- 同
- 升麻
- 関
- 乙字湯エキス、升麻葛根湯エキス、辛夷清肺湯エキス、清肺湯エキス、立効散エキス、補中益気湯エキス
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/05/24 16:59:32」(JST)
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サラシナショウマ |
サラシナショウマ
|
分類 |
界 |
: |
植物界 Plantae |
門 |
: |
被子植物門 Magnoliophyta |
綱 |
: |
双子葉植物綱 Magnoliopsida |
目 |
: |
キンポウゲ目 Ranunculales |
科 |
: |
キンポウゲ科 Ranunculaceae |
属 |
: |
サラシナショウマ属 Cimicifuga |
種 |
: |
サラシナショウマ C. simplex |
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学名 |
Cimicifuga simplex
(DC.) Wormsk. ex Turcz. |
シノニム |
Actaea simplex
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和名 |
サラシナショウマ(晒菜升麻、更科升麻) |
サラシナショウマ(晒菜升麻、更科升麻、学名:Cimicifuga simplex (DC.) Wormsk. ex Turcz.)は、キンポウゲ科サラシナショウマ属 の多年草の植物。
目次
- 1 概要
- 2 生薬
- 3 種の保全状況評価
- 4 関連画像
- 5 脚注
- 6 参考文献
- 7 関連項目
- 8 外部リンク
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概要 [編集]
日本、中国北部に分布する。背丈は40-150 cmで、葉は互生して長い枝に多数の白い花を付ける[1]。花期は8-9月頃。花には両性花と雄花がある[1]。葉には悪臭があり、名前の「サラシナ」は若菜を茹で水にさらして山菜として食したことに由来する[2]。別名が「ヤマショウマ」[2]。
生薬 [編集]
本種やその他同属植物の根茎は升麻(ショウマ)という日本薬局方に収録された生薬で、解熱、解毒、抗炎症作用がある。 升麻は、乙字湯、升麻葛根湯、補中益気湯、立効散などの漢方方剤に含まれている。
種の保全状況評価 [編集]
日本の各都道府県で、以下のレッドリストの指定を受けている[3]。
- 絶滅危惧Ⅱ類(VU) - 香川県
- 準絶滅危惧(NT) - 埼玉県、千葉県、東京都
関連画像 [編集]
脚注 [編集]
- ^ a b 花の山旅 (2001)、23頁
- ^ a b 伊吹山の植物 (2009)、195頁
- ^ “日本のレッドデータ検索システム(サラシナショウマ)”. エンビジョン環境保全事務局. 2011年8月30日閲覧。
参考文献 [編集]
- 金丸勝実 『鈴鹿・伊吹山』 山と溪谷社〈花の山旅〉、2001年6月10日。ISBN 4635014134。
- 大川勝瀆德 『伊吹山の植物』 幻冬舎ルネッサンス、2009年10月20日。ISBN 9784779005299。
関連項目 [編集]
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ウィキスピーシーズにサラシナショウマに関する情報があります。 |
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ウィキメディア・コモンズには、サラシナショウマに関連するメディアおよびカテゴリがあります。 |
外部リンク [編集]
- サラシナショウマの標本(千葉県東金市上布田で1982年10月13日に採集) (千葉大学附属図書館)
Japanese Journal
- 東日本のブナ林に出現する広葉草本種の生育場所は少雪地と多雪地でなぜ異なるのか
- P7-1-9 ヘアリーベッチによるハッショウマメ生育促進の要因解明(ポスター,7-1 肥料および施肥法,2014年度東京大会)
- DNA配列情報を利用したブラックコホシュ国内市場品の基原鑑別
Related Links
- 夏の野山を散策すると、アスチルベに似た華麗な花を咲かせるショウマと名が付く植物群に出会う。 表題の写真がそのひとつであるトリアシショウマで、花期には山裾の暗がりの中に真っ白な花がひときわ目立つ。 この地方の人は ...
- オオバショウマ (大葉升麻) 花期:8月~9月 50~100cmの大型。 ウスバアザミの変種で四国では、わりと普通に見ることができる。 花の特徴 茎の上部に直立して穂状花序を出し ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
〔東洋〕補中益気湯エキス細粒
組成
- 本剤は、補中益気湯の水製エキスに賦形剤(トウモロコシデンプン)を加えて製したものである。
本剤 7.5g 中
日局ニンジン 4.0g 日局タイソウ 2.0g
日局ビャクジュツ 4.0g 日局サイコ 2.0g
日局オウギ 3.0g 日局カンゾウ 1.5g
日局トウキ 3.0g 生ショウキョウ 2.0g
日局チンピ 2.0g 日局ショウマ 1.0g
上記の混合生薬より抽出した補中益気湯の水製エキス4.8gを含有する。
効能または効果
- 元気がなく胃腸のはたらきが衰えて疲れやすいものの次の諸症
- 虚弱体質、疲労倦怠、病後の衰弱、食欲不振、ねあせ
- 通常 大人 1日 3回 1回 2.5g(1包)を空腹時経口投与 年齢症状により適宜増減する。
重大な副作用
間質性肺炎
- 発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音の異常(捻髪音)等があらわれた場合には、本剤の投与を中止し、速やかに胸部X線等の検査を実施するとともに副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。また、発熱、咳嗽、呼吸困難等があらわれた場合には、本剤の服用を中止し、ただちに連絡するよう患者に対し注意を行うこと。
偽アルドステロン症
- 低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定など)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
ミオパシー
- 低カリウム血症の結果としてミオパシーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、脱力感、四肢痙攣・麻痺等の異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸
- AST(GOT)、ALT(GPT)、Al−P、γ−GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- 漢方製剤、補中益気湯
[★]
- 関
- 辛夷清肺湯、漢方製剤
[★]
- 関
- 漢方製剤、清肺湯
[★]
- 関
- 漢方製剤、升麻葛根湯
[★]
- 関
- 漢方製剤、乙字湯
[★]
- 英
- velvet bean
- 関
- トビカズラ属
[★]
- 英
- horse、Equus caballus、domestic horse、equine、(aj,Latin)(ラテン語形容詞)equi
- 関
- シマウマ、ロバ、ウマ科、ラバ