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- renal glycosuria
- 関
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/10/01 18:08:59」(JST)
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腎性糖尿(じんせいとうにょう)とは、血糖値が「正常」範囲内にあっても腎臓から糖が漏れてしまう症状である。
概略[編集]
通常、尿中に糖分(ブドウ糖)が含まれることはないが、糖尿病などによって血糖値が概ね170(mg/dl)以上になると、尿中にも糖分が出てくるようになる。 (血糖値の正常値は空腹時で概ね80~110mg/dl、その他は最大でも140mg/dl未満)
しかし、血糖値が正常値の範囲内でも、尿に糖分が出てしまうケースが希にある。これを「腎性糖尿」と呼ぶ。 腎性糖尿は疾患ではなく、放置しても何ら問題はないため、治療の必要もない。
ただし、健診などにおいては腎性糖尿であることを本人あるいは医師が知らないと糖尿病と誤診される恐れがあり、逆に糖尿病を発症しても「腎性糖尿だから」と言う理由で糖尿病の発症を見逃す恐れがあるので注意を要する。
腎・泌尿器系の疾患 |
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疾患 |
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糸球体病変
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急性糸球体腎炎 | IgA腎症 | 急速進行性糸球体腎炎 | 慢性糸球体腎炎
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ネフローゼ症候群
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原発性
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微小変化群 | 巣状糸球体硬化症 | 膜性腎症 | 膜性増殖性糸球体腎炎
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遺伝性腎炎
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アルポート症候群 | 良性家族性血尿
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尿細管機能障害
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ファンコニ症候群 | バーター症候群 | ギッテルマン症候群 | リドル症候群 | 尿細管性アシドーシス | 腎性糖尿 | 尿細管間質性腎炎
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続発性腎障害
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膠原病
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全身性エリテマトーデス | 全身性強皮症 | シェーグレン症候群
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糖尿病性腎症 | 痛風腎 | クリオグロブリン血症 | アミロイドーシス | 溶血性尿毒症症候群
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腎循環障害
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腎血管性高血圧症 | 腎梗塞 | クルミ割り現象
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泌尿器疾患
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機能障害
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膀胱尿管逆流 | 神経因性膀胱 | 水腎症 |
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先天異常
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多発性嚢胞腎(常染色体優性多発性嚢胞腎 | 常染色体劣性多発性嚢胞腎) | 尿管異所開口 | 重複腎盂尿管 |ポッター症候群
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感染症
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腎盂腎炎 | 腎膿瘍 | 膀胱炎 | 腎結核
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尿路結石
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膀胱結石
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腫瘍
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腎細胞癌 | 腎盂腫瘍 | 尿管腫瘍 | 前立腺肥大症 | 前立腺癌 | 精巣腫瘍 | 陰茎癌 |腎芽腫
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性器の疾患
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前立腺炎 | 停留精巣 | 精巣捻転 | 包茎 | 勃起不全
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病態・症状 |
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腎不全
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急性腎不全
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急性尿細管壊死
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慢性腎臓病
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慢性腎不全 | 尿毒症
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尿所見異常
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乏尿 | 無尿 |多尿 |頻尿 |血尿 | タンパク尿 | 尿円柱
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尿閉 |陰嚢腫大
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検査 |
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腎機能検査
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糸球体濾過量 | クレアチニンクリアランス | ナトリウムクリアランス | 尿中ナトリウム排泄率 | 腎不全指数
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腹部X線写真 | 腎盂造影 | レノグラム | 腎生検
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腎・泌尿器系の正常構造・生理 |
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腎臓 |
肉眼解剖
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尿細管
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近位尿細管 - ヘンレのループ(下行脚 - 細い上行脚 - 太い上行脚) - 遠位尿細管 - 集合管 - 腎盤 ( - 尿管)
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腎循環
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腎動脈 - 傍尿細管毛細血管 - 輸入細動脈 - (糸球体) - 輸出細動脈 - 直細動脈 - 腎静脈
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ゲロタ筋膜
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顕微解剖
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ネフロン
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腎小体
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糸球体
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毛細血管 | 糸球体内メサンギウム細胞 | ボーマン嚢
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傍糸球体装置
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緻密斑 | 傍糸球体細胞 | 糸球体外メサンギウム細胞
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尿細管
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生理学
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アシドーシスとアルカローシス | 膠質浸透圧 | 糸球体濾過量 | 腎血漿流量 | クレアチニンクリアランス
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生化学
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バソプレッシン | アルドステロン | 心房性ナトリウム利尿ペプチド | エリスロポエチン | レニン-アンジオテンシン系
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尿路 |
肉眼解剖
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尿管 - 膀胱 - 尿道
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顕微解剖
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移行上皮
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生殖器系 |
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女性器 |
尿道 - 陰核 - 陰裂 - 陰核亀頭 - 陰核亀頭冠 - 陰核包皮 - 陰核小帯 - Gスポット - 処女膜 - 陰唇 - 大陰唇 - 小陰唇 - 膣 - バルトリン腺 - スキーン腺 - 子宮頸部 - 子宮 - 子宮内膜 - 卵管 - 卵巣
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男性器 |
尿道 - 陰茎 - 陰茎亀頭 - 陰茎亀頭冠 - 海綿体 - 陰茎ワナ靭帯 - 陰茎包皮 - 陰茎小帯 - 陰嚢 - 精索 - 精巣上体 - 精細管 - セルトリ細胞 - 精巣輸入管 - 輸精管 - 精嚢 - 射精管 - 前立腺 - 尿道球腺 - 精巣網 - 精巣
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Japanese Journal
- 尿検査 尿糖,尿ケトン体 (広範囲 血液・尿化学検査,免疫学的検査(第7版・1)その数値をどう読むか) -- (一般検査(尿・髄液・糞便検査を含む))
- 尿糖陽性から診断に至ったぶどう膜炎を伴う尿細管間質性腎炎症候群(TI NU症候群)の1例
- 伊藤 薫子,梅村 佳予子,山本 康人,諸岡 正史,浅野 喜造
- 日本小児腎臓病学会雑誌 = Japanese journal of pediatric nephrology 20(1), 77-81, 2007-04-15
- … 腎性糖尿をみた際に本症候群も念頭において検索を進めることは治療法選択の上でも重要と思われた。 …
- NAID 10025701070
Related Links
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- 次の文を読み、65~67の問いに答えよ。
- 42歳の女性。口渇、多飲および多尿を主訴に来院した。
- 現病歴 : 1年前から義母の介護が始まり生活が不規則になった。1か月前から症状が出現した。
- 既往歴 : 25歳時、アルコール性肝障害を指摘された。
- 生活歴 : 飲酒は日本酒2合/日を22年間。喫煙歴はない。
- 家族歴 : 姉、母親および母方祖母が糖尿病である。
- 現 症 : 意識は清明。身長152cm、体重42kg。脈拍80/分、整。血圧154/92 mmHg。
- 検査所見: 尿所見:蛋白(-)、糖4+、ケトン体1+。血液所見:赤血球420万、Hb 10.8g/dl、血小板 10万。血液生化学所見:随時血糖 406mg/dl、HbA1C 10.5%。AST 88IU/l、ALT 64IU/l、LD 429IU/l(基準176~353)、クレアチニン 0.6 mg/dl。
[正答]
※国試ナビ4※ [103E064]←[国試_103]→[103E066]
[★]
- 17歳の男子。学校検尿で2回とも尿糖陽性であったために精査を勧められて来院した。これまで口渇、多飲および体重減少は認めなかった。身長174cm、体重96kg。血圧脚mHg。腋窩に黒色表皮腫を認める。血液生化学所見・随時血糖201mg/dl、HbA1c6.6%(基準4.3~5.8)。最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [102G047]←[国試_102]→[102G049]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [100B041]←[国試_100]→[100B043]
[★]
[★]
腎性糖尿
- 関
- renal glycosuria
[★]
- 英
- urine
- ラ
- urina
- 関
- 尿浸透圧、尿量
臨床関連
尿中への代謝物質の異常排出
尿の色
- 決定する要素:ウロビリノゲン、ヘモグロビン、ミオグロビンなど
[★]
- 英
- renal、renally
- 関
- 腎、腎臓
[★]
- 英
- glycosuria、glucosuria