- 英
- ischemic cardiomyopathy
- 関
- 心筋症、拡張型心筋症
治療
- 参考1
- 二次予防:アスピリンやスタチンの服用、高血圧と糖尿病の管理、禁煙、運動療法
- 薬物療法:(禁忌でない限り全ての患者に行う)ACE阻害薬、βブロッカー、ループ利尿薬
- デバイス療法:適応がある患者で薬物療法に加えて実施
- 埋め込み式除細動器
- 両心室ペーシングによる心臓細動器療法。
- 左室形成術:左室の奇異運動、無運動に対して行われる。虚血心筋症患者にCABG単独群とCABG+左室形成術を行った群では予後に差がなかったというRCTがある(参考1)。
- 血行再建:休眠心筋細胞のreactivation
- 幹細胞/自己筋細胞移植
参考
- 1. [charged] Diagnosis and management of ischemic cardiomyopathy - uptodate [1]
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 非虚血性心筋症に対するMRIの撮像法と診断法 (胸部の最新画像情報 2013)
- 症例報告 難治性重症虚血性心筋症に対して左室形成術と冠動脈バイパス術が著効した1例
- 田辺 彩夏,清水 信行,前澤 秀之
- 日本心臓病学会誌 : Journal of cardiology. Japanese edition 7(3), 213-219, 2012-10
- NAID 40019462762
- 左心室形成術,僧帽弁形成術 (特集 心不全) -- (治療)
- 重症大動脈弁狭窄+虚血性心筋症+慢性腎臓病の合併による難治性心不全にトルバプタンが奏効し大動脈弁置換術を成しえた長期継続投与例
- 増田 拓郎,上枝 正幸
- Fluid management renaissance 2(3), 302-304, 2012-07
- NAID 40019393814
Related Links
- 心筋症とは、狭心症や心筋梗塞などを発症し、心臓への血流の悪化が原因となるものを虚血性心筋症とまだ原因が完全に解明されていない特発性心筋疾患の総称です。
- Q: 「虚血性心筋症」の「虚血」とは? A: 心臓に血液を送る冠動脈 (左図の赤く細い血管) が狭窄 (狭くなる)
- 「虚血性心筋症」について詳しく調べられる「QLife家庭の医学」。冠動脈の狭窄があっても、それだけでは十分に説明しきれない心筋の収縮力低下や心肥大が認められるものを指...
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★リンクテーブル★
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- 40歳の女性。皮疹と全身倦怠感とを主訴に来院した。3か月前から顔面、両肘および両手に皮疹が出現した。2週前から四肢の脱力、筋肉痛および全身倦怠感を認めた。意識は清明。身長158cm、体重52kg。体温37.2℃。脈拍72/分、整。血圧120/84mmHg。呼吸数28/分。赤沈38mm/1時間。血液所見:赤血球420万、Hb 11.5g/dl、Ht 40%、白血球4,700、血小板28万。血液生化学所見:CK1,404IU/l(基準30~140)。免疫学所見:CRP 0.4mg/dl、抗核抗体80倍(基準20以下)。顔面と手の写真(別冊No.24A、B)を別に示す。
- この疾患で注意すべき合併症はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107I070]←[国試_107]→[107I072]
[★]
- 我が国における心臓移植の現状について正しいのはどれか。
- a 待機期間が短い。
- b 対象は若年者に限られている。
- c 施行数は急速に増加している。
- d 最も多い原疾患は虚血性心筋症である。
- e 移植前、狭心薬治療と補助人工心臓装着とを受けている。
[正答]
※国試ナビ4※ [104A005]←[国試_104]→[104A007]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [107I006]←[国試_107]→[107I008]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [109A004]←[国試_109]→[109A006]
[★]
虚血性心筋症
- 関
- ischemic cardiomyopathy
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- 英
- cardiac muscle (K), heart muscle, myocard cardiac muscle, myocardium
- 関
- 心筋の活動電位、横紋筋、筋肉
- 筋小胞体が発達していない
心筋の酸素消費量 (SPC.226)
- (tension-time index)=左心室内圧曲線収縮期相の面積(mmHg/s)×心拍数
- (doble product)∝(tension-time index)
- 1. 骨格筋細胞と違い心筋細胞は介在板を有しており、介在板近傍に存在するギャップ結合によって活動電位が伝播する。
- 2. ギャップジャンクションを通じて活動電位が伝播すると、心筋細胞膜上の電位依存性Na+チャネルが開き、脱分極が筋細胞全体に広がる。
- 3. 脱分極はT細管(横行管)に伝わり、T細管に存在する電位依存性のタンパク質の構造を変化させ、筋小胞体上のCa2+放出チャネルを開く。
- 4. さらに少し遅れてCa2+/Na+チャネルが長時間開口し、細胞内に多量のCa2+/Na+を取り込む。
- 5. 心筋細胞のT細管は細胞外部に開口しており、Ca2+の取り込みが容易になっている。
- 6. このようにして、細胞外と筋小胞体中のCa2+が細胞質に拡散する。
- 7. ここで、筋収縮に関わるアクチンフィラメントにトロポミオシンとトロポニンが結合し、収縮開始を妨げているが、Ca2+がトロポニンに結合すると、トロポミオシンがアクチンフィラメント上で場所を変える。
- 8. この結果、トロポミオシンが覆い隠していたアクチンフィラメントのミオシン結合部位が露出する。
- 9. ミオシンはATPの加水分解のエネルギーを使って、アクチンフィラメントに結合できる構造をとり、アクチンに結合する。
- 10. ミオシンがアクチンフィラメントで首振り運動をすることで筋収縮が起こる。
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
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- 英
- cardiomyopathy CM
- 関
心筋症比較
- HIM.1482
YN
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C-132
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C-134
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C-136
|
HIM
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1481
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1484
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1485
|
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拡張型心筋症
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肥大型心筋症
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拘束型心筋症
|
DCM
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HCM
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RCM
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胸部単純X線写真
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中等度~重度心陰影拡大
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中等度~重度心陰影拡大
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軽度心陰影拡大
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肺静脈拡張
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心電図
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ST領域、T波の異常
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ST領域、T波の異常
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低電位
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左室肥大
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伝導障害
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異常Q波
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心エコー
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左心室拡張・機能不全
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非対称性中隔肥大
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左心室壁肥厚
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収縮期僧帽弁前方運動
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収縮能:正常~軽度減少
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核医学検査
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左心室拡張・機能不全
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収縮能亢進
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収縮能:正常~軽度減少
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血液還流異常(201Tl/Tc-MIBI)
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心カテーテル検査
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左心室拡張・機能不全
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収縮能亢進
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収縮能:正常~軽度減少
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左室・(右室)充満圧上昇
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左室・右室充満圧上昇
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左室・右室充満圧上昇
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心拍出量減少
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左室流出路狭窄
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- 英
- sis, pathy
[★]
- 英
- ischemia, hypoemia
- ラ
- ischaemia
- 同
- イスケミア、阻血
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- 英
- ischemic、ischaemic
- 関
- 虚血、虚血下、乏血