- 28歳の初妊婦。妊娠35週に発熱と下腹部痛とを訴えて来院した。
- 2日前に多量の水様性帯下を認めたが放置していた。意識は清明。身長158cm、体重58kg。体温38.5℃。呼吸数32/分。脈拍100/分、整。血圧130/80mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。子宮に圧痛を認める。
- 内診所見:子宮口閉鎖、展退度50%、子宮口から膿性分泌液の流出を認める。血液所見:赤血球400万、Hb11.3g/dl、白血球18,000。CRP5.5mg/dl。
- 超音波検査所見:頭位で羊水腔をほとんど認めない。胎児心拍数陣痛図所見:心拍数基線180bpm、一過性頻脈なし、一過性徐脈なし、基線細変動10bpm。帝王切開術を施行した。出生体重2,400g、Apgarスコア8点(1分)、9点(5分)。この児に最も起こりやすいのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 50歳の女性。廊下に立ってボーッとしている状態を家族に発見され、まとまりのない言動がみられるようになったため、救急車で搬送された。
- 1週前からかぜ症状と軽度の頭痛とを訴えていた。近医で感冒と診断され解熱鎮痛薬を処方されたが、症状の改善なく、昨夜から激しい頭痛が生じ、数回嘔吐した。
- 意識はJCSでII-30。身長160cm、体重58kg、体温39.8℃。呼吸数24/分。脈拍104/分、整。血圧160/90mmHg。頚部のリンパ節腫脹はない。胸部に心雑音はなく、ラ音を聴取しない。腹部は平坦で、肝・脾を触知しない。下肢に浮腫を認めない。眼底にうっ血乳頭はなく、瞳孔は正円同大、対光反射は両側正常で、眼球頚反射は正常である。明らかな筋力低下はなく、不随意運動も認めない。痛み刺激に対する反応に左右差はない。深部(腱)反射は正常で病的反射を認めない。項部硬直があり、Kernig徴候陽性である。
- 血液所見:赤血球425万、Hb13.1g/dl、Ht40%、白血球12,000(好中球67%、単球6%、リンパ球27%)、血小板16万。血清生化学所見AST35単位、ALT44単位。CRP27.0mg/dl。
- 脳脊髄液所見:初圧250mmH2O(基準70~170)、細胞数980/μl(基準0~2)(多形核球970、単核球10)、蛋白403mg/dl(基準15~45)、糖4mg/dl(基準50~75)。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
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[★]
- 12歳の男児。半年前から、ボーッとして横になっていることが多くなり、家に引きこもるようになったため、母親に連れられて来院した。2歳時に麻疹に感染したという。診察時に、傾眠傾向にあり、ときおり右の上下肢にミオクローヌスを認める。脳波検査で周期性同期性放電を認める。髄液検査で、蛋白濃度の軽度上昇、麻疹ウイルス抗体価の上昇およびIgGの増加を認める。
- この疾患でみられないのはどれか。
[正答]
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[★]
- 英
- fetal inflammatory response syndrome, FIRS
参考
- 1. [charged] Intraamniotic infection (chorioamnionitis) - uptodate [1]
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