- 英
- aminolevulinic acid dehydratase
- 同
- アミノレブリン酸脱水酵素、δ-アミノレブリン酸脱水酵素、ポルフォビリノゲンシンターゼ porphobilinogen synthase
- 関
- ポルホビリノーゲン、ヘム、ポルフィリン
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概念
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/08/03 20:21:45」(JST)
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ポルフォビリノーゲンシンターゼ |
識別子 |
EC番号 |
4.2.1.24 |
CAS登録番号 |
9036-37-7 |
データベース |
IntEnz |
IntEnz view |
BRENDA |
BRENDA entry |
ExPASy |
NiceZyme view |
KEGG |
KEGG entry |
MetaCyc |
metabolic pathway |
PRIAM |
profile |
PDB構造 |
RCSB PDB PDBe PDBj PDBsum |
遺伝子オントロジー |
AmiGO / EGO |
検索 |
PMC |
articles |
PubMed |
articles |
NCBI |
proteins |
|
ポルフォビリノーゲンシンターゼ |
識別子 |
略号 |
ALAD |
Entrez |
210 |
HUGO |
395 |
OMIM |
125270 |
RefSeq |
NM_001003945 |
UniProt |
P13716 |
他のデータ |
EC番号 |
4.2.1.24 |
遺伝子座 |
Chr. 9 q32 |
ポルフォビリノーゲンシンターゼ(Porphobilinogen synthase)(アミノレブリン酸脱水酵素(ALA dehydratase又はaminolevulinate dehydratase))は、アミノレブリン酸2分子が不斉縮合することによりポルフォビリノーゲンを合成する。ヘム、クロロフィル、ビタミンB12を含む自然界すべてのテトラピロール類は、ポルフォビリノーゲンを共通の中間体としている。 ポルフォビリノーゲンシンターゼは、ポルフィリン生合成の2番目の反応に関わっている。
目次
- 1 臨床的な意義
- 2 鉛中毒との関連
- 3 脚注
- 4 関連項目
臨床的な意義
ポルフォビリノーゲンシンターゼの欠損は、ポルフィリン症の稀な原因となる[1]。
鉛中毒との関連
鉛中毒は、細胞レベルで作用し、この酵素と結び付き、酵素の機能を無効化する。
鉛中毒における毒性の原因は、酵素の働きを阻害することである。体内に入った鉛は酵素のチオール基(SH基)と強固に結合し、チオール基を有する種々の酵素の働きを阻害する。特に造血組織でポルフォビリノーゲンシンターゼ(アミノレブリン酸脱水酵素)のSH基に結合して貧血を起こすことが典型例。また小児には少量でも神経障害の原因となる場合がある。[2][3]
脚注
- ^ Jaffe EK, Stith L (February 2007). "ALAD porphyria is a conformational disease". Am. J. Hum. Genet. 80 (2): 329–37. doi:10.1086/511444. PMC 1785348. PMID 17236137. Retrieved 2008-12-10.
- ^ 毒の科学 船山信次 ナツメ社
- ^ 重金属中毒 [1]
関連項目
ポルフィリン症
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Japanese Journal
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- デルタアミノレブリン酸脱水酵素のHis131は遠位亜鉛を結合するのか
- 澤田 典里,永原 則之,圓藤 陽子,中嶋 義明,南 正康,川田 智之
- 日本衞生學雜誌 62(2), 606, 2007-03-01
- NAID 10018567095
- デルタ-アミノレブリン酸脱水酵素の多形性と鉛の毒性
Related Links
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★リンクテーブル★
[★]
ポルフォビリノゲンシンターゼ、アミノレブリン酸脱水酵素
[★]
アミノレブリン酸脱水酵素、ポルフォビリノゲンシンターゼ
[★]
アミノレブリン酸脱水酵素、ポルフォビリノゲンシンターゼ
[★]
アミノレブリン酸脱水酵素
[★]
アミノレブリン酸脱水酵素
[★]
アミノレブリン酸脱水酵素
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
[★]
- 英
- enzyme, ferment
- 関
- 酵素反応
酵素の分類
- (a)酸化還元酵素(oxydoreductase) EC1:ある物質を酸化したり、還元したりします。脱水素酵素、ペルオキシダーゼなどを含みます。
- (b)転移酵素(transferase) EC2: アミノ基やリン酸基などをある物質から別の物質に転移する酵素です。アミノ基を転移する酵素はアミノトランスフェラーゼと呼ばれます。
- (c)加水分解酵素(hydrolase) EC3:ある物質(基質)に水(H2OのうちHとOH)を加えることにより、2つに分解します。多くの蛋白分解酵素が含まれます。
- (d)リアーゼ(lyase) EC4:ある物質を2つに分解します。
- (e)イソメラーゼ(isomerase) EC5:ある基質を異性体に変換します。
- (f)リガーゼ(ligase) EC6;ATPのエネルギーを使って2つの物質を結合します。
[★]
- 英
- dehydratase、anhydrase
- 関
- アンヒドラーゼ、ヒドラーゼ、デヒドラターゼ、ヒドロリアーゼ
-dehydrase