- 英
- antipyrine
- ラ
- antipyrinum
- 同
- フェナゾン phenazone
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/11/26 15:24:07」(JST)
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アンチピリン
|
IUPAC命名法による物質名 |
1,2-dihydro- 1,5-dimethyl- 2-phenyl- 3H-pyrazol- 3-one |
臨床データ |
胎児危険度分類 |
? |
法的規制 |
? |
識別 |
CAS登録番号 |
60-80-0 |
ATCコード |
N02BB01 S02DA03 |
PubChem |
CID 2206 |
DrugBank |
DB01435 |
ChemSpider |
2121 |
UNII |
T3CHA1B51H |
KEGG |
D01776 |
ChEMBL |
CHEMBL277474 |
別名 |
analgesine, antipyrine |
化学的データ |
化学式 |
C11H12N2O |
分子量 |
188.226 g/mol |
SMILES
- O=C2\C=C(/N(N2c1ccccc1)C)C
|
InChI
-
InChI=1S/C11H12N2O/c1-9-8-11(14)13(12(9)2)10-6-4-3-5-7-10/h3-8H,1-2H3
Key:VEQOALNAAJBPNY-UHFFFAOYSA-N
|
アンチピリン(英:antipyrine)とはピラゾロン誘導体であるサリチル酸様鎮痛解熱薬の1つ。頭痛、リウマチ、月経痛などに用いられる。体温調節中枢に作用し、皮膚血管を拡張することにより熱の放散を活発にする。副作用としてピリン疹の発生、血液障害がある。
関連項目
参考文献
- 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版社 1991年 ISBN 4885006104
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 4-アミノアンチピリン発色-安息香酸メチル抽出吸光光度法による排水のフェノール類の定量
- 森田 絵美,中村 栄子
- 分析化学 = Japan analyst 59(10), 917-920, 2010-10-05
- A methyl benzoate extraction procedure was studied for determining small amounts of phenol compounds in waste in the 4-aminoantipyrine spectrometry. The proposed procedure was as sensitive as the typi …
- NAID 10026670927
- 症例 イソプロピルアンチピリンによる蕁麻疹型薬疹の1例
Related Links
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ミグレニン シオエ
組成
成分・含量 (1g中)
- 日本薬局方ミグレニン 1g
(アンチピリン90、カフェイン9及びクエン酸1の重量の割合からなる。)
効能または効果
- 頭痛
- ミグレニンとして、通常成人1日1.0gを2?3回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
長期連用は避けるべきである。
慎重投与
- 本人又は両親・兄弟が他の薬物に対するアレルギー、蕁麻疹、気管支喘息、アレルギー性鼻炎又は食物アレルギー等の患者[過敏症を起こすことがある。]
- 肝又は腎障害のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
- 血液障害 (貧血、白血球減少等)のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
重大な副作用
ショック
(頻度不明)
- ショック症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、胸内苦悶、血圧低下、顔面蒼白、脈拍異常、呼吸困難等の症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと。
無顆粒細胞症
(頻度不明)
- 無顆粒細胞症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
薬効薬理
- 本薬はアンチピリンとカフェインの相乗作用で鎮痛効果をたかめたもので、特に片頭痛に効果的である。アンチピリンは視床に作用し、痛覚伝達路の求心性シナプスの感受性を低下させることにより疼痛閾値を上昇させ、鎮痛作用を現す。またカフェインは、中枢性の鎮痛作用のほか、脳血管抵抗を増大し、脳血流量を減少させることにより、頭痛をおさえる作用がある。
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
性状:
- 本品は白色の粉末又は結晶性の粉末で、においはなく、味は苦い。本品は水に極めて溶けやすく、エタノール(95)又はクロロホルムに溶けやすく、ジエチルエーテルに溶けにくい。
本品1.0gを水10mLに溶かした液のpHは3.0?4.0である。
本品は湿気及び光によって変化する。
融点:
アンチピリン
一般名:
化学名:
- 1, 5-Dimethyl-2-phenyl-1, 2-dihydropyrazol-3-one
化学構造式:
分子式:
分子量:
融点:
性状:
- 本品は無色若しくは白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、味はわずかに苦い。
本品は水に極めて溶けやすく、エタノール(95)に溶けやすく、ジエチルエーテルにやや溶けにくい。
本品の水溶液(1→10)は中性である。
カフェイン
一般名:
化学名:
- 3, 7-Dihydro-1, 3, 7-trimethyl-1H -purine-2, 6-dione monohydrate
化学構造式:
分子式:
分子量:
融点:
性状:
- 本品は白色の柔らかい結晶又は粉末で、においはなく、味はやや苦い。本品はクロロホルムに溶けやすく、水、酢酸(100)又は無水酢酸にやや溶けにくく、エタノール(95)に溶けにくく、ジエチルエーテルに極めて溶けにくい。本品1.0gを水100mLに溶かした液のpHは5.5?6.5である。
本品は乾燥空気中で風解する。
クエン酸
一般名:
化学名:
- 2-Hydroxypropane-1, 2, 3-tricarboxylic acid monohydrate
化学構造式:
分子式:
分子量:
性状:
- 本品は無色の結晶又は白色の粒若しくは結晶性の粉末で、においはなく、強い酸味がある。
本品は水に極めて溶けやすく、エタノール(95)又はアセトンに溶けやすく、ジエチルエーテルにやや溶けにくい。
本品は乾燥空気中で風解する。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- pyrazolone derivative analgesic-antipyretic
- 関
- ピリン系化合物、ピリンショック、ピリン過敏症、ピリン疹
ピリン系解熱鎮痛薬
ピリン系解熱鎮痛薬の位置づけ
[★]
- 英
- phenazone
- 関
- アンチピリン
[★]
アンチピリン
- 関
- phenazone
[★]
- 英
- isopropylantipyrine
- ラ
- isopropylantipyrinum
- 同
- プロピフェナゾン propyphenazone、イソプロピルフェナゾン isopropylphenazone
- 商
- SG配合、クリアミン配合、ヨシピリン
- 関
- 非ステロイド性抗炎症薬
[★]
- 英
- dichloralantipyrine
- 関
- ジクロラルフェナゾン
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3