- 英
- perinatal death
- 同
- 周生期死亡
- 関
- 周産期死亡率、衛生指標
定義
病態別に見た周産期死亡
- 平成21年
- 母側病態 :母体に異常なし(36.8%)、胎盤、臍帯及び卵膜の合併症(26.4%)
- 胎児側病態:周産期に発生した病態(84.1%)、先天奇形、変形及び染色体異常(15.2%)
参考
- 1. 人口動態調査 > 平成22年人口動態統計 > 確定数 > 上巻 > 周産期 > 年次 > 2010年 - e-stat
- http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020103.do?_toGL08020103_&listID=000001082330&disp=Other&requestSender=dsearch
- 8-14 死因・母側病態-児側病態別にみた妊娠満22週以後の死産-早期新生児死亡別周産期死亡数及び百分率
- http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020103.do?_csvDownload_&fileId=000004880569&releaseCount=1
- ↑の死因は「疾病、傷害及び死因分類」で定められている
- http://www.mhlw.go.jp/toukei/sippei/
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/12/03 17:14:34」(JST)
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周産期死亡率(しゅうさんきしぼうりつ)とは、厚生統計に用いられる用語のひとつであり、年間の1000出産に対する周産期死亡の比率[1]である。
目次
- 1 計算式
- 2 統計
- 3 脚注
- 4 参考文献
- 5 関連項目
|
計算式
ここで、周産期死亡は(妊娠満22週以後の死産)+(早期新生児死亡)で定義される。また、出産数は(出生数)+(妊娠満22週以後の死産数)で定義される。したがって、周産期死亡率は、
(年間の周産期死亡率)
-
- =1000×(年間の周産期死亡数)/(年間の出産数)
-
- =1000×{(年間の妊娠満22週以後の死産数)+(年間の早期新生児死亡数)}/{(年間の出生数)+(年間の妊娠満22週以後の死産数)}
の式で表される。
なお、ICD-10では周産期の定義を、妊娠満22週から出生後満7日未満としている。日本の厚生労働省の統計では平成7年(1995年)からこのICD-10の定義を採用した。
日本において、平成6年以前の周産期死亡率の定義は、(妊娠満28週以後の死産)+(早期新生児死亡)となっていた。
統計
「人口動態統計」より
各国の妊産婦死亡率(出生10万あたり)
年 |
日本 |
アメリカ |
ドイツ |
イギリス |
1975年 |
28.7 |
12.8 |
39.6 |
12.8 |
1985年 |
15.8 |
7.8 |
10.7 |
7.0 |
1995年 |
7.2 |
7.1 |
5.4 |
7.0 |
2004年 |
4.4 |
10.0 |
3.7 |
6.0 |
各国の周産期死亡率(出生1000あたり)
年 |
日本 |
アメリカ |
ドイツ |
イギリス |
1975年 |
16.0 |
20.7 |
19.4 |
19.9 |
1985年 |
8.0 |
11.2 |
7.9 |
9.9 |
1995年 |
5.7 |
7.6 |
6.9 |
7.5 |
2005年 |
3.3 |
7.0 |
5.9 |
8.5 |
- 満28周以降の死産+早期新生児死亡にて
脚注
- ^ 厚生統計に用いる主な比率及び用語の解説(厚生労働省)
参考文献
「助産所からの搬送例の実状と周産期予後」北里大学医学部産婦人科・小児科 (日本周産期・新生児医学会雑誌 第40巻 第3号 p553-556)
関連項目
- 新生児死亡率
- 早期新生児死亡率
- 乳児死亡率
- 乳幼児死亡率
- 死亡率
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 北海道内の産婦人科および小児科医師数の減少が死亡率に及ぼす影響
- 中木良彦,西條泰明,伊藤俊弘,杉岡良彦,遠藤 整,千石一雄,今井博久,吉田貴彦
- 厚生の指標 57(2), 24-30, 2010-2
- … 方法 北海道内の21の二次医療圏ごとに産婦人科および小児科の医師数,死亡の指標として乳児死亡率,新生児死亡率,周産期死亡率を集計した。 … 1995?2000年と2001?2006年の平均値比較で,乳児死亡率,新生児死亡率,周産期死亡率は,一部の医療圏で増加を認めた。 …
- NAID 120002097671
- 鮫島 浩,Sameshima Hiroshi,サメシマ ヒロシ
- 産婦人科治療 100(1), 28-32, 2010-01
- … 脳性麻痺の発症頻度は過去30年間減少せず,約2~3/1,000分娩と報告され,詳細は不明ながら,発展途上国でも,あるいは1960年代でも,その頻度には大きな差異が認められないとの報告がある.われわれは,周産期死亡と脳障害を全例登録する population-based 研究を行い,脳障害に関連する臨床的因子を網羅的に研究した.その結果,未熟性,仮死,IUGRがとくに重要であり,これらに焦点をあてた周産期管理に関するさらなる研究が必要 …
- NAID 120002126495
Related Links
- 周産期死亡率. 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』. 移動: 案内, 検索. 周産期死亡率(しゅうさんきしぼうりつ)とは、厚生統計に用いられる用語の ひとつであり、年間の1000出産に対する周産期死亡の比率である。 ...
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[★]
- 英
- perinatal mortality rate, perinatal mortality, perinatal death rate
- 関
- 周産期死亡、衛生指標
- 1年間の出産数1,000に対する年間の周産期死亡(妊娠満22週以後の死産(後期死産)+生後1週未満の早期新生児死亡)の占める割合
- 先進地域の衛生水準の良い指標
[★]
- 英
- perinatal period
- 関
- 産褥期
- 出産の前後の期間を指すものと思われる。
- 妊娠28週から分娩当日(1日とする)から7日までの期間。
- 周産期死亡率は妊娠22週以降(後期死産)から生後1週未満までの死亡を取り扱っており、同一の期間を表しているわけではない。
[★]
- 英
- death、demise、decease、obituary
- 関
- 死、消滅、崩御