- 英
- niacinamide
- 関
- ニコチンアミド、ビタミンB3、ニコチン酸アミド
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/02/04 23:57:36」(JST)
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ニコチンアミド |
|
|
別称
3-pyridinecarboxamide
niacinamide
nicotinamide
nicotinic acid amide
Vitamin PP
|
識別情報 |
CAS登録番号 |
98-92-0 |
PubChem |
936 |
ChemSpider |
911 |
UNII |
25X51I8RD4 |
EINECS |
202-713-4 |
KEGG |
D00036 |
ChEMBL |
CHEMBL1140 |
|
- InChI=1S/C6H6N2O/c7-6(9)5-2-1-3-8-4-5/h1-4H,(H2,7,9)
Key: DFPAKSUCGFBDDF-UHFFFAOYSA-N
InChI=1/C6H6N2O/c7-6(9)5-2-1-3-8- 4-5/h1-4H,(H2,7,9)/f/h7H2
InChI=1/C6H6N2O/c7-6(9)5-2-1-3-8-4-5/h1-4H,(H2,7,9)
Key: DFPAKSUCGFBDDF-UHFFFAOYAZ
|
特性 |
化学式 |
C6H6N2O |
モル質量 |
122.12 g mol−1 |
融点 |
128-131 °C
|
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ニコチンアミド(nicotinamide)は、ニコチン酸(ビタミンB3/ナイアシン)のアミドである。ニコチンアミドは水溶性ビタミンで、ビタミンB群の一つである。この他、ナイアシンアミド(niacinamide)、もしくはニコチン酸アミド(nicotinic acid amide)とも呼ばれている。ナイアシンとしても知られるニコチン酸はin vivoでニコチンアミドから変換されるがビタミンとしての機能はそれぞれ全く同じである。しかしニコチンアミドには、偶発的ナイアシン変化による薬理学的毒性効果はない。したがって、ニコチンアミドはコレステロールを還元せず、皮膚の紅潮も引き起こさない[1]。しかし、大人がニコチンアミドを一日に3g以上摂取すると肝臓毒性を引き起こす可能性がある[2]。細胞では、ナイアシンはNADとNADPから組み込まれるが、ニコチンアミドとニコチン酸のその経路は非常に似ている。NAD+とNADP+は、酵素的酸化還元反応において広く用いられる補酵素である[3]。
出典
- ^ Jacenollo, P. (1992). Niacin versus niacinamide
- ^ Knip M, Douek IF, Moore WP, et al. (2000). "Safety of high-dose nicotinamide: a review". Diabetologia 43 (11): 1337–45. doi:10.1007/s001250051536. PMID 11126400.
- ^ Belenky P; Bogan KL, Brenner C (2007). "NAD+ metabolism in health and disease". Trends Biochem. Sci. 32 (1): 12–9. doi:10.1016/j.tibs.2006.11.006. PMID 17161604. Retrieved 2007-12-23.
関連項目
外部リンク
- 国際化学物質安全性カード ニコチンアミド - 国立医薬品食品衛生研究所
ビタミン (A11) |
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脂溶性 |
A
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レチノール · β-カロテン · トレチノイン · α-カロテン
|
|
D
|
D2(エルゴステロール - エルゴカルシフェロール) · D3(7-デヒドロコレステロール - プレビタミンD3 - コレカルシフェロール - 25-ヒドロキシコレカルシフェロール - カルシトリオール(1,25-ジヒドロキシコレカルシフェロール) - カルシトロン酸)
D4(ジヒドロエルゴカルシフェロール) · D5 · Dアナログ(ジヒドロタキステロール - カルシポトリオール - タカルシトール - パリカルシトール)
|
|
E
|
トコフェロール (α - β - γ - δ) · トコトリエノール · トコフェルソラン
|
|
K
|
フィロキノン (K1) · メナキノン (K2) · メナジオン (K3)
|
|
|
水溶性 |
B
|
B1(チアミン) · B2(リボフラビン) · B3(ナイアシン - ニコチンアミド) · B5(パントテン酸、デクスパンテノール - パンテチン) · B6(ピリドキシン - ピリドキサールリン酸 - ピリドキサミン)
B7(ビオチン) · B9(葉酸 - ジヒドロ葉酸 - フォリン酸) · B12(シアノコバラミン - ヒドロキソコバラミン - メチルコバラミン - コバマミド) · コリン
|
|
C
|
アスコルビン酸 · デヒドロアスコルビン酸
|
|
|
主要な生体物質:炭水化物(アルコール、糖タンパク質、配糖体) · 脂質(エイコサノイド · 脂肪酸/脂肪酸の代謝中間体 · リン脂質 · スフィンゴ脂質 · ステロイド) · 核酸(核酸塩基 · ヌクレオチド代謝中間体) · タンパク質(タンパク質を構成するアミノ酸/アミノ酸の代謝中間体) · テトラピロール · ヘムの代謝中間体 |
|
Japanese Journal
- ナイアシンアミドの皮膚での新しい作用と化粧品への応用 (特集 ビタミン類の新機能と化粧品への応用)
- 3-アセチルピリジン投与によるヒトニューロブラストーマのアポトーシス
- 村瀬 真一,Murase Shinichi
- 金沢大学十全医学会雑誌 104(6), 648-654, 1995-12-01
- … ナイアシンアミド拮抗剤である3-APは,培養下のヒト ニューロブラストーマIMR-32細胞に選択的に細胞死を誘導した.この細胞死は,形態学的にはアポトーシスの特徴を有し,又,蛋白質やRNA阻害剤により細胞死の進行が阻止された.ヌクレオゾーム単位のDNA断片化はみられなかったが,この細胞死はアポトーシスに属すると考えられた.この3-AP誘導IMR-32細胞死は,神経細胞死の分子機序の解析に有用なモデルとなると考える …
- NAID 110006827975
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- nicotinic acid amide, NAA
- ラ
- nicotinamidum
- 同
- ニコチンアミド nicotinamide、ナイアシンアミド niacinamide、3-ピリジンカルボン酸アミド 3-pyridinecarboxylic acid amide
- 商
- M.V.I.、M.V.I.-12、アミノレバンEN配合、エルネオパ1号、エレンタールP乳幼児用配合、エレンタール配合、エンシュア・リキッド 、オーツカMV、シーパラ、ストミンA配合、ダイメジン・マルチ、ツインラインNF配合、ツインライン配合、ネオM.V.I.-9、ネオパレン1号、ネオラミン・マルチV、バンコマイシン塩酸塩、パンビタン、ビタジェクト、フェニルアラニン除去ミルク配合、フルカリック1号、ヘパンED配合、マルタミン、ラコールNF配合、ラコール配合、ロイシン・イソロイシン・バリン除去ミルク配合、ワッサーV配合
- 関
- ナイアシン
- ビタミン複合体の1つ。
- NADやNADPの材料である。
- 治療のためには「ニコチン酸アミド散10%」を単独で使用する。
[★]
- 英
- vitamin B3
- 関
- ニコチンアミド、ナイアシンアミド、ニコチン酸、ニコチン酸アミド
- ビタミン
- →see ナイアシン
[★]
ナイアシンアミド
- 関
- ニコチン酸アミド nicotinamide、vitamin B3
[★]
- 英
- niacin
- 同
- ビタミンB3?
- 関
- nicotinamide, ニコチン酸 nicotinic acid nicotinic acid、ビタミン
- Nicobid?
- ビタミンB複合体の一つ。ニコチン酸とニコチン酸アミドがある。
- ナイアシンはニコチン酸、ニコチンアミド、および生体内で活性を持つこれらの誘導体を総称していう(HIM.442)
- ⇔FB.196では ナイアシン = ニコチン酸、ナイアシンアミド = ニコチン酸アミドとしている。
- 厳密に言えば、生体内でトロプトファンから合成できる(その際にビタミンB6とriboflavinが必要)ので、ビタミンではない。トリプトファン60mgでナイアシン1mgに換算できる。ナイアシンはNADとなって、生体内で、酸化還元酵素の補酵素として機能するが、その他に、蛋白のADPリボシル化におけるADPリボースの供給源として、またDNA修復機構に関与するnucleoproteinのポリADPリボシル化にも関与している。(HBC.498)
臨床関連
- ペラグラ:ナイアシン欠乏症
- 過剰摂取:(1-6g/dayのナイアシン服用は高脂血症治療のために用いられる)血管拡張・紅潮、皮膚の刺激感。(500mg/day以上の摂取)肝障害。(HBC.498)