- 英
- chylous pleural effusion
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Japanese Journal
- 研究・症例 乳糜胸水を契機に診断できた高齢者びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の1例
- 重篤な上大静脈症候群を呈した急性上大静脈血栓閉塞に対して血栓吸引療法により救命できた完全大血管転位術後の乳児例
- 喜瀬 広亮,富田 英,藤本 一途,藤井 隆成,木口 久子,大山 伸雄,曽我 恭司,籏 義仁,平田 昌敬,伊藤 篤志,石野 幸三, 佐野俊二
- 日本小児循環器学会雑誌 30(3), 360-364, 2014
- … .出生当日に緊急で心房中隔裂開術を施行したが遷延性肺高血圧を合併し,日齢2に体外式膜型人工肺(ECMO)を装着した.日齢16にJatene手術を施行しECMOを離脱した.術後から胸水を認めていたが日齢35より乳糜胸水となり排液量も増加した.日齢36に中心静脈圧が急激に上昇し上半身および頭頸部の浮腫が出現したため,同日緊急で静脈造影を施行し上大静脈(SVC)の完全閉塞が確認された.閉塞急性期と判断し右内頸 …
- NAID 130004879034
- 胸管結紮術およびオクトレオチド投与にて軽快した両側特発性乳糜胸の1例
- 元石 充,岡本 圭伍,片岡 瑛子,澤井 聡,大塩 麻友美,花岡 淳
- 日本呼吸器外科学会雑誌 28(1), 85-90, 2014
- … たため胸管結紮術を施行した.術翌日夕より左胸腔ドレーンから乳糜様排液の増加を認め,術後3日目の左胸腔ドレーンからの排液は1日800 mlとなった.同日よりオクトレオチド投与・脂質制限を開始した.乳糜胸水の減少を認め,オクトレオチドを2週間投与し退院とした.術後1年以上経過しているが明らかな再燃を認めていない.特発性乳糜胸はまれな疾患であり確立された治療法は存在しない.その上手術で軽快せ …
- NAID 130003394000
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- 疾患のポイント:胸管を通過する乳白色のリンパ液を乳糜と呼ぶ。乳糜は脂肪成分に富むため乳白色を呈する。なんらかの原因で胸管が損傷し、胸腔内に乳糜が漏出したものが乳糜胸水である。診断: >詳細情報 白濁した胸水をみた際 ...
- 世界大百科事典 第2版 - 乳糜胸水の用語解説 - 滲出液は種々の胸膜炎や膿胸においてみられる胸水で,その原因によって外観は黄色透明~混濁,膿性,血性などさまざまであるが,一般に比重は1.018以上,タンパク質含有量3.0g/dl以上と ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- pseudochylous pleural effusion, chyliform pleural effusion???
- 関
- 乳糜胸水、胸水
[★]
- 英
- pleural effusion, pleural fluid
- 同
- 胸膜滲出液 pleural exudate
- 関
- 胸水貯留
概念
- 胸膜腔内の液体。
- 元々は壁側胸膜で産生され、胸膜腔に開口部を有する壁側胸膜のリンパ管から排出されると考えられている。
- 生理的に少量20ml程度の胸水が存在し、壁側胸膜と臓側胸膜との摩擦を低減させ、呼吸運動を円滑にする作用がある。
- 病的な状態の存在により、産生と排出のバランスが崩れると胸水が貯留する。
組成
- IMD.457
量
|
0.1-0.2 ml/kg
|
細胞数
|
1000-5000 /ul
|
mesothelial cells
|
3-70%
|
monocytes
|
30-75%
|
lymphocytes
|
2-30%
|
granulocyte
|
10%
|
蛋白
|
1-2 g/dl
|
アルブミン
|
50-70%
|
糖
|
血糖と同じ
|
LDH
|
血清レベルの50%以下
|
pH
|
血清よりややアルカリ性
|
種類
|
漏出性胸水
|
滲出性胸水
|
外観
|
透明
|
混濁
|
比重
|
<1.015
|
>1.018
|
タンパク
|
<2.5 g/dL
|
>3.0 g/dL
|
LDH
|
<200単位
|
>200単位
|
Rivalta反応
|
(-)
|
(+)
|
原因疾患
- 漏出性胸水:うっ血性心不全が多い
- 滲出性胸水:結核性胸膜炎と癌性胸膜炎が半数以上
漏出性胸水(transudative pleural effusion)と滲出性胸水(exsudative pleural effusion)の鑑別
Lightの基準(Light's criteria) (Chest 1995;107:1604)
- 以下いずれかに合致する場合、滲出性胸水と判断する。感度98%、特異度83%。ただし、25%の例で漏出性胸水が滲出性胸水と判定される場合があるので、特異度の高い検査で確認する。
- 1. 胸水蛋白/血清蛋白>0.5
- 2. 胸水LDH/血清LDH>0.6
- 3. 胸水LDH>血清LDH上限の2/3
より特異度の高い検査
- 血清Alb-胸水≦1.2 ならば滲出性胸水である。(感度87%、特異度92%)
- 血清TP-胸水TP≦3.1 ならば滲出性胸水である。(感度84%、特異度91%)
- 胸水コレステロール > 45mg/dLかつ 胸水LDH > 200 (感度90%、特異度98%)
漏出性胸水
原因による分類
- 静水圧↑:うっ血性心不全、収縮性心膜炎、アミロイドーシス
- 血漿膠質浸透圧↓:ネフローゼ症候群、肝硬変、低栄養
滲出性胸水
身体所見
- 肺肝境界:(右肺ならば)上昇
- 心濁音境界:(十分に貯留していれば)消失
-
検査
- CPAがdullであれば300mlの胸水貯留が示唆される
診断
- 胸水の有無についての診察と画像検査で確定できる。
- 原因については、スクリーニング検査を追加する必要がある。
治療
[★]
- 英
- chylothorax
- 同
- (国試)乳び胸
- 関
- 偽乳糜胸、乳び胸症、乳び胸水
[★]
- 英
- chyle
- 英
- chyle
- 関
- 乳糜管、乳び性、乳び管、リンパ