エストラジオール
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Japanese Journal
- (雑誌抄録)「ペラニン」注射或は甲状腺摘出に因る皮膚色素の増殖に就て
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- 総称名 ペラニン 一般名 エストラジオール吉草酸エステル 欧文一般名 Estradiol Valerate 製剤名 エストラジオール吉草酸エステル・油性注射液 薬効分類名 持続性卵胞ホルモン製剤 薬効分類番号 2473 KEGG DRUG D01413 商品一覧 相互作用情報
- ペラニンデポー筋注。持田製薬株式会社の提供する医療関係者のためのホームページです。医薬品の写真、服用の手引き、注意事項などの製品情報がご覧になれます。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ペラニンデポー筋注5mg
組成
- 本剤は1管(1mL)中に下記成分を含む。(組成の表参照)
禁忌
- エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば、乳癌、子宮内膜癌)及びその疑いのある患者[腫瘍の悪化あるいは顕性化を促すことがある。]
- 乳癌の既往歴のある患者[乳癌が再発するおそれがある。]
- 未治療の子宮内膜増殖症のある患者[子宮内膜増殖症は細胞異型を伴う場合があるため。]
- 血栓性静脈炎、肺塞栓症又はその既往歴のある患者[血栓形成傾向が増強するおそれがある。]
- 動脈性の血栓塞栓疾患(例えば、冠動脈性心疾患、脳卒中)又はその既往歴のある患者(「その他の注意」の項参照)
- 重篤な肝障害のある患者[代謝能が低下しており肝臓への負担が増加するため、症状が増悪することがある。]
- 診断の確定していない異常性器出血のある患者[出血が子宮内膜癌による場合は、癌の悪化あるいは顕性化を促すことがある。]
- 妊婦又は妊娠している可能性のある女性(「妊婦・産婦・授乳婦等への投与」の項参照)
効能または効果
- 無月経、月経周期異常(稀発月経、多発月経)、月経量異常(過少月経、過多月経)、月経困難症、機能性子宮出血、子宮発育不全症、卵巣欠落症状、更年期障害、不妊症
- エストラジオール吉草酸エステルとして、通常成人1回5〜10mgを1〜4週間ごとに筋肉内注射する。
なお、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 肝障害のある患者[代謝能の低下により、本剤の作用が増強することがある。]
- 子宮筋腫のある患者[子宮筋腫の発育を促進するおそれがある。]
- 子宮内膜症のある患者[症状が増悪するおそれがある。]
- 心疾患・腎疾患又はその既往歴のある患者[ナトリウムや体液の貯留、高カルシウム血症により症状が増悪するおそれがある。]
- てんかん患者[体液貯留を起こし、てんかんが増悪するおそれがある。]
- 精神障害の既往歴のある患者[精神障害が再発することがある。]
- 糖尿病患者[糖尿病が増悪することがあるので、十分管理を行いながら投与すること。]
- 骨成長が終了していない可能性がある患者、思春期前の患者(「小児等への投与」の項参照)
- 乳癌家族素因が強い患者、乳房結節のある患者、乳腺症の患者又は乳房レントゲン像に異常がみられた患者[症状が増悪するおそれがある。]
- 術前又は長期臥床状態の患者[血液凝固能が亢進され、心血管系の副作用の危険性が高くなることがある。]
- 全身性エリテマトーデスの患者[症状が増悪するおそれがある。]
重大な副作用
血栓症(頻度不明)
- 卵胞ホルモン剤の長期連用により、血栓症が起こることが報告されている1)。
薬効薬理
- エストラジオールは子宮をはじめ女性性器の機能の発現及び維持をつかさどるホルモンで、女性の二次性徴を発現させる20〜23)。
- エストラジオールは子宮に著明な変化を起こし、特に子宮内膜基質の水分蓄積を増加させて肥大させる。また、ナトリウムの摂取率をも増大させることが認められている22,23)。
- エストラジオール吉草酸エステルの子宮重量増加作用は効力及び持続性とも、エストラジオール及びエストラジオール安息香酸エステルより優れている(ラット)24)。
- エストラジオール吉草酸エステルは下垂体のゴナドトロピン分泌に対して抑制的に作用し、その作用はエストリオールよりも強く、かつ持続的である。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- エストラジオール吉草酸エステル(Estradiol Valerate)
化学名
- 1,3,5(10)-Estratriene-3,17β-diol 17-pentanoate
分子式
分子量
性状
- エストラジオール吉草酸エステルは白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはない。本品はエタノール(95)、1,4-ジオキサン又はジエチルエーテルに溶けやすく、メタノールにやや溶けやすく、ゴマ油にやや溶けにくく、水にほとんど溶けない。
融点
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- estradiol, E2, oestradiol
- 化
- 安息香酸エストラジオール, estradiol benzoate, EB、ジプロピオン酸エストラジオール, estradiol dipropionate、吉草酸エストラジオール estradiol valerate
- 商
- ペラニン、ル・エストロ、プロギノン、フェミエスト、ディビ、ジュリナ、オバホルモン、エストラーナ、エストラダームTTS、エストルモンデポー
- (ヒドロキシプロゲステロン、エストラジオール)E・P・ホルモン
- (レボノルゲストレル、エストラジオール)ウェールナラ
- (テストステロン、エストラジオール)プリモジアン、ダイホルモン、ボセルモン
- (ノルエチステロン、エストラジオール)メノエイドコンビパッチ
- (ヒドロキシプロゲステロン、エストラジオール)ルテス
- 関
- エストロゲン、17 beta-estradiol、estradiol-17beta
[★]
- 関
- 卵胞ホルモン・黄体ホルモン