- 英
- alanine aminotransferase
- 関
- アラニンアミノトランスフェラーゼ
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/28 19:03:22」(JST)
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| アラニントランスアミナーゼ |
| 識別子 |
| EC番号 |
2.6.1.2 |
| CAS登録番号 |
9000-86-6 |
| データベース |
| IntEnz |
IntEnz view |
| BRENDA |
BRENDA entry |
| ExPASy |
NiceZyme view |
| KEGG |
KEGG entry |
| MetaCyc |
metabolic pathway |
| PRIAM |
profile |
| PDB構造 |
RCSB PDB PDBe PDBj PDBsum |
| 遺伝子オントロジー |
AmiGO / EGO |
| 検索 |
| PMC |
articles |
| PubMed |
articles |
| NCBI |
proteins |
|
| アラニントランスアミナーゼ |
| 識別子 |
| 略号 |
GPT |
| Entrez |
2875 |
| HUGO |
4552 |
| OMIM |
138200 |
| RefSeq |
NM_005309 |
| UniProt |
P24298 |
| 他のデータ |
| EC番号 |
2.6.1.2 |
| 遺伝子座 |
Chr. 8 q24.2-qter |
アラニンアミノ基転移酵素(アラニンアミノきてんいこうそ、Alanine transaminase, ALT, EC 2.6.1.2)は、GPT(Glutamic Pyruvic Transaminase、グルタミン酸ピルビン酸転移酵素)とも呼ばれ、ピルビン酸とグルタミン酸をアラニンとα-ケトグルタル酸に相互変換する酵素である。
-
人体のほとんどの組織に含まれているが、なかでも肝細胞への分布が圧倒的に多い。そのため、肝細胞の破壊(あるいは細胞膜の透過性亢進)の際には血中濃度が上昇する(逸脱酵素)。
目次
- 1 臨床検査におけるALT
- 2 関連項目
- 3 外部リンク
臨床検査におけるALT
逸脱酵素としての性質から、血清中のALT濃度は肝障害の程度の指標として利用される。肝細胞が破壊し尽くされるとむしろ流出量は低下する。肝臓の逸脱酵素としてALTとともに知られるAST(GOT)よりも特異性が高い(肝臓以外の障害では上がりにくい)が、ASTとの比率も臨床的に意義がある。
基準値
単位は IU/l(国際単位/l)で示され、5~40程度が基準値となる。
異常値
正常ではALTの方が高めの数値を示していることが多い。肝炎、脂肪肝、肝硬変、肝腫瘍などの肝疾患ではAST、ALTの上昇が特徴的であり、100以上、ときに500以上を示す。なかでも、アルコール性肝炎や肝硬変、肝腫瘍ではASTの上昇が目立ち、ウイルス性肝炎や脂肪肝ではALTの上昇が目立つとされている。
関連項目
外部リンク
- Alanine transaminase - the US National Library of Medicine Medical Subject Headings (MeSH)
- ALT: MedlinePlus Medical Encyclopedia
|
炭水化物代謝: 解糖系/糖新生の酵素 |
|
| 解糖系 |
グルコキナーゼ/ヘキソキナーゼ/グルコース-6-ホスファターゼ - グルコース-6-リン酸イソメラーゼ - 6-ホスホフルクトキナーゼ/フルクトースビスホスファターゼ - フルクトースビスリン酸アルドラーゼ - トリオースリン酸イソメラーゼ - グリセルアルデヒド-3-リン酸デヒドロゲナーゼ - ホスホグリセリン酸キナーゼ - ホスホグリセリン酸ムターゼ - ホスホピルビン酸ヒドラターゼ - ピルビン酸キナーゼ
|
|
| 糖新生のみの酵素 |
ピルビン酸カルボキシラーゼ - ホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼ - 乳酸 (コリ回路):L-乳酸デヒドロゲナーゼ - アラニン (グルコース-アラニン回路):アラニントランスアミナーゼ
|
|
| 調節 |
6-ホスホフルクト-2-キナーゼ/フルクトース-2,6-ビスホスファターゼ - ビスホスホグリセリン酸ムターゼ
|
|
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 酸化ストレスにより誘導される内分泌機能変化に対する松寿仙の影響
- 叶 社房,市村 薫,松崎 茂,小屋 佐久次
- Dokkyo journal of medical sciences 31(1), 91-97, 2004-03-25
- … なかった.血中コルチコステロンはFeNTAにより著しく増加したが,松寿仙はそれを正常化した.副腎のアスコルビン酸はFeNTAにより減少し,松寿仙により正常に復した.アスパラギン酸アミノ基転移酵素とアラニンアミノ基転移酵素および血清クレアチニンと尿素窒素はFeNTAにより上昇したが,松寿仙によりこれらの上昇はいずれにも正常とほぼ同じレベルまで戻った.以上の結果は,松寿仙はその中に含まれる生薬成分の抗酸化作 …
- NAID 110004101327
- 1. ラットβ-アラニンアミノ基転移酵素活性と発現に対する食餌タンパク質量の影響
- 伊藤 智,大山 朋子,紺谷 靖英,松田 広一,坂田(藤本) 成子,玉木 七八
- ビタミン 75(11), 547, 2001-11-25
- NAID 110002881480
- ピリミジン塩基分解におけるβ-アラニンアミノ基転移酵素の役割
Related Links
- 血中に含まれるALT(アスパラギン酸アミノ基転移酵素)の濃度を表します。 ALTは アミノ酸の合成に必要な逸脱酵素です。ALTはAST同様に主に肝臓の細胞が壊れて 血液中に出てくるものなので、主に肝機能のチェックとして使用されます。
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★リンクテーブル★
[★]
腫瘍の転移
- 英
- metastasis
- 関
- metastatic potential、skip metastasis、metastatic disease
| 原発
|
転移
|
| 肺
|
リンパ節が最多。肝臓、胸膜、対側肺、副腎、心膜、骨(肋骨、椎骨)、大脳(圧迫症状出現) 遠隔転移:肺内>骨>脳>肝>副腎 小細胞癌が最も転移しやすい。
|
| 胃
|
分化型:血行性に肝臓、未分化型:腹膜播種
|
| 大腸
|
肝臓、肺
|
| 卵巣
|
腹腔内播種、リンパ性転移(後腹膜)。血行性は希
|
| 腎臓
|
肺>骨>肝。副腎もありうる。能は多くない。
|
| 骨肉腫
|
肺>骨 発見時に10-20%の症例で肺転移。
|
- 転移性脳腫瘍は原発巣が肺であることが最も多い、らしい。
- 転移性の硬膜外腫瘍は原発巣が肺癌>乳癌>リンパ腫
精神医学
- 英
- transference
- →感情転移
- 英
- transposition
[★]
- 英
- enzyme, ferment
- 関
- 酵素反応
酵素の分類
- (a)酸化還元酵素(oxydoreductase) EC1:ある物質を酸化したり、還元したりします。脱水素酵素、ペルオキシダーゼなどを含みます。
- (b)転移酵素(transferase) EC2: アミノ基やリン酸基などをある物質から別の物質に転移する酵素です。アミノ基を転移する酵素はアミノトランスフェラーゼと呼ばれます。
- (c)加水分解酵素(hydrolase) EC3:ある物質(基質)に水(H2OのうちHとOH)を加えることにより、2つに分解します。多くの蛋白分解酵素が含まれます。
- (d)リアーゼ(lyase) EC4:ある物質を2つに分解します。
- (e)イソメラーゼ(isomerase) EC5:ある基質を異性体に変換します。
- (f)リガーゼ(ligase) EC6;ATPのエネルギーを使って2つの物質を結合します。
[★]
- 英
- alanine Ala A
- 同
- 2-アミノプロピオン酸 2-aminopropionic acid
- 関
- アミノ酸
[★]
- 英
- transferase
- 同
- トランスフェラーゼ
- 関
- 酵素