利胆薬
UpToDate Contents
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- 1. 胆管切除術および再建術bile duct resection and reconstruction [show details]
…be discussed here. The management of common bile duct stone and bile duct injury, and surgical treatment of cholangiocarcinoma, are covered elsewhere. Bile duct resection and reconstruction (BDRR) is …
- 2. 成人に生じる胆石症の概要overview of gallstone disease in adults [show details]
… Technique for bile collection – Bile microscopy aims to detect microcrystals of cholesterol or amorphous bilirubinate as indirect evidence for the presence of microlithiasis in bile . The methods …
- 3. 胆嚢摘出術以外の胆のう結石症治療の概要overview of nonsurgical management of gallbladder stones [show details]
…desirable to ensure that bile that has become saturated with the dissolved cholesterol is emptied into the duodenum and fresh, unsaturated hepatic bile containing the administered bile acid can mix with the …
- 4. 術後黄疸患者に対するアプローチapproach to the patient with postoperative jaundice [show details]
…of the liver, gallbladder, or bile ducts are at particular risk. Surgery performed near the periphery of the bile ducts or gallbladder is associated with a risk of a bile leak or a stricture from dysfunctional …
- 5. 肝切除の概要overview of hepatic resection [show details]
…collections or bile peritonitis . Bile leakage following hepatic surgery is further classified as Grade A, B, or C. Grade A bile leakage causes no change in patients clinical management. A Grade B bile leakage …
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- 利胆剤には、胆汁をつくる肝細胞に直接作用して胆汁分泌を亢進 (こうしん) させる催胆剤と、胆嚢 (たんのう) や十二指腸開口部のオッディOddi括約筋に作用して胆汁の排出を促進させる排胆剤とがある。
- エロビキシバット(胆汁酸トランスポーター阻害薬)の効果と作用機序 胆汁酸トランスポーター(IBAT)という物質を阻害し、大腸管腔内の水分分泌や 消化管 運動を促進させることで 便秘 を改善する薬
- ウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)の作用機序 胆汁酸とは、簡単に考えると「 食物中に含まれる脂質の吸収を助けるために分泌される物質 」になります。 これにより、食物の消化を助けます。 胆汁として胆汁酸が十二指腸から分泌された後、胆汁酸は腸から吸収されます。この時の ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- cholagogue, choleretic drug
- ラ
- cholagogum
- 同
- 胆汁分泌促進薬 胆汁分泌薬 choleretics
- 胆汁を分泌させる薬物の総称。胆汁の産生を促すか、胆汁を排出させるかで2つに分けられる。
- 以下の分類では、胆汁分泌促進により胆石を溶解させるのではなく、直接薬物の作用により胆石を溶解させる「胆嚢直接溶解薬」を含めた。
適応
禁忌
[★]
- 英
- bile
- 関
- 肝臓、胆嚢、胆管
- 0.5-1.0 L/day, pH 8.0-8.6
- 消化酵素を含まないアルカリ性の分泌液である
分泌部位
部位 胆汁 割合
肝細胞 毛細管胆汁 2/3
胆細管 胆細管胆汁 1/3
分泌経路
- 肝臓胆汁が総肝管を経由して胆嚢にいたり、ここで濃縮を受けて胆嚢胆汁となる。
機能
- 胆汁酸により、直径1μm以下の脂肪滴が形成され、表面積拡大によりリパーゼと反応しやすくなる。
- ミセルの直径5nm。胆汁酸は両親媒性であり親水基と疎水基を持つ。
- 親水性: OH基,ペプチド結合,カルポキシル基
- 疎水性: 上記部分以外
- 胆汁に含まれる胆汁酸とリン脂質により、モノグリセリド・脂肪酸とミセルを形成することができる。
- 3. コレステロールとビリルビンの排出
- 4. 胃酸の中和
組成
1. 胆汁酸
- see HBC.236
1次胆汁:コレステロールより合成
コール酸
キノデオキシコール酸
2次胆汁:1次胆汁の腸内細菌による代謝(7位の部位のOH基が除去される)
デオキシコール酸
リトコール酸
3次胆汁:肝臓から分泌される状態(可溶性)
タウロコール酸(タウリンと抱合)
グリココール酸(グリシンと抱合)
2. 胆汁色素
ビリルビン:Hbの代謝産物
間接型(不溶性)
↓←グルクロン酸抱合
直接型(水溶性)(抱合型ビリルビン)
↓
ウロビリノーゲン(腸管)
↓
ステルコピリン(腸管)
↓
排泄
3. 脂質
リン脂質(主にレシチン)
不溶性であるが胆汁酸存在下でミセル形成(可溶性)
コレステロール
不溶性であるが胆汁酸存在下でミセル形成(可溶性)
4.電解質成分
陽イオン:Na+(主)、その他K+,Ca2+
陰イオン:Cl-,HCO3-(アルカリ性)
胆汁の分泌と排出
1. 毛細管胆汁
1-1. 胆汁酸依存性胆汁
胆汁酸と水分の分泌:胆汁酸の腸肝循環に依存。
腸肝循環:肝臓から分泌された胆汁が小腸で吸収され、門脈を経て肝臓に戻り、再び排泄されること。
タウロコール酸・グルココール酸
陰イオンに解離しやすく吸収されやすい。
リトコール酸
非解離型なので糞便中に排泄される。
分泌された胆汁酸の95%は腸肝循環により再利用される。
1-2. 胆汁酸非依存性胆汁
胆汁酸以外の分泌:Na+,K+,Ca2+,Cl-,HCO3-,ビリルビン(有機陰イオン)
等張性 :Na+,Cl-,HCO3-は血漿濃度に類似
2. 胆細管胆汁
2-1. Na+,HCO3-(高濃度),水の分泌---セクレチンによる
2-2. Na+,Cl-の吸収
3. 胆汁の濃縮(胆嚢)
電解質吸収(Na+,Cl-の能動的吸収)とそれに伴う水の吸収→5-50倍に濃縮
4. 胆汁排出
食後30分で胆嚢収縮開始。液性の調節機構による排出が主である。
4-1. 液性
十二指腸内食物→CCK分泌→オッディ括約筋弛緩・胆嚢収縮
十二指腸内食物→セクレチン分泌→CCKの作用に拮抗
胃内食物→ガストリン分泌→胆嚢収縮
4-2. 神経性
迷走神経性反射→オッディ括約筋弛緩,胆嚢収縮(関与の程度不明)
臨床関連
- 胆道系に形成された結石。半数以上は無症状SilentStoneである
- 食後3時間程度で痛痛発作、黄痘などを呈する事がある。
- コレステロール系結石(全体の70%):コレステロールの過飽和による。
- ビリルビン系結石(全体の30%):黒色石+ビリルビンCa石
- その他:炭酸カルシウム石など
-
- 1. ビリルビンの生成過多
- 2. 肝細胞によるビリルビンの取り込み減少
- 3. グルクロン抱合障害
- 4. 胆汁へのビリルビン分泌障害
- 5. 胆管閉塞
[★]
- 英
- facilitation、promotion、acceleration、facilitate、promote、accelerate、hasten、expedite、further
- 関
- 急ぐ、加速、亢進、昇位、促通、さらに、加速度、速める、それ以上、昇進
[★]
- 英
- drug, agent
- 同
- 薬物
- 関
- 作用薬、剤、ドラッグ、媒介物、病原体、麻薬、薬剤、薬物、代理人、薬品
[★]
- 英
- accelerating agent
- 関
- 促進剤
[★]
- 英
- secretomotor, secretomotory