酸化マグネシウム
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
マグラックス錠200mg
組成
- 有効成分(1錠中):日本薬局方酸化マグネシウム200mg
添加物:カルメロースカルシウム、クロスポビドン、ステアリン酸カルシウム、軽質無水ケイ酸、結晶セルロース
効能または効果
下記疾患における制酸作用と症状の改善
- 胃・十二指腸潰瘍、胃炎(急・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)、上部消化管機能異常(神経性食思不振、いわゆる胃下垂症、胃酸過多症を含む)
便秘症
尿路蓚酸カルシウム結石の発生予防
制酸剤として使用する場合
- 酸化マグネシウムとして、通常成人1日0.5〜1.0gを数回に分割経口投与する。
緩下剤として使用する場合
- 酸化マグネシウムとして、通常成人1日2gを食前又は食後の3回に分割経口投与するか、又は就寝前に1回投与する。
尿路蓚酸カルシウム結石の発生予防に使用する場合
- 酸化マグネシウムとして、通常成人1日0.2〜0.6gを多量の水とともに経口投与する。
なお、いずれの場合も年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
腎障害のある患者
- 〔高マグネシウム血症を起こすおそれがある。〕(「4. 副作用(1)重大な副作用」の項参照)
心機能障害のある患者
下痢のある患者
高マグネシウム血症の患者
- 〔高マグネシウム血症の症状を増悪させるおそれがある。〕
重大な副作用
高マグネシウム血症
(頻度不明)
- 本剤の投与により、高マグネシウム血症があらわれ、呼吸抑制、意識障害、不整脈、心停止に至ることがある。悪心・嘔吐、口渇、血圧低下、徐脈、皮膚潮紅、筋力低下、傾眠等の症状の発現に注意するとともに、血清マグネシウムの濃度の測定を行うなど十分な観察を行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。(処置法は「6. 過量投与」の項参照)
薬効薬理
- 本剤は胃内における制酸作用と腸内における緩下作用を持つ。制酸作用の発現に際して、二酸化炭素を発生しないため刺激のない制酸剤として奨用される。酸化マグネシウム1gは0.1mol/L塩酸約500mLを中和でき、水に不溶性なので、炭酸水素ナトリウムに比較すると制酸性は遅効性で、作用時間も長い。また、腸内では難吸収性の重炭酸塩又は炭酸塩となり、浸透圧維持のため腸壁から水分を奪い腸管内容物を軟化することにより緩下作用を現す。本剤は非吸収性であり、アルカローシスを生じない。
生物学的同等性
- マグラックス錠200mg及びマグラックス錠500mgと標準製剤マグラックス錠250mgの制酸作用について、日局の制酸力試験並びにFuchsの方法により比較した結果、両剤の生物学的同等性が確認された。
また、マグラックス錠200mg及びマグラックス錠500mgは「含量が異なる経口固形製剤の生物学的同等性試験ガイドライン」に基づき、マグラックス錠250mgを標準製剤としたとき、溶出挙動が等しく、生物学的に同等とみなされた4)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
化学名:
分子式:
分子量:
性 状:
- 酸化マグネシウムは白色の粉末又は粒で、においはない。水、エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。希塩酸に溶ける。空気中で湿気及び二酸化炭素を吸収する。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- magnesium oxide
- ラ
- magnesii oxydum
- 商
- アイスフラット、アクアスチン配合、アシドレス配合、イリコロンM配合、ウィットコップ、エクセラーゼ配合、カイマックス、カマグG、コランチル配合、タイメック、タイメック配合、ディクアノン、ディクアノン配合、フランセチン・T・パウダー、マーレッジ、マーロックス、マグテクト配合、マグミット、マグラックス、マックメット、マルファ、マルファ配合、マロゲン、ミルマグ、ラベプラゾールナトリウム、リタロクス、レスポリックス配合、軽カマ、軽炭マ、重カマ、重質酸化マグネシウム、重質炭酸マグネシウム、重炭マ、炭酸マグネシウム
- 関
- 軽質酸化マグネシウム:> 30mL / 5g ? :粉末の体積が大きいので飛散しやすく取り扱いにくい。
- 重質酸化マグネシウム:≦ 30mL / 5g :作用の発現が軽質のものにくらべて遅い。
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- 英
- antacid
- 関
- 制酸薬
商品
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- 英
- rack
- 関
- 試験管立て