唾液腺シンチグラフィ
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Japanese Journal
- 石田 芳也,浅野目 充,原渕 保明
- 耳鼻咽喉科臨床 99(7), 573-579, 2006-07-01
- … 灰化を伴い,周囲との境界明瞭な30mm×26mmの筋肉と等吸収である腫瘍を認めた.頸部MRIでは右顎下腺外側に境界明瞭,顎下腺に比べT1強調像で低信号,T2強調像で高信号の腫瘤を認めた.カリウムシンチグラム,唾液腺シンチグラムでは異常集積を認めなかった.以上の所見より顎下部腫瘍と考え,全身麻酔下に外切開法で右顎下部腫瘍摘出術を施行した.病理組織検査では静脈主体の脈管増生を認め,細胞異型はなく,海綿状血管腫と …
- NAID 10017607379
- 慢性顎下腺炎における唾液腺シンチグラムと唾液腺造影像の対比
- 佐藤 泰則,埜口 五十雄,安藤 俊史,黒川 英人,高橋 雅幸,日向 治正,柴田 俊一
- 日本口腔診断学会雑誌 = Japanese journal of oral diagnosis/oral medicine 8(2), 505-510, 1995-10-20
- NAID 10018953388
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- 唾液腺シンチグラフィー(99mTcO4- 過テクネチウム酸ナトリウム). 唾液腺とは、唾液を 分泌する器官です。唾液は、口腔内を湿潤化した状態に保ち、口腔の清浄作用、消化 作用、抗菌作用などといった働きを持ちます。唾液がなくなると、嚥下(食べ物の ...
- 概要. 唾液腺シンチグラフィーとは唾液腺(耳下腺、顎下線)の機能を画像によって診断 する検査です。テクネシウム(99mTc)というラジオアイソトープ(RI:放射性同位元素)を 静脈注射します。RIとは同位元素のうち放射線を出すもののことで、放射性医薬品とも ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- salivary gland scintigraphy, radionuclide sialography
- 同
- RI唾液腺撮影
- 関
- 唾液腺シンチグラム
[★]
- 関
- シンチグラフィー、シンチグラム
脳血流シンチグラム
脳槽シンチグラム
心筋シンチグラム
心筋壊死シンチグラム
心筋脂肪酸代謝シンチグラム
心筋交感神経シンチグラム
骨血流シンチグラム
肺換気シンチグラム
骨シンチグラム
骨髄シンチグラム
甲状腺シンチグラム
- 123I :(甲状腺摂取率)3時間値5-20%、24時間値15-35%
- 99mTcO4-:(甲状腺摂取率)30分値0.4-3.0%。唾液腺、唾液への生理的な取り込みが多いためバックグラウンドが高い。
- 131I :全身シンチグラムに使用。甲状腺全摘出後に行う。
- 123I-MIBG:甲状腺髄様癌
- 210Tl:分化型甲状腺癌
- 67Ga:甲状腺未分化癌、甲状腺悪性リンパ腫
副甲状腺シンチグラム
- 99mTc-MIBI:ヘキサキス(2-メトキシイソブチルイソニトリル)テクネチウム(99mTc):副甲状腺腫に集積
副腎髄質シンチグラム
副腎皮質シンチグラム
- 131I-アドステロール:クッシング症候群や原発性アルドステロンの確定診断に有用。たぶんステロール環をもっており副腎皮質に取り込まれる
腎シンチグラム
肝受容体シンチグラム
肝胆道シンチグラム
唾液腺シンチグラム
全身検索
ガリウムシンチグラム
タリウムシンチグラム
MIBGシンチグラム
FDGシンチグラム
[★]
- 英
- saliva
- 関
- 消化液
- 唾液の99.5%は水であり、残りの0.5%には重要な役割がある
組成
1. 水分:99%-99.5%
2. 電解質(Na+,K+,Cl-,HCO3-,etc)、分泌速度により濃度が異なる
[K+],[HCO3-] : 唾液 > 血漿
[Na+],[Cl-] : 血漿 < 血漿
早い分泌の時、唾液中の[HCO3-]↑、[Na+]↑、[Cl-]↑。よりアルカリ性となる
3. 有機物
ムチン:=ムコタンパク、潤滑作用
リゾチーム:溶菌作用
αアミラーゼ:プチアリン
血液型物質:糖タンパクの一種
舌リパーゼ:舌唾液腺より少量
免疫グロブリン:IgA
尿素
カリクレイ:血管拡張作用
機能
1. 消化作用
αアミラーゼにより、デンプンをマルトースに分解する
舌リパーゼにより脂肪を加水分解する
2. 保護作用
逆流した遺産、胆汁を薄める
口腔内洗浄作用(虫歯予防、口臭予防)
厚い食物を冷却する
3. 潤滑作用
4. リゾチーム, IgAによる生体防御作用
生成機構
1. 腺房細胞
一次唾液の分泌
2. 導管系(介在部、線条部)
Na+,Cl-の吸収
HCO3-,K+の分泌
分泌調整機構
- 有機物多、粘度高の唾液を少量分泌 ← 緊張すると口腔内が粘稠に感じられる
1.脳相(条件反射)
食物の視覚、嗅覚、聴覚による刺激
2.口腔相(=味覚相)(無条件反射)
食物による口腔や舌の刺激
3.胃腸相(無条件反射)
食物による胃の刺激
臨床関連
[★]
- 英
- salivary gland (PT), salivary glands
- ラ
- glandulae salivariae
- 関
- 口蓋腺。唾液
- 唾液を分泌する腺 (KL.595)
- 分泌量は 800-1000 ml/day (KL.595)
- 1. 小唾液腺 (KL.595)~
- 口腔粘膜下にある米粒ないし小豆大の小腺
- 口唇腺、頬腺、口蓋腺、舌腺
- 口腔粘膜から離れており、分泌物は太い導管によって口腔に送られる~
- 耳下腺、顎下腺、舌下腺
神経支配
分泌される唾液
分泌速度
- low flow rate:低張
- high flow rate:等張
支配神経
- 交感神経 :高粘稠、蛋白質に富む
- 副交感神経:低粘稠、蛋白質に乏しい
臨床
唾液腺の腫脹
-
[★]
- 英
- rhm
- 同
- 照射線量率定数 exposure rate constant
[★]
- 英
- gland
- ラ
- glandula
- 関
- 腺細胞、分泌