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- idiopathic spontaneous pneumothorax
- 関
- 自然気胸
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Japanese Journal
- 気胸手術により偶然発見されたmalignant solitary fibrous tumorの1例
- 大井 諭,松下 晃三,閨谷 洋,船井 和仁,高持 一矢,鈴木 一也,数井 暉久
- 日本呼吸器外科学会雑誌 20(4), 694-697, 2006-05-15
- 今回我々は,右自然気胸術後の切除標本で偶然発見されたmalignant solitary fibrous tumorの1例を経験した.症例は48歳男性.右自然気胸の手術は胸腔鏡下で上葉にある肺嚢胞を広範囲にわたり切除した.術前および術中は腫瘍の存在には気づかず,術後の病理診断で腫瘍の存在が明らかとなった.この患者はその後,約6ヵ月経過して胸腔内に局所再発し,放射線化学療法と手術療法を行ったが再々発 …
- NAID 110004719547
- 特発性縦隔気腫と特発性自然気胸症例の臨床像の比較検討
- 由佐 俊和,渋谷 潔,YUSA Toshikazu,渋谷 潔,シブヤ キヨシ,SHIBUYA Kiyosi
- 千葉医学雑誌 72(3), 183-186, 1996-06-01
- … 特発性自然気胸に対する胸腔鏡下手術を腋窩開胸による手術と比較しつつ,その治療成績について検討した。 … 対象は1992年以降手術療法を行った特発性自然気胸症例で,胸腔鏡下手術82例,腋窩開胸12例である。 … 以上より,胸腔鏡下手術はほとんどの特発性自然気胸に対して可能であり,侵襲が小さく安全で有効な手術法であると考える。 …
- NAID 110004647965
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- 特発性気胸の外科治療 特発性気胸で再発を繰り返す場合や、検査でブラやブレブの存在が疑われる場合には外科的治療の対象となります。胸腔鏡による肺の観察を行い、ブラやブレブに対しては胸腔鏡下肺部分切除術が行なわれます。
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- 英
- spontaneous pneumothorax
- 関
- 気胸、緊張性気胸
自然気胸
概念
- 胸腔内に空気が貯留・肺が虚脱した状態(気胸)で、外傷性および医原性気胸を除いたもの。
分類
原因
- 原発性気胸:基礎疾患なし(肺尖部のブレブ、ブラの破裂)
- 続発性気胸:基礎疾患有り(COPD、喘息、肺癌、肺結核、肺線維症、肺炎、肺化膿症、肺膿瘍、サルコイドーシス、AIDS、肺吸虫症、子宮内膜症など)
重症度
定量的
病因 YN.I-138
-
- マリファナの吸引はbullous lung diseaseの関係している。タバコは気胸の再発リスクを上げる。(CASES.188)
- 続発性気胸:COPD、喘息、肺癌、肺結核、肺線維症、肺炎、肺化膿症、肺膿瘍、サルコイドーシス、AIDS、宮崎肺吸虫症、子宮内膜症
- 胸膜の索状癒着の起始部の破綻
- 炎症・腫瘍などによる肺胸膜の断裂
- 月経随伴性気胸
- 子宮内膜症に伴う。臓側胸膜や横隔面に子宮内膜症の病変を認める。月経時に血性胸水を呈する。右側に多い
疫学
- 20歳代:ブラ、ブレブの破裂。若年男性、細長型、扁平胸郭に多い。基礎疾患無し。
- 50-60歳代:基礎疾患あり(慢性気管支炎、肺気腫、気管支喘息、肺癌など)
身体所見
- 打診:患側で鼓音
- 聴診:患側の呼吸音・声音振盪減弱。左側が患側の場合、心音減弱
- 肺が高度に虚脱した場合:頻脈、呼吸数増加、チアノーゼなど
症状
- 突然の胸痛(背部、肩に放散)、乾性咳嗽(発作的な咳)、呼吸困難。時に胸水 (YN.I-138)
検査
- 胸部単純X線写真:呼気位が有用。胸郭の容量が減少するため、空気の占めるスペースが相対的に大きくなり気胸を見いだしやすくなる。
- 適応:気胸を疑う例。重症度、基礎疾患。穿刺脱気例の前後。穿刺脱気時は、4-6時間後胸部X線写真を再検。チューブドレナージ例では、ドレーンからの空気の流出をみながら、治療効果判定のため頻回に撮影。
- 所見:虚脱した肺、縦隔の健側変位、患側の横隔膜下降
- 進行した慢性肺気腫に続発した気胸では、胸部X線写真で気胸腔を指摘するのが困難
- 小さなブラ、ブレブの診断や、肺疾患合併症の評価に非常に有効
診断
- 臨床症状と身体所見、ならびに胸部X線・CT検査などで気胸腔を確認
鑑別診断
- 心筋梗塞、狭心症、心膜炎、肺梗塞、解離性大動脈瘤、胸膜炎
合併症
治療
- 軽度例:保存的療法(安静のみで虚脱肺の再膨張)
- 中等度以上:保存的療法(脱気)
- 脱気(胸腔ドレナージ):胸腔穿刺、低圧持続吸引、水封式脱気など
- 過大な陰圧をかけて吸引すると再膨張性肺水腫を見ることがある
- 第2肋間から16Frのカニュラをつかって前から吸引する(100CASES.73)
- 胸膜癒着術:テトラサイクリン、OK432、ヒトフィブリノゲンを胸腔内に注入
- 2回気胸が生じたとき、あるいはプロの運転手やパイロットのかたにはpleurodesisが勧められる。(100CASES.73)
- 手術療法:根治的治療であり、胸腔鏡を介して行う
- 次の場合、手術療法を考慮
- 1. 大量の気漏、気漏の持続
- 2. 多量の血胸
- 3. 両側気胸
- 4. 再発性気胸
- 5. 初発例でも明らかな嚢胞を認めるもの
予後
- 保存的治療での再発率は高い(20-40%)。
- 1回の気胸の既往がある場合には20%再発、2回の既往がある場合には50%再発。(100CASES.73)
国試
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- 英
- pneumothorax (M)
分類
病態
- 開放性気胸:胸壁が外界と交通している状態
- 閉鎖性気胸:肺が破れている状態
- 緊張性気胸:胸壁・肺・気管支の損傷部位が弁状となり、吸気時に胸腔に入ってしまった空気が流出されない。
原因
続発性
病態
- 換気障害:緊張性気胸でない状態では、換気が抑制された状態となる(SAN.200)。従って、paCO2は上昇、pO2は不変であることが多いと考えられる。
身体所見
聴診
打診
検査
単純胸部X線
- 胸腔内の空気部(free air)に肺血管影が存在しない
- free airと縮んだ肺の境界部に明瞭な臓側胸膜の線状影が認められる
- deep sulcus sign:肋骨や横隔膜が透亮像として、深く拡大して見える。呼気位で撮影するとよく分かる。
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- 英
-
- 関
- 原住民、自然発症、自然発症的、自発性、自発的、性質、当然、ネイチャー、本質、未変性、もっとも、天然、ネイティブ
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- 英
- chest、breast、thoracic、pectoral
- 関
- 胸郭、胸筋、胸腔、胸髄、胸椎、胸部、乳房
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- 英
- idiopathy、idiopathic、cryptogenic、agnogenic, essential
- 同
- 本態性
- 関
- 原因不明