達している。このRaschkow神経叢から枝分かれしたものの一部が象牙細管内に侵入し、象牙芽細胞の突起に結合している。髄角は歯髄のなかでも血管と神経の両方がよく発達している。 歯髄は多種多様な細胞成分を含んでおり、象牙質を髄側から形成する象牙芽細胞、コラーゲン線維の形成と分解を行う線維芽細胞(歯髄細胞)、血管の周りに存在し象牙芽細胞や線維芽細胞へと分化する未分化間葉細胞(歯髄幹細胞)が存在する。また免疫細胞としてマクロファージやリンパ球、樹状細胞が存在しており、化膿性歯髄炎の際は好中球などもみられる。
機能
- 歯髄原基の時期には口腔上皮を分化させ、歯堤およびエナメル器形成を誘導する。
- 象牙質を産生する。
- 象牙芽細胞とその突起とを通じて、また血管によって象牙質を養う。
- 歯牙の感覚を司る(象牙細管を通じて象牙質の知覚を司る)。この場合、刺激に対する反応は疼痛となって現れる。
- 機械的、温熱的、化学的、細菌などの刺激に対して修復象牙質を産生する。また細菌感染などによる炎症に対して免疫反応を働かせる。
歯髄バンク
歯髄は、骨髄よりも幹細胞がとり易く、さらに歯で守られていることから紫外線などによる遺伝子の損傷も少ない。 そのことから、将来の再生医療に向けて歯髄を保存する歯髄細胞バンクが民間企業により設立されている。[1]
参考文献
- 磯川桂太郎、川崎堅三、柳澤考彰 編 「第6章 歯髄の発生と微細構造」『カラーアトラス口腔組織発生学第3版』 わかば出版、2009年、49-50頁。ISBN 978-4-89824-046-5。
関連項目
- 歯/セメント質/象牙質/エナメル質/歯肉/歯肉溝/歯槽骨/歯根/歯根膜/骨
- う蝕/歯周病/口腔細菌学
- 義歯/総義歯/部分床義歯
- 歯科/小児歯科/口腔外科/矯正歯科/審美歯科/補綴科/ブリッジ (歯科)/クラウン (歯科)
- 歯学/医学/法歯科学/解剖学/骨学/歯学部
- 歯科医師/歯科衛生士/歯科技工士/専門医/日本歯科医師会
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- ^ 歯髄細胞バンクについて
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Japanese Journal
- ダイヤモンドチップを用いた超音波によるう蝕除去方法の評価とDIAGNOdentとVistacam Pによる2つの蛍光う蝕診断の評価
- 及川 美早,伊藤 和雄,楠 みづほ,北原 信也,長谷川 篤司
- 日本歯科保存学雑誌 56(1), 78-84, 2013-02-28
- … Pの2種類の蛍光う蝕診断法を用いて,う蝕象牙質除去後の象牙質窩壁からの蛍光を計測することによって評価した.方法:象牙質う蝕のあるヒト抜去歯20本をう蝕の中心を通る歯の長軸方向に切断し,この断面上で歯髄腔からう蝕部に向かって200μmごとに象牙質のマイクロビッカース硬さ(MVH)を測定した.1つのグループでは,超音波装置を使用してう蝕象牙質を経験的な手指感覚によって削除し,他方では,Caries Checkを併用し,歯科 …
- NAID 110009596785
- ヒト歯髄由来線維芽細胞におけるIL-1β刺激によるMMP-3産生に及ぼすJNKの影響
- 加藤 侑,合田 征司,池尾 隆,林 宏行
- 日本歯科保存学雑誌 56(1), 48-54, 2013-02-28
- … 目的:う蝕の進行に伴い,う蝕病原性細菌により歯髄組織に炎症が惹起される.炎症時の歯髄組織では炎症性サイトカインであるIL-1βが産生され,炎症の進行に伴いマトリックスメタロプロテアーゼ(MMPs)などのタンパク質分解酵素が産生される.特にMMP-3は,細胞外マトリックス分解能だけでなく,ほかのMMP-1, MMP-7, MMP-9を活性化し,歯髄組織を破壊進行し,炎症を進展することが知られている …
- NAID 110009596781
- う蝕象牙質除去後の残存細菌にEr:YAGレーザーが与える影響
- 高橋 雄介,吉岡 靖介,朝日 陽子,永山 智崇,野杁 由一郎,林 美加子
- 日本歯科保存学雑誌 56(1), 1-8, 2013-02-28
- … 目的:Minimal Interventionの概念が普及して,歯髄保存の重要性がより注目される一方で,う蝕象牙質の除去範囲についてはいまだに明確な基準が存在しない.本研究では,う蝕除去後の残存象牙質に対するEr:YAGレーザーの照射が,残存細菌に与える影響について多面的評価を行った.材料と方法:う蝕治療が必要な患歯57歯を対象とした.う蝕検知液にて象牙質が淡いピンク色に染色されるまでう蝕象牙質を除去した後,レーザー照射群( …
- NAID 110009596775
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