- 28歳の女性。高熱と筋肉痛とを主訴に来院した。25歳時に流産の既往がある。3日前に海水浴に行き、翌日から38.6℃の発熱、下腿浮腫および両頬部を中心とする紅斑が出現した。近医で過度の日焼けと診断され外用療法を受けたが軽快せず、筋肉痛と両側腋窩リンパ節腫脹とが出現した。
- 予想される検査所見はどれか。
- (1) 尿蛋白陽性
- (2) 赤沈亢進
- (3) 好中球増加
- (4) ASO陽性
- (5) 補体価低下
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 16歳の男子。眼瞼の浮腫と全身倦怠感とを主訴に来院した。
- これまで健康診断で異常を指摘されたことはない。2週前に上気道炎に罹患し、4日前から急に眼瞼の浮腫と全身倦怠感とが出現した。血圧148/92mmHg。眼瞼と下腿とに浮腫を認めるほかに身体所見に異常はない。尿所見:蛋白3+、糖(-)、潜血3+、沈渣に赤血球多数/1視野、赤血球円柱20~30/1視野を認める。
- 血清生化学所見:総蛋白6.8g/dl、クレアチニン1.5mg/dl。免疫学所見:ASO 640単位(基準250以下)、抗核抗体陰性、C3 12mg/dl(基準55~112)、C4 5mg/dl(基準16~51)。腎生検組織のH-E染色標本と蛍光抗体法抗C3染色標本とを以下に示す。
[正答]
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[★]
- 32歳の男性。昨夜から右側腹部疝痛発作があり、救急外来を受診した。5年前に同様の発作があり、ヨード造影剤検査で尿路結石を指摘されたが、その検査中に重度の呼吸困難に陥ったことがある。腹部は平坦、軟であるが、右背部に強い叩打痛がある。尿所見:蛋白(±)、糖(-)、沈渣に赤血球20~30/1視野、白血球(-)。血清生化学所見に異常はない。まず行うべき検査はどれか。
[正答]
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