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Japanese Journal
- 長沢 俊彦
- 日本内科学会雑誌 79(2), 205-209, 1990
- ループス腎炎を臨床的な立場から, 1.わが国における疫学調査成績, 2.腎生検組織所見の臨床へのfeed back, 3.免疫複合体病としてのループス腎炎の発生病理, 4.管理・治療に必要なルーチンの臨床免疫学的検査, 5.末期腎不全への進行型式,悪性ループス腎炎とburn out SLE. 6.治療,とくに免疫抑制療法と末期腎不全対策,の6項目に分けて考察した.
- NAID 130000900660
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- 膠原病・血管炎による腎障害(ループス腎炎、シェーグレン症候群、ANCA関連腎炎、多発性動脈炎、紫斑病性腎炎、ウェーゲナー肉芽腫症など) 代謝疾患による腎障害(糖尿病性腎症、アミロイドーシス、通風腎) 高血圧の腎障害 ...
- 3年前、SLEのループス腸炎とループス腎炎になり緊急入院。それも危ない状態だったのですが、それに加えて肺にカビが生えて低酸素症になりました。 4ヶ月入院しましたが、元気になりました。そして今、ループス腸炎の再燃で入院 ...
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★リンクテーブル★
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- 英
- rapidly progressive lupus nephritis RPLN
- 同
- 悪性ループス腎炎 malignant lupus nephritis
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- 英
- lupus nephritis LN
- 同
- ループス糸球体腎炎 lupus glomerulonephritis, LGN
- 関
- 全身性エリテマトーデス
概念
- 全身性工リテマトーデスは、自己免疫反応の結果生じる免疫復合体が全身の血管に沈着して種々の病像を呈する疾患
- この免疫複合体が腎臓に沈着、あるいは局所で産生されることにより惹起される腎炎。免疫複合体型腎炎
疫学
- SLEの60-80%にループス腎炎が合併し、その約半数がネフローゼ症候群に移行する。
- SLE全体の予後を決定するのは、中枢神経系の病変、肺病変(肺出血など)、重症の溶血貧血/血小板減少症、全身性血管炎、ないしループス腎炎。
病理
- 糸球体:免疫グロブリン(IgA,IgM,IgG)とC1qを含む補体系成分の沈着をみとめる。
- 尿細管基底膜、小動脈や毛細血管壁内にも免疫複合体を認めることがある。
組織分類
I型 :正常糸球体 normal
II型 :メサンギウム増殖性糸球体腎炎 mesangial alterations
III型:巣状分節状糸球体腎炎 focal GN
IV型 :びまん性増殖性糸球体腎炎 diffuse proliferative GN
V型 :びまん性膜性糸球体腎炎 diffuse membranous GN
VI型 :硬化性糸球体腎炎 advanced sclerosing GN
治療
- 1. 副腎皮質ステロイド(特にパルス療法)
- 2. 副腎皮質ステロイドと免疫抑制薬の併用療法
- 3. 血漿交換療法
- 4. 抗凝固療法、血液透析
国試
[★]
- 関
- 炎光、炎症
[★]
- 英
- nephritis
- 同
- 糸球体腎炎 glomerulonephritis GN
[★]
- 英
- malignant、pernicious、malignantly