- 英
 
- intestinal inflammation
 
- 関
 
- 小腸炎
 
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 平田 一郎
 
- 日本消化器内視鏡学会雑誌 = Gastroenterological endoscopy 53(11), 3494-3509, 2011-11-20
 
- … 近年,カプセル内視鏡(CE),バルーン内視鏡(BE),CT-enterography,MRIなど診断機器の進歩により,小腸炎症性疾患の診断と治療も今までにない前進が見られるようになった.<BR>CEは,小腸炎症性疾患の重症度(ルイス・スコアなど),治療への反応性や治療の妥当性などを評価することによりその治療方針の決定に有用である.CEはNSAID起因性小腸粘膜傷害の評価のみならず,欧米では小腸クロ …
 
- NAID 10030292720
 
- 小腸炎症性腸疾患診断におけるカプセル内視鏡とバルーン内視鏡の有用性 (特集 小腸炎症疾患の診断と治療)
 
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- 腸の病気というと大腸がんやポリープをまず思い浮かべますが、小腸や大腸はリンパ  組織が発達しており、炎症の多い臓器です。代表は食中毒や感染で起こる細菌性・  ウイルス性腸炎で、下痢・嘔吐・腹痛という症状は激烈ですが、普通は1週間ほどで完治  します ...
 
- 2009年2月1日 ... 広い意味での炎症性腸疾患とは、細菌、寄生虫、ウイルス感染症など原因のはっきり  したものも含めて、腸に炎症を起こすすべての病気を含んだものです。しかし通常、炎症  性腸疾患(inflammatory bowel disease, IBDと略されます)という ...
 
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  [★]
- 関
 
- enteritis
 
  [★]
- 英
 
- small intestine (Z)
 
- ラ
 
- intestinum tenue
 
- 関
 
- 管腔内消化
 
- 小腸は3大栄養素の消化、吸収を行う重要な部位である
 
- 腸液を分泌する
 
解剖学
定義
組織学
- →腸腺
 
生理学
運動の型
- a.分節運動 segmentation
 
- b.蠕動運動 peristalsis
 
- 蠕動ラッシュperistalic rush:急速移動。感染性下痢など腸粘膜の異常刺激による。
 
- 消化間欠期伝播性収縮
 
運動の発生機構
- 腸平滑筋固有リズムによる。ペースメーカーとなる細胞により発生する。
 
- 徐波 slow wave、基本的電気リズム basic electric thythm (BER)
 
- 外来神経系
- 副交感性:促進
 
- 交感性 :抑制
 
 
- 内在神経系
- 胃小腸反射により食後期運動誘発
 
- なお、IMCの調節には外来、内在神経系のいずれも関係する
 
 
- ガストリン、コレシストキニン、インスリン
- 食後期運動増大
 
 
- ガストリン
- IMC抑制
 
 
- モチリン
- IMC誘発
 
 
- セクレチン、グルカゴン
- 運動抑制
 
 
 
炭水化物の吸収
- 食物中の3大炭水化物.
 
- 1. 二糖類disaccharides
 
- スクロース(グルコース+フルクトース)
 
- マルトース(グルコース+グルコース)
 
- ラクトース(グルコース+ガラクトース)
 
- 植物性でん粉
- アミロース  :グルコースが直鎖状に重合
 
- アミロペクチン:グルコースが樹枝状に重合
- 直鎖部はα1,4結合
 
- 分枝部はα1,6結合
 
 
 
- 動物性でん粉
- グリコーーゲン
 
 
- グルコースのβ1,4結合(消化不可)
 
炭水化物の消化
- 管内消化は、主に口腔、十二指腸で起こる
 
- 唾液αアミラーゼと膵αアミラーゼにより、直鎖状に2~9分子重合したグルコースまで分解される
 
- αアミラーゼは直鎖部分(α1,4結合)を加水分解する
 
- 唾液αアミラーゼは作用が弱く、また胃で失活する
- マルトース(グルコース2分子)
 
- マルトリオース(グルコース3分子)
 
- α1,4結合マルトオリゴ糖(グルコース4-9分子)
 
- α限界デキストリン(グルコース5-9分子、分岐したオリゴ糖)
 
 
- 2. 膜消化 membrane digestion (終末消化terminal digestion)
 
- 膜消化は小腸の刷子縁で起こる。
 
- 刷子縁にはオリゴ糖消化酵素が存在する。
- ラクターゼ:ラクトース→グルコース+ガラクトース
 
- スクラーゼ:スクロース→グルコース+フルクトース
 
- マルターゼ:マルトース→グルコース+グルコース
 
- トレハラーゼ:トレハロース→グルコース+グルコース
 
- αデキストリナーゼ:α1,4結合,α1,6結合の分解(=isomaltase)
 
- グルコアミラーゼ:マルトオリゴ糖(α1,4結合)→グルコース
 
 
- 3. 吸収(炭水化物の90-95%が小腸で吸収される。)
 
- 
- 刷子縁膜
- Na依存性能動輸送を介して細胞内に取り込まれる。Na+とグルコース(ガラクトース)の共輸送体であるSGLT1が、Na+の濃度勾配を利用して細胞内に取り込む(2次的能動輸送)
 
 
- 外側基底膜
- GLUT2による促進拡散により細胞外に拡散する
 
 
- 刷子縁膜
- GLUT5によるNa非依存的促進拡散により細胞内に取り込まれる。
 
 
- 細胞内
- フルクトース+Pi→グルコース+乳酸
 
 
- 外側基底膜
- GLUT2による促進拡散により細胞外に拡散する
 
 
 
炭水化物の吸収傷害
- 腸内炭水化物濃度↑→腸内浸透圧↑     →下痢
 
-          →腸内フローラ(細菌叢) →腸内ガス発生
 
- 乳糖不耐症
- 小腸上皮細胞刷子縁におけるラクターゼ産生不能
 
 
タンパク質の吸収
- 胃や膵臓でタンパク質を分解してオリゴペプチド(アミノ酸4個以上)を生成
 
- 1-1. 消化酵素の活性化
- ペプシン
- 胃液ペプシノーゲン → (H+が触媒:::) → ペプシン
 
- 胃液ペプシノーゲン → (ペプシンが触媒) → ペプシン
 
 
- トリプシン
- 膵液トリプシノーゲン → (エンテロペプチダーゼ) → トリプシン
 
- 膵液トリプシノーゲン → (トリプシンが触媒::) → トリプシン
 
 
- その他のタンパク質分解酵素(カルボキシペプチダーゼA,B)
- トリプシンが活性化
 
 
 
- 刷子縁でオリゴペプチドの分解がおき、そのための酵素ペプチド分解酵素が存在する。
 
- アミノペプチダーゼ
- N末から加水分解してアミノ酸を遊離
 
 
- ジペプチダーゼ
- ジペプチドを2個のアミノ酸に分解
 
 
- ジペプチジルアミノペプチダーゼ
- N末よりジペプチドを遊離する
 
 
- 刷子縁膜
- Na+依存性能動的輸送
- 中性アミノ酸、イミノ酸(プロリン、水酸化プロリン)、酸性アミノ酸:::::::::::Na+非依存性促進拡散
 
- 塩基性アミノ酸、中性アミノ酸(疎水基を有するもの)
 
 
 
- 外側基底膜
- Na+依存性能動的輸送、Na+非依存性促進拡散、単純拡散(外側基底膜はアミノ酸透過性高い)
 
 
- 刷子縁膜
- Na+/H+ antiporter
 
- 2H+/ペプチド synporter
 
 
- 細胞内
- プロリダーゼ、ジペプチダーゼ、トリペプチダーゼによる分解
 
 
- 外側基底膜
- Na+-K+-ATPase
 
 
脂質の吸収
- トリグリセリド(中性脂肪):C14~C18
 
- コレステロール
 
- コレステロールエステル
 
- リン脂質:::::::::主にレシチン
 
- 
- 乳化は脂肪水解を速める
 
- 胆汁酸、レシチンなどにより1μm以下の脂肪滴形成
 
- 膵リパーゼ
- トリグリセリド → 2分子の遊離脂肪酸(FFA) + 2-モノグリセリド
 
 
- コレステロールエステラーゼ
- コレステロールエステル → FFA + コレステロール
 
 
- ホスホリパーゼA2
- レシチン → FFA + リゾレシチン
 
 
- 脂肪分解産物(モノグリセリド,リゾレシチン,FFA,コレステロール,脂溶性ビタミン)
 
- 胆汁酸、レシチンとミセル形成
 
 
- ミセルが微絨毛周囲の非撹拝層に侵入→単純拡散により吸収(脂肪の消化・吸収過程の律速過程)
 
- ミセルにより細胞内に脂肪分解産物が運ばれ、滑面小胞体内で脂肪分解産物から脂質が再合成される。その後、リポ蛋白にと結合してカイロミクロンとなり、ゴルジ装置に入りエキソサイトーシスにより絨毛リンパ管に入る。
 
栄養の吸収部位
  [★]
- 英
 
- inflammation
 
- 同
 
- 炎症反応 inflammatory reaction
 
- 関
 
- 急性炎症による有害な刺激物が除去され組織が修復されるが、障害が続けば慢性炎症となる。
 
主徴 (BPT.32)
原因
- ウイルス、リケッチア、細菌、真菌、原虫、寄生虫
 
- 日光、放射線物質、電気的刺激、摩擦
 
- 酸・アルカリ
 
- 壊死物
 
- 異物
 
- 免疫学的な刺激(アレルギー、自己免疫疾患)
 
分類
- 比較的短期間で終了し滲出と好中球浸潤が主体
 
- 長時間持続し、組織増殖とリンパ球・組織球浸潤が主体
 
|  
 | 
急性炎症
 | 
慢性炎症
 | 
| 概要
 | 
滲出性病変が主体
 | 
増殖性変化が主体
 | 
| 経過
 | 
急性・一過性
 | 
遷延性・潜行性
 | 
| 血管
 | 
血管透過性亢進
 | 
血管新生
 | 
| 間質組織
 | 
充血・浮腫
 | 
線維芽細胞・血管・間質結合組織の増生
 | 
| 浸潤細胞
 | 
好中球→マクロファージ→リンパ球
 | 
急性炎症 (BPT.33)
- vasolilation
 
- increased vascular permeability
 
- cellular recruitment and activation
 
慢性炎症
  [★]
- 英
 
- enteritis
 
- 同
 
- 小腸結腸炎 enterocolitis、腸カタル intestinal catarrh
 
- 関
 
- gastroenteritis
 
  [★]
- 英
 
- sis, pathy
 
  [★]
- 英
 
- enteritis、intestinal inflammation
 
- 関
 
- 腸炎、小腸炎症