UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
- 1. 前置胎盤のマネージメント management of placenta previa
- 2. 胎盤の肉眼的評価 gross examination of the placenta
- 3. 前置胎盤の臨床的特徴、診断、および経過 clinical features diagnosis and course of placenta previa
- 4. 癒着胎盤、嵌入胎盤、および穿通胎盤のマネージメント management of the morbidly adherent placenta placenta accreta increta and percreta
- 5. 正常な陣痛および分娩のマネージメント management of normal labor and delivery
Japanese Journal
- 17.胎児-胎盤機能検査(C.産婦人科検査法,研修コーナー)
- 村林 奈緒,佐川 典正
- 日本産科婦人科學會雜誌 59(7), "N-195"-"N-201", 2007-07-01
- 胎児-胎盤機能検査は,胎児のwell-beingを診断する検査法であり,表C-17-1に示されるように,生理学的検査と生化学的検査がある.本稿では,これらの検査法の原理および臨床的意義について解説する.
- NAID 110006958155
- 胎児ジストレスの診断--胎児-胎盤機能検査による診断 (特集 胎児ジストレス)
- 大野 泰正,水谷 栄彦
- 周産期医学 31(11), 1467-1470, 2001-11
- NAID 40001725873
Related Links
- 胎児―胎盤機能検査法は胎児の well-beingを診断する検査法であり，これらの検査法 . のうち胎児心拍モニタリングを利用したノンストレステストを代表とする生理学的検査法. は，主に胎児側の情報を得る方法である．これに対して，生化学的検査法は胎盤で ...
- 表 C-17-1） 胎児胎盤機能検査. 1．生理学的検査. 1）胎児心拍モニタリング（NST， CST）. 2）biophysicalprofilescore（BPS）. 3）超音波 ... 生化学的検査. ホルモン値の 測定. 1）胎盤由来ホルモン. 2）胎児由来ホルモン. 胎児―胎盤機能検査は，胎児の well- ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
| 関連記事 | 「胎児」「胎盤」「機能」「検査」 |
「胎児」
- 産科学：妊娠8週以降の児を指す。
- 区別すること！！
成長
- 頭殿長
- 体重
- およそのめやすね。正確ではない。(SPE.68)
- 25週： 750g
- 30週：1500g
- 35週：2000g ←だいたい2200gだけど
- 40週：3000g
- 25週から5週間で2倍、30週から10週で2倍
循環器
- 胎児心拍動は妊娠6週で認められ、妊娠7週目では100%確認できる。(G10M.6 QB.P-209)
感覚系
- 妊娠10週ごろから刺激に反応して口、指、趾、目を動かす。(NGY.285)
聴覚
- 妊娠中期には聴覚が発達。(NGY.285)
- 妊娠28-30週(妊娠後期の始め)には音の刺激により心拍数が増加。(QB.P-190)
胎児の成長
- G10M.6改変
| 妊娠月数 (月) |
妊娠週数 (週) |
胎児のイベント |
| 1 | 2 | 肺胞期に着床(受精後6日後) |
| 2 | 5 | 中枢神経系、心臓形成開始 |
| 6 | 肺形成開始 | |
| 7 | 胚形成、胎盤形成開始 | |
| 3 | 9 | 胎児心拍最速(170-180bpm) |
| 10 | 躯幹と四肢の運動が超音波で測定可能 | |
| 11 | 外陰の性差が決まる(が超音波では分からない) | |
| 4 | 12 | 排尿が超音波で観察可能、胎便形成開始。 |
| 15 | 胎盤完成。呼吸様運動が不規則に観察可能(10週から始まっているが観察は容易ではない)。 | |
| 5 | 16 | 嚥下が超音波で観察可能。 → 胎盤完成以降に羊水量が(急に)増えるが、嚥下が観察可能になるのはこれと関係ある？ |
| 17 | 外陰の性差が超音波で観察可能 | |
| 18 | 胎動を感ずる(18-20週) | |
| 6 | 20 | 肺サーファクタント産生開始 |
| 7 | 26 | 肺の構造完成 |
| 8 | 28 | 肺サーファクタント増加 |
| 9 | 34 | 胚が成熟、腎の発生完了 |
国試
- 胎児の成長：103B036
「胎盤」
- 英
- placenta (Z)
発生
- G10M.30 NGY.287
- 妊娠7週から形成が始まり、妊娠4ヶ月末(妊娠15週末,妊娠前期末)に完成。妊娠10ヶ月末まで増大し続ける。
解剖
- NGY.287
- 正期産では500g、直径20cm、厚さは中央部で2cmの扁平な円盤状構造物である。
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
機能
ガス・物質交換と代謝
| 単純核酸 | 酸素、二酸化炭素、遊離脂肪酸、脂溶性ビタミン、ナトリウム、カリウム、尿素、尿酸、薬剤の大部分、麻酔学 |
| 促進拡散 | グルコース。GLUT1とGLUT3による |
| 能動輸送 | アミノ酸、水溶性ビタミン、カルシウム、リン酸塩、鉄、ヨード |
| エンドサイトーシス | IgG, LDLコレステロール |
薬物・毒物・感染性物質の胎盤通過性
- 通過しやすい物質
- 脂溶性・非イオン性薬剤、分子量≧600、非抱合型ステロイドホルモン、脂質
- 通過しにくい物質
- 水溶性・イオン性薬剤、分子量＜1000、血清蛋白結合能の強い薬剤、ポリペプチドホルモン、抱合型ステロイドホルモン
ホルモン産生
- プロゲステロン：妊娠10以降に産生される。