ヒドロタルサイト
Japanese Journal
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
※※サモール散98%
組成
成分・含量
添加物
禁忌
透析療法を受けている患者
- 〔長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症があらわれることがある1),2)。〕
効能または効果
- 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃酸過多、急性胃炎、慢性胃炎における制酸
- 通常成人1回0.51〜1.02g(合成ヒドロタルサイトとして0.5〜1g)、3〜4回症状が起こりやすい時間にあわせて、食後又は食間に(必要ならさらに就寝前にも)経口投与する。
慎重投与
腎障害のある患者
- 〔長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症があらわれるおそれがあるので、定期的に血中アルミニウム、リン、カルシウム、アルカリフォスファターゼ等の測定を行うこと。〕
心機能障害のある患者
下痢のある患者
高マグネシウム血症の患者
- 〔マグネシウムは高マグネシウム血症を悪化させるおそれがある。〕
リン酸塩の欠乏している患者
- 〔アルミニウムはリン酸塩の吸収を阻害するおそれがある。〕
重大な副作用
アルミニウム脳症、アルミニウム骨症
(頻度不明)
- 長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症があらわれるおそれがあるので、慎重に投与すること。
薬効薬理
- 本剤は速効性、持続性のある制酸作用並びに抗ペプシン作用を有する。
制酸作用
- 本剤1gは0.1N塩酸約270mLを中和する制酸力を有する。
本剤はペプシン添加人工胃液を用いたFuchs変法(胃模型)試験において、速効性でかつ持続性の塩酸中和反応を示す。
抗ペプシン作用
- 本剤はK. Schaubの制酸剤のin vitroの評価法による実験で、ペプシン作用域のpH4前後でも抗ペプシン作用をあらわすことが認められている。
抗潰瘍作用
- 合成ヒドロタルサイトはShay潰瘍(ラット)で制酸作用並びに潰瘍抑制作用をあらわすことが報告されている。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- 合成ヒドロタルサイト(Synthetic Hydrotalcite)
性状
- 本品は白色の粉末又は粒で、におい及び味はない。
本品は水又はエタノールにほとんど溶けない。
本品は希塩酸又は希硝酸に溶け、水酸化ナトリウム試液に溶けない。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- antacid
- 関
- 制酸薬
商品
[★]
- 英
- hydrotalcite
- 商
- サモール、ナシッド