- 関
- 人工腎臓透析用剤
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Related Links
- バイフィル透析剤,人工透析液(1-13) ... 副作用 本剤及びバイフィル専用炭酸水素ナトリウム補充液1.39%を用いた血液透析濾過療法の臨床試験において、解析症例257例中53例(20.6%)に臨床検査値異常を含む副作用が ...
- バイフィル透析剤,人工透析液(1-13) ... 薬効 3410 人工腎臓透析用剤 一般名 人工透析液(1-13) 英名 Bifil 剤形 注射液 薬価 2050.00 規格 6L1瓶 メーカー
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
バイフィル透析剤
組成
- 本剤は1本中6L入りの濃厚原液である。希釈前の成分、分量及び35倍希釈調製後の電解質濃度は下記のとおりである。
希釈前の成分、分量
成分(1本(6L)中)
- 塩化ナトリウム 1,710g
塩化カリウム 31g
塩化カルシウム水和物 50.9g
塩化マグネシウム 21g
ブドウ糖 210g
添加物(1本(6L)中)
- 塩酸(pH調節剤) 適量
水酸化ナトリウム(pH調節剤) 適量
希釈調製後の電解質濃度(mEq/L)
- Na+ 139
K+ 2.0
Ca2+ 3.3
Mg2+ 1.0
Cl− 145.3
Glucose 1g/L
効能または効果
- 慢性腎不全における透析ろ過型人工腎臓の灌流液として用いる。(透析型人工腎臓では治療の持続又は管理困難な場合に用いる。)
- 透析ろ過型人工腎臓の透析液として次のような場合に用いること。
- 透析療法では不均衡症候群、血圧低下等のため治療の持続又は管理の困難な場合
- 透析療法ではアシドーシスの是正が不十分な場合
- 用時、本剤1容に対し、水34容を加えて希釈して用いる。用量は透析時間により異なるが、通常、灌流液として120〜210Lを用いる。本剤はバイフィル専用炭酸水素ナトリウム補充液1.39%と同時に使用する。
投与経路
調製時
- 本剤は用時調製用の製剤であり、調製後速やかに使用すること。
- 定められた希釈液として調製すること。
- 希釈する水については脱イオン水が望ましいが、水道水等を用いる場合は、水道水中のカルシウム濃度を十分考慮に入れて使用すること。特にカルシウム濃度が0.5mEq/Lを超えるような場合は、軟水化装置(イオン交換樹脂)等による軟水又は脱イオン水を用いることが望ましい。
使用時
- 本剤を単独で用いた場合には、過度のアシドーシスが起こることがあるので必ず「バイフィル専用炭酸水素ナトリウム補充液1.39%」と同時に使用し、単独では使用しないこと。また他の透析ろ過型又はろ過型人工腎臓の補充液とは同時に使用しないこと。
- 投与中は、血液ガス分析装置により酸塩基平衡を定期的(投与初期には週1回、維持投与期には2〜4週間に1回程度)に観察し、アルカローシスにならないように十分注意する。アルカローシスを認めた場合は、「バイフィル専用炭酸水素ナトリウム補充液1.39%」を減量するなど適切な処置をとること。
- 使用前に透析液の電解質濃度を測定し、それらが適正であることを確認すること。
- 透析患者の血清浸透圧は、高窒素血症のため高値を示すのが普通であるから、血液側の陽圧によって、透析液浸透圧とのバランスを保つこと。
- 透析液の浸透圧測定に際しては、生理食塩液の浸透圧(理論値308mOsm/L)を測定し、実測値を補正すること。
- 使用に際しては、体温程度に温めること。
- 透析液中の沈殿の有無を透析器前の透析液回路で確認し、沈殿を生じた透析液は使用しないこと。
慎重投与
- 心不全のある患者[水及びナトリウムの負荷により心不全が増悪するおそれがあるので、ろ過量と補充量のバランスに十分注意すること。]
- 不整脈(心房細動等)のある患者[症状を増悪するおそれがある。]
- ジギタリス配糖体製剤投与中の患者[血清カリウム値低下によるジギタリス中毒発症のおそれがあるので、必要に応じカリウムを本剤に添加して使用すること。]
重大な副作用
アルカローシス(5%以上)
- アルカローシスがあらわれることがあるので治療中は観察を十分に行い、症状があらわれた場合には血液ガス分析を行い、治療を中止するなど適切な処置を行うこと。
アシドーシス(0.1〜5%未満)
- アシドーシスがあらわれることがあるので治療中は観察を十分に行い、症状があらわれた場合には血液ガス分析を行い、炭酸水素ナトリウム投与等適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- 腎不全イヌに本剤と「バイフィル専用炭酸水素ナトリウム補充液1.39%」による血液透析ろ過療法を行った結果、速やかな代謝性アシドーシス改善効果が認められ、透析2時間目以降の効果は緩徐となった。また、腎不全により著明に上昇した血中尿素窒素及びクレアチニン濃度を低下させ、血中電解質濃度を是正した。血中乳酸及び酢酸濃度は変化が認められなかった7)。
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
- 英
- drug、agent
- 関
- 薬、作用薬、ドラッグ、媒介物、病原体、麻薬、薬剤、薬物、代理人、薬品
[★]
- 英
- dialysis
- 関
- ドナン膜平衡
[★]
炭酸水素ナトリウム