UpToDate Contents
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- 1. 進行皮膚黒色腫
に 対 する マネージメント の 概要 overview of the management of advanced cutaneous melanoma - 2. 転移性黒色腫
（ メラノーマ ） の 分子標的療法 molecularly targeted therapy for metastatic melanoma - 3. 転移性黒色腫
（ メラノーマ ） の 細胞傷害性化学療法 cytotoxic chemotherapy for metastatic melanoma - 4. 転移性黒色腫
（ メラノーマ ） の 外科的 マネージメント surgical management of metastatic melanoma - 5. 黒色腫
（ メラノーマ ） の 脳転移 の マネージメント management of brain metastases in melanoma
Japanese Journal
- 症例報告 表皮向性転移性悪性黒色腫(epidermotropic metastatic malignant melanoma:EMMM)の1例
- 榊原 江里子,水谷 建太郎,渡辺 大輔 [他]
- 臨床皮膚科 65(2), 149-152, 2011-02
- NAID 40018714194
- 全身に白斑を伴った転移性悪性黒色腫の寛解例
- 西谷 奈生,尾藤 利憲,池田 哲哉,戸倉 新樹,錦織 千佳子
- Skin cancer : official organ of the Japanese Society for Skin Cancer = 皮膚悪性腫瘍研究会機関誌 25(2), 141-144, 2010-09-15
- … 今回，58歳男性の皮膚原発転移性悪性黒色腫で白斑を合併し，寛解に至った症例を経験した。 …
- NAID 10027731588
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- 病変の一部を採取する皮膚生検は、転移を促すため原則禁忌。はじめから拡大切除を 行うのが望ましい。しかしながら、鑑別が困難な例では組織診をしなければ診断 できないこともあり、#病期にもあるように悪性黒色腫のT分類は腫瘍の厚さであるため に、一旦 ...
- ベバシズマブが単剤で転移性悪性黒色腫に有効である可能性が明らかとなった。早期 の高血圧発現が効果予測因子となり得ることも示された。オープンラベル単アーム5 施設で実施されたフェーズ2試験で明らかとなったもの。成果は3月31日から4月4日に ...
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| 関連記事 | 「悪性黒色腫」「転移」「黒色腫」「腫」「転移性」 |
「悪性黒色腫」
概念
- メラノサイト(神経堤由来)が癌化した悪性腫瘍
- 色調は多くが黒褐色。紅色調病変もありうる(無色素性黒色腫 amelanotic melanoma) ← メラニン合成能の喪失
- 転移能しやすい。予後不良。 → リンパ行性が最も頻度が高い・・・だっけ？
- 原発：皮膚。粘膜(口腔、鼻腔)、脈絡膜、脳軟膜、眼もありうる。
悪性黒色腫のABCDE NDE.421
| 頭文字 | 特徴 | |
| A | Asymmetry | 不規則形 |
| B | Borderline irregularity | 境界不鮮明 |
| C | Color variegation | 色調多彩 |
| D | Diameter enlargement | 拡大傾向(直径6mm以上) |
| E | Elevation of surface | 表面隆起 |
疫学
- 人口10万対：白人10～20、日本人1～2、黒人1以下
- 白人では体幹や四肢に好発し，表在拡大型が大多数を占める。日本人では足底や爪部（爪下黒色腫subungual melanoma）など四肢末端部に好発し，末端黒子型が多い
病変形成＆病理
発生母地
- 先天性母斑、色素性乾皮症
臨床像による分類
- 悪性黒子から移行する。
- 高齢者の顔面に好発。
- 他の３型に比べて予後が良好。
- 四肢末端(特に足底)、爪、粘膜に生じ、日本人に多い。
- 褐色ないし黒色の斑として生じ、浸潤性に増殖すると結節をつくる。
- Hutchinson徴候－爪では縦に黒色線状を呈し、爪溝を越えて色素斑が拡大する。
- はじめ水平方向に扁平隆起性に拡大し、やがて垂直方向に浸潤増殖する。
- 褐色ないし、黒色の斑点として生じる。
- 垂直方向に浸潤増殖して結節を形成し、水平方向には展開しない。
- 予後が悪い。
- 色素を欠き、白くなるものもある。
ダーモスコピー所見
- 皮丘有意な色素沈着。感度86%, 特異度99% → 皮丘優位ではないことを検討してメラノーマを除外しよう！ Nikkei Medical 2005 pp.116
- メラノーマでは86%に皮丘優位の色素沈着あり
- メラノーマでないとき、99%が皮丘優位ではない
治療
- modality：(第一選択)外科治療、放射線療法、化学療法、免疫療法
- 化学療法：DAV-feron療法
ガイドライン
- 1. Clinical Question - 悪性黒色腫 - 日本皮膚科学会
- 2. アルゴリズム - 悪性黒色腫 - 日本皮膚科学会
「転移」
腫瘍の転移
| 原発 | 転移 |
| 肺 | リンパ節が最多。肝臓、胸膜、対側肺、副腎、心膜、骨(肋骨、椎骨)、大脳(圧迫症状出現) 遠隔転移：肺内＞骨＞脳＞肝＞副腎 小細胞癌が最も転移しやすい。 |
| 胃 | 分化型：血行性に肝臓、未分化型：腹膜播種 |
| 大腸 | 肝臓、肺 |
| 卵巣 | 腹腔内播種、リンパ性転移(後腹膜)。血行性は希 |
| 腎臓 | 肺＞骨＞肝。副腎もありうる。能は多くない。 |
| 骨肉腫 | 肺＞骨 発見時に10-20%の症例で肺転移。 |
- 転移性脳腫瘍は原発巣が肺であることが最も多い、らしい。
- 転移性の硬膜外腫瘍は原発巣が肺癌＞乳癌＞リンパ腫
精神医学
- 英
- transference
- →感情転移
分子遺伝学の転移(トランスポゾン)
「黒色腫」
- 英
- melanoma, melanocytoma
- 関
- メラノーマ、メラノサイト、悪性黒色腫