- 英
- lacteal
- 関
- 乳び、乳糜、乳び管
WordNet
- relating to or consisting of or producing or resembling milk; "lacteal fluids"; "lacteal organs"
- any of the lymphatic vessels that convey chyle from the small intestine to the thoracic duct
PrepTutorEJDIC
- 乳の,乳状の;乳からできている
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/04/10 18:51:02」(JST)
[Wiki ja表示]
乳糜管 |
ヒトの腸絨毛の断面 X 350.
a. 基底膜。上皮細胞からいくぶん剥離している
b. 乳糜管
c. 円柱上皮
d. 線条縁
e. 杯細胞
f. 上皮細胞の中の白血球
f’. 上皮細胞の下の白血球
g. 血管
h. 筋細胞断面
|
小腸絨毛中の血管とリンパ管
|
乳糜管(にゅうびかん)は小腸の絨毛にあって食物中の脂肪を吸収するリンパ管である。
乳糜管で脂肪がリンパと混ざり合い乳白色になったものを乳糜と呼ぶ。乳糜管はより大きなリンパ管に合流し、脂肪はそこから胸管に運ばれさらに左鎖骨下静脈へ移される。
このとき脂肪はカイロミクロン(キロミクロン、乳糜状脂粒)の形で血液中に存在し、血液中でカイロミクロンはリポタンパクリパーゼにより脂肪分解される。やがて十分な量の脂肪が失われそこへさらにアポリポタンパク質がくわわると、カイロミクロンレムナント(カイロミクロン残留物)と呼ばれる粒子となり肝臓に取り込まれる。肝臓からは、カイロミクロンレムナントから放出された脂肪がトリグリセリドとなって超低比重リポタンパク(VLDL)を構成し、血液中に最還流される。このVLDLがさらに血中リポタンパクリパーゼによる脂肪分解を受け体中のあらゆる組織に脂肪が運ばれ、また特にこのとき放出された脂肪酸はトリグリセリドの形で脂肪組織に蓄えられる。VLDLからトリグリセリドが失われるとリポタンパク粒子はサイズが小さく(タンパク質は脂肪より比重が大きいため)比重が大きくなり、最終的には低比重リポタンパク(LDL)になる。LDLはアテローム発生性を持つと考えられているため多くの研究論文が書かれている。
小腸からの他の吸収経路と比較すると、リンパ系による経路では代謝の最初の段階を欠いていることに注意。
関連項目
外部リンク
- lacteal - eMedicine Dictionary
- Histology at BU 11705loa - "117. Digestive System: Alimentary Canal jejunum, central lacteals "
- Diagram at ohio-state.edu
Japanese Journal
- 頚部廓清術における右側頚部乳糜管の形態ならびに頚部胸管結紮による続発症の研究
- 出血を伴なった乳糜管嚢腫の1治験例 その成因に関する考察
Related Links
- 乳糜管(にゅうびかん)は小腸の絨毛にあって食物中の脂肪を吸収するリンパ管である。 乳糜管で脂肪がリンパと混ざり合い乳白色になったものを乳糜と呼ぶ。乳糜管はより 大きなリンパ管に合流し、脂肪はそこから胸管に運ばれさらに左鎖骨下静脈へ移される 。
- リンパ管は 乳糜管とも呼ばれ、消化管の表面に沿って分布する。小腸で吸収された 栄養素はほとんどが肝門脈を通って肝臓に流れ込みそこで処理されるが、脂質は リンパ液に乗って胸管を通り静脈まで運ばれる。小腸からの脂質を多く含むリンパ液は 乳糜と ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- lacteal
- 関
- 乳び、乳糜管、乳糜
[★]
- 英
- duct、tube、canal、pipe
- ラ
- ductus、vas、meatus
- 関
- 水路、チューブ、導管、道管、卵管、道
[★]
- 英
- chyle
- 英
- chyle
- 関
- 乳糜管、乳び性、乳び管、リンパ