ブラウン・セカール症候群
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Brown-Séquard syndrome |
分類及び外部参照情報 |
ICD-10 |
G83.8 |
ICD-9 |
344.89 |
DiseasesDB |
31117 |
eMedicine |
emerg/70 pmr/17 |
MeSH |
D018437 |
プロジェクト:病気/Portal:医学と医療 |
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ブラウン・セカール症候群(英: Brown–Séquard syndrome)あるいは脊髄半側切断症候群とは、脊髄のある部位の半側が障害されたときに障害部位以下でおこる運動麻痺や感覚麻痺などの症状をいう。
目次
- 1 症状
- 2 伝導路と麻痺の出現
- 3 注釈
- 4 参考文献
- 5 関連項目
症状[編集]
- 随意運動麻痺、深部感覚麻痺、血管運動の障害
- 温度覚麻痺、痛覚麻痺
- 触覚障害
伝導路と麻痺の出現[編集]
随意運動の伝導路は錐体路と呼ばれる。中枢は大脳皮質のarea4であり、神経線維は内包を通って下降する。大部分の神経線維は延髄の下端で左右交叉して脊髄に入り[1]外側を下降(外側皮質脊髄路)、順次、脊髄の前角で運動神経に接続する。このため、脊髄の半側が障害された場合の運動麻痺は、障害側に現れる。
脊髄を上行する伝導路のうち後索路は、脊髄で左右交叉しない。したがって後索路を通る深部感覚、2点識別型触覚の麻痺は障害側に現れる。 これに対して脊髄視床路は脊髄で左右交叉するため、これを通る温度覚、痛覚、原始的触覚の麻痺は反対側に現れる。
注釈[編集]
- ^ 一部は延髄で左右交差せずに脊髄に入り、脊髄で左右交叉する。
参考文献[編集]
- 社団法人全国柔道整復学校協会 監修・根来英夫・貴邑冨美子 『生理学』改訂第3版 南江堂、2006年、241頁
関連項目[編集]
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Japanese Journal
- 脊椎・脊髄疾患 (特集 総復習 脳神経疾患 これで新人に聞かれても大丈夫!)
- 頸椎骨折により典型的なブラウン・セカール症候群を呈した1症例
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- syndrome, symptom-complex
- 同
- 症状群
- 関
- [[]]
- 成因や病理学的所見からではなく、複数の症候の組み合わせによって診断される診断名あるいは疾患。
内分泌
先天的代謝異常
高プロラクチン血症
- 分娩後の視床下部障害によるプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制のため、高プロラクチン血症を呈する。
- 分娩に関係なくプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制をきたし、高プロラクチン血症を呈する。
性腺機能低下
- 嗅覚の低下・脱出、低ゴナドトロピン性性腺機能低下症
- 肥満、網膜色素変性症、知能低下、低ゴナドトロピン性性器発育不全、多指症、低身長
性早熟
- 思春期早発症、多発性線維性骨異形成症、皮膚色素沈着
- 女性型の肥満、性器の発育障害の2主徴を示し、視床下部に器質的障害をもつ疾患群。
脳神経外科・神経内科
[★]
- 英
- bulla, pulmonary bulla
- 同
- 気腫性嚢胞 emphysematous bulla
- 関
- ブレブ
- ブラ bulla 気腫性嚢胞 肺胞が破壊されてできた肺実質内の気腔
- 肺胞壁の破壊、融合、拡張により生じた気腫 ただし胸膜の弾性板の内側に留まっている
[★]
- 英
- group
- 関
- グループ、集団、分類、群れ、基、グループ化
[★]
- 英
- symptom and sign
- 関
- 症状, 徴候 兆候
[★]
- 英
- Karl、curly
- 関
- 巻き毛