アスコルビン酸、パントテン酸カルシウム(パントテン酸)
- 関
- 混合ビタミン剤
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- 東和薬品株式会社のシーピー配合顆粒(ビタミン剤)、一般名アスコルビン酸(Ascorbic acid) パントテン酸カルシウム(Calcium pantothenate) の効果と副作用、写真、保管方法等を掲載。 ... 通常、成人は1回1~3包または1~3gを1日1~3回 ...
- 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
※シーピー配合顆粒
組成
1g中の有効成分
- 日局 アスコルビン酸…200mg
日局 パントテン酸カルシウム…3mg
※※添加物
- 白糖、水酸化Mg、ヒドロキシプロピルセルロース、黄色三二酸化鉄
効能または効果
本剤に含まれるビタミン類の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦など)、炎症後の色素沈着
効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
- 通常成人1回1〜3g を1日1〜3回経口投与する。
- なお、年齢、症状により適宜増減する。
有効成分に関する理化学的知見
アスコルビン酸
- 構造式:
- 一般名:アスコルビン酸(Ascorbic Acid)
- 化学名:L-threo-Hex-2-enono-1,4-lactone
- 分子式:C6H8O6
- 分子量:176.12
- 性 状:白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、酸味がある。水に溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
- 融 点:約190℃(分解)
パントテン酸カルシウム
- 構造式:
- 一般名:パントテン酸カルシウム(Calcium Pantothenate)
- 化学名:Monocalcium bis{3-[(2R)-2,4-dihydroxy-3,3-dimethylbutanoylamino]propanoate}
- 分子式:C18H32CaN2O10
- 分子量:476.53
- 性 状:白色の粉末で、においはなく、味は苦い。水に溶けやすく、エタノール(95)に極めて溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。1.0gを水20mLに溶かした液のpHは7.0〜9.0である。吸湿性である。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- vitamin C
- ラ
- acidum ascorbicum、セビタミン酸 cevitamic acid
- 同
- アスコルビン酸, ascorbic acid AsA, ascorbate, L-アスコルビン酸
- 商
- ハイシー、アスコルチン、ビタシミン、アスコルビン酸、オフタルムK配合、シーピー配合、デラキシー配合、デルモランF、ビタミンC
- 関
- ビタミン
- first aid step1 2006 p.85,112,114,427
生理機能
- コラーゲンのプロリン、リジンのヒドロキシル化 (HIM.445)
- チロシン代謝 (HIM.445)
- カテコールアミン生合成:necessary as a cofactor for dopamine → NE (HIM.445)
- カルニチン生合成 (HIM.445)
- 多くのペプチドホルモンの合成 (HIM.445)
- コレステロール代謝
- 鉄吸収の促進:鉄イオンをFe2+(還元状態)に保持することで吸収されやすくする。 (HIM.445)
- 抗酸化作用
- スーパーオキシド(O2.-)、ヒドロキシルラジカル(OH.)、一重項酸素(1O2)などを消去
還元型ビタミンC + ラジカル → モノデヒドロアスコルビン酸 →
(2分子の不均化反応)モノデヒドロアスコルビン酸 → 還元型アスコルビン酸 + 酸化型アスコルビン酸
酸化型アスコルビン酸 + GSH → 還元型アスコルビン酸
臨床関連
[★]
- 英
- compound、combination、mixture、compound
- 関
- 化合物、組み合わせ、混合、混合物、コンパウンド、複方、併用、化合、合併、コンビネーション、組合せ
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アスコルビン酸、パントテン酸カルシウム