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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/08/29 12:41:46」(JST)
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グルコース-6-リン酸イソメラーゼ |
|
識別子 |
EC番号 |
5.3.1.9 |
CAS登録番号 |
9001-41-6 |
データベース |
IntEnz |
IntEnz view |
BRENDA |
BRENDA entry |
ExPASy |
NiceZyme view |
KEGG |
KEGG entry |
MetaCyc |
metabolic pathway |
PRIAM |
profile |
PDB |
structures |
遺伝子オントロジー |
AmiGO / EGO |
検索 |
PMC |
articles |
PubMed |
articles |
|
バクテリアののグルコースリン酸イソメラーゼのC-端末部分 |
|
ピュロバクルム属のpyrobaculum aerophilum のグルコースリン酸イソメラーゼのフルクトース-6-リン酸と結合した結晶構造 |
基本データ |
略号 |
bact-PGI_C |
Pfam |
PF10432 |
InterPro |
IPR019490 |
グルコースリン酸イソメラーゼ |
基本データ |
略号 |
PGI |
Pfam |
PF00342 |
SCOP |
1pgi |
グルコースリン酸イソメラーゼ(グルコースリンさんイソメラーゼ、Glucose phosphate isomerase; EC 5.3.1.9)とはグルコースをフルクトースに変換する酵素である。ホスホグルコースイソメラーゼ(Phosphoglucose isomarase)、グルコースイソメラーゼ(glucose isomarase)とも呼ばれる。解糖系においてグルコースリン酸イソメラーゼはグルコース-6-リン酸をフルクトース-6-リン酸に変換する。そしてこの反応は可逆反応である。
目次
- 1 解糖系
- 2 グルコースイソメラーゼとして
- 3 その他の機能
- 4 異性化糖
- 5 出典
- 6 外部リンク
- 7 関連項目
解糖系[編集]
解糖系の1つめのステップではグルコースのリン酸化がおこる。
2つめのステップでは、グルコース-6-リン酸イソメラーゼによりグルコース-6-リン酸がフルクトース-6-リン酸に変換される。この反応もMg2+を必要とする。この反応は自由エネルギー変化が小さいためどちらの方向にも進みうるが、フルクトース-6-リン酸は次のステップでどんどん不可逆的に消費されているので逆反応はおこりづらい。
グルコース 6-リン酸のαアノマー、つまりα-D-グルコピラノース-6-リン酸にグルコース-6-リン酸イソメラーゼは優先的に結合して環を開けた後、アルドースからケトースへと転換する[1]。
詳細は「解糖系」を参照
グルコースイソメラーゼとして[編集]
その他の機能[編集]
グルコースリン酸イソメラーゼがメッセンジャー分子として働くという証拠がある。白血球により産生分泌され、幾つかの細胞のタイプへの分化を調節する作用がある。
異性化糖[編集]
異性化糖とは、デンプンを酵素又は酸により加水分解して得られた主としてぶどう糖からなる糖液を酵素又はアルカリにより異性化した果糖又はぶどう糖を主成分とする糖をいう[2]。デンプンはぶどう糖から構成されているが、ぶどう糖をより甘味の強い果糖に異性化させることによって甘味をより強めるとができる。トウモロコシやジャガイモ、あるいはサツマイモなどのデンプンを、酵素にて糖化させた後、含まれるブドウ糖の一部を別の酵素にて果糖に異性化させたものである。この異性化に際してグルコースイソメラーゼが利用される[3]。
出典[編集]
- ^ David L. Nelson, Michael M. Cox 共著 『レーニンジャーの新生化学[上]‐第4版‐』 山科郁男 監修、川嵜敏祐ほか 編、廣川書店、2006年10月、p.742-761、ISBN 978-4-567-24402-2
- ^ 砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律
- ^ 異性化糖
- IUBMB entry for 5.3.1.9(英語)
- BRENDA references for 5.3.1.9 (英語)
- PubMed references for 5.3.1.9(英語)
- PubMed Central references for 5.3.1.9(英語)
- Google Scholar references for 5.3.1.9(英語)
外部リンク[編集]
- IUBMB entry for 5.3.1.9(英語)
- KEGG entry for 5.3.1.9(英語)
- BRENDA entry for 5.3.1.9(英語)
- NiceZyme view of 5.3.1.9(英語)
- EC2PDB: PDB structures for 5.3.1.9(英語)
- PRIAM entry for 5.3.1.9(英語)
- PUMA2 entry for 5.3.1.9(英語)
- IntEnz: Integrated Enzyme entry for 5.3.1.9(英語)
- MetaCyc entry for 5.3.1.9(英語)
- Atomic-resolution structures of enzymes belonging to this class(英語)
関連項目[編集]
解糖系 |
|
グルコース - グルコース-6-リン酸 - フルクトース-6-リン酸 - フルクトース-1,6-ビスリン酸 - ジヒドロキシアセトンリン酸 - グリセルアルデヒド-3-リン酸 - 1,3-ビスホスホグリセリン酸 - 3-ホスホグリセリン酸 - 2-ホスホグリセリン酸 - ホスホエノールピルビン酸 - ピルビン酸 - アセチルCoA
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クエン酸回路→
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Japanese Journal
- Gluconobacter oxydans によるD-アラビトールからのキシリトール生産におけるキシリトール増加因子としてのトランスアルドラーゼ/グルコース-6-リン酸イソメラーゼ2機能酵素およびリブロキナーゼ
- アイソザイム分析による日本産サトイモ [Colocasia esculenta (L.) Schott] の品種分類
- 一色 司郎,中村 典義,田代 洋丞,宮崎 貞巳
- 園芸学会雑誌 67(4), 521-525, 1998-07-15
- … 日本産サトイモ[Colocasia esculenta (L.) Schott]の品種分類を行うことを目的に, 日本産58品種を用いて, グルコース6リン酸イソメラーゼの遺伝子座Gpi-2, アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼの遺伝子座Aat-1とAat-3, シキミ酸デヒドロゲナーゼの遺伝子座Skdhおよびイソクエン酸デヒドロゲナーゼの遺伝子座Idhの計5遺伝子座におけるアイソザイム変異の解析を行った.三倍体品種と二倍体品種の遺伝子型の比較を行った結果, …
- NAID 110001816083
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- グルコース 6-リン酸の異性化(異性化反応): a-D-グルコース 6-リン酸はグルコースリン 酸イソメラーゼによってフルクトース 6-リン酸に異性化される。この反応の自由 エネルギー変化は小さい(平衡定数 K = 0.3)ので,生理的条件下でも反応はほぼ完全 に可逆的 ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- glucose phosphate isomerase GPI
- 同
- グルコース-6-リン酸イソメラーゼ glucose-6-phosphate isomerase、ホスホヘキソースイソメラーゼ phosphohexose isomerase
[★]
グルコース-6-リン酸異性化酵素、グルコース-6-リン酸イソメラーゼ
[★]
- 同
- glucose-6-phosphate isomerase
- 同
- グルコース-6-リン酸イソメラーゼ
[★]
- 英
- glucose-6-phosphate isomerase
- 関
- グルコース-6-リン酸イソメラーゼ
[★]
- 英
- glucose, grape sugar, dextrose
- 商
- ブドウ糖注、グルノン
- 関
- GLUT、血中グルコース濃度、血糖値、GLUT
- グルコース1-リン酸、グルコース6-リン酸
分子量
- 血糖 100 mg/dl -> 1000 mg/l ; 1000 mg/l / 180 g/mol ≒5.6 mmol/l = 5.6 mM
尿細管におけるグルコースの再吸収 SP.801
- 近位尿細管における刷子縁で行われる。
- 管腔側に糖/Na+共輸送体 SGLT(SGLT1とSGLT2)が存在し、Naとグルコースを共輸送する
- SGLT2がグルコースの取り込みに貢献している(低親和性、高用量の輸送担体)
- 側底膜にはGLUT2が存在し、血液循環にグルコースを輸送する。
輸液で用いられるグルコース
- 末梢静脈:5%グルコース。5g/100g -> 50g/1L -> 50/180 Eq/L -> 277.78 mEq/L
臨床関連
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
[★]
- 英
- isomerase
- 同
- 異性化酵素
- 関
- 異性化酵素、エピメラーゼ、酵素
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義
[★]
- 英
- phosphoric acid
- 関
- PO4
- pKa1=2.12
- pKa2=7.21
- pKa3=12.67