- 英
- Mycobacterium tuberculosis
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
- 1. 肺結核の臨床症状および評価 clinical manifestations and evaluation of pulmonary tuberculosis
- 2. 小児における結核 tuberculosis disease in children
- 3. HIV陰性患者における肺結核の治療 treatment of pulmonary tuberculosis in hiv negative patients
- 4. 肺外結核および粟粒結核の臨床症状、診断、および治療 clinical manifestations diagnosis and treatment of extrapulmonary and miliary tuberculosis
- 5. 結核の皮膚症状 cutaneous manifestations of tuberculosis
Japanese Journal
- 結核菌の病原性および増殖制御機構の分子遺伝学的解析と応用研究
- 松本 壮吉
- 日本細菌学雑誌 66(4), 531-537, 2011-12-31
- … ヒト型結核菌は,ヒトに特化した寄生病原体であり,感染成立後,免疫系は菌を生体から駆逐することができない。 …
- NAID 10030278737
- ベンゾチアジノン : ヒト型結核菌のDprエピメラーゼに作用するプロドラッグ
Related Links
- (Vol.26 p 225-225) ウシ型結核菌は本来ウシの感染症である。感染ウシの低温殺菌されていない牛乳を飲めばヒトに感染しうるが、先進国ではまれである。このレポートは、ニューヨーク(NY)市で感染が確認された35例について調査中の ...
- 世界大百科事典 第2版 ヒト型結核菌の用語解説 - これらの細菌は,いずれも長い杆菌で運動性がなく,好気性で培地上の発育は遅く,グラム染色では明りょうかつ確実に染色することが難しい。最初の記載例はA.G.H.ハンセン(1874 ...
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
一般診断用精製ツベルクリン(PPD)1人用
組成
製法の概要
- 本剤は、ヒト型結核菌(青山B株)の培養を加熱殺菌し、除菌ろ過し、そのろ液から結核感染者やBCG被接種者に特異的な皮膚反応を起こす活性物質を分離精製し、これを凍結乾燥して得た原末を0.5W/V%乳糖液に溶かして分注し、凍結乾燥したものである。
なお、本剤は製造工程でニワトリの卵を使用している。
組成
- 本剤は、注射量0.1mL中にそれぞれ次の成分及び分量を含有する。
有効成分 分量
- 精製ツベルクリン (標準品相当量) 0.05μg 相当量
添加物 (賦形剤) 分量
溶解液 分量
- リン酸水素ナトリウム水和物 1.528mg
リン酸二水素カリウム 0.145mg
塩化ナトリウム 0.48mg
フェノール 0.5mg
注射用水 適量
効能または効果
- 添付の溶解液の全量を吸い上げ、標準品0.25μg相当量入りの本剤に注入して溶解し、0.5μg相当量/mLの精製ツベルクリン溶液をつくる。
- 精製ツベルクリン溶液0.1mLを前膊(前腕)屈側のほぼ中央部または上膊(上腕)屈側の中央からやや下部の皮内に注射し、注射後およそ48時間後に判読する。
判読
(判読の基準は次表のとおり。ただし、1mm未満は四捨五入する。)
- 次のような条件下において、ツベルクリン反応が弱められることが知られている。1)
高齢、栄養不良、細胞性免疫異常、悪性腫瘍、重症あるいは急激に進展する時期の結核 (粟粒結核・胸膜炎・髄膜炎・重症肺結核等)、ウイルス感染症 (麻しん・風しん・インフルエンザ・ポリオ・水痘等) 又はそれらの生ワクチン接種、膠原病、ホジキン病、サルコイドーシス、薬剤 (免疫抑制剤・副じん皮質ホルモン剤・制癌剤等) の投与中。
薬効薬理
- 結核菌に自然感染した、またはBCGワクチンを接種された個体に抗原物質であるツベルクリンを皮内注射すると、全身を循環している感作Tリンパ球と接触する。このTリンパ球が産生する種々のサイトカインには皮膚に反応を起こす因子も含まれ、またマクロファージなども集まることも加わり、注射部位に発赤・硬結などの反応が起こる。この反応は、抗原であるツベルクリンを注射してから48〜72 時間後に最大となる。2)
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- tuberculosis, TB
- 同
- 結核症
- 関
- 結核菌 Mycobacterium tuberculosis、抗結核薬
- 肺結核、腸結核、脳結核腫
- 感染予防学 080423I,II
- first aid step1 2006 p.135,137,143,162,172,173,181
- Pott's disease = vertebral tuberculosis. constrictive pericarditis = tuberculosis
概念
病原菌
疫学
平成21年
- 参考3
- 結核患者の発生は未だ2万4千人以上である。結核罹患率は引き続き減少傾向にあるが、減少率は2%台と低い。
- 新登録結核患者数 24,170人
- 罹患率(人口10万人対の新登録結核患者数) 19.0 (対前年比0.4減)
- 80歳以上の結核罹患率は横ばいないし増加し、70歳以上の高齢結核患者は新登録結核患者の半数以上となった。
- 80歳以上の罹患率 88.3 (H20 87.6、H19 90.5、H18 93.0)
- 70歳以上の新登録結核患者の占める割合 50.1%(H20 48.9%、H19 47.9%、H18 47.0%)
- 世界的に見て、日本は依然として結核中まん延国である。
- 日本の罹患率(19.0)は、米国(4.3)の4.4倍、カナダ(4.7)の4.0倍、スウェーデン(5.4)の3.5倍、オーストラリア(5.5)の3.5倍。
感染の型
- SPU.178
一次感染
- 初感染患者に形成される初期変化群の増悪による病変:全身性血行性散布(粟粒結核など)、肺原発巣の空洞化、リンパ節の穿孔による吸引性結核性肺炎、結核性胸膜炎
二次感染
症状
結核の皮膚病変
検査
- 「喀痰の抗酸菌検査では1日1回、連続して3日間検査することが推奨されている。抗酸菌検査では通常、塗抹検査と培養検査の2項目をオーダーするが、結核の疑いが強い場合には、健康保険診療上、結核菌核酸増幅法検査を1回行うことができる。」(ガイドライン1より引用)
診断
- 結核菌の診断を行う上では、あくまでも細菌学的検査(塗沫検査、培養検査)によることが原則である。(IRE.1034)
- 結核の疑いが強い場合にはPCR法により確定して、直ちに保健所に届けるのがよい。
治療
- 標準治療法:最初2ヶ月間4剤、次の4ヶ月間2-3剤の計6ヶ月間の治療
- 例:INH,RFP,EB,PZAで2ヶ月間(bactericidal phase) → INH,RFP(,EB)で4ヶ月間(continuation phase)
- 多剤耐性結核菌:少なくともINHとRFPに同時耐性を示す菌株
2009年に厚生労働省告示
- ピラジナミド(PZA)を使用できる場合には、まずイソニアジド(INH)、リファンピシン(RFP)およびPZAにストレプトマイシン(SM)またはエタンブトール(EB)を加えた4剤併用療法を2カ月間行い、その後INHおよびRFPの2剤併用療法を4剤併用療法開始時から6カ月を経過するまで行う。
- PZAを使用できない場合には、まずINHおよびRFPの2剤にSMまたはEBを加えてた3剤併用療法を2ないし6ヵ月間行い、その後INHおよびRFPの2剤併用療法を3剤併用療法開始時から9ヶ月を経過するまでに行う。INHまたはRFPを使用できない場合、症状が著しく重い場合、治療開始から2カ月を経ても結核菌培養検査陽性の場合、糖尿病、じん肺、HIV感染症等の疾患を合併する場合、または副腎皮質ホルモン剤を免疫抑制剤を長期にわたり使用している場合、などでは治療期間を3ヵ月間延長できる。
感染経路
公衆衛生
参考
- http://www.kekkaku.gr.jp/
- http://www.jatahq.org/about_tb/index.html
- 3. 結核登録者情報調査【平成18年まで結核発生動向調査】|厚生労働省
- http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/kekkaku_tourokusya.html
ガイドライン
- 1. 結核診療ガイドライン(の要点抜粋) 山岸文雄 独立行政法人国立病院機構千葉東病院 病院長
- http://www.kekkaku.gr.jp/ga/ga-59.htm
国試
[★]
- 英
- fungus、fungi、microbial
- 関
- 菌類、真菌、真菌類、微生物
[★]
- 英
- human, Homo sapiens
- 同
- 人