- 26歳の男性。下痢を主訴に来院した。3年前から通勤途上の電車の中で便意が突然に出現するようになり、我慢をすると徐々に下腹部を中心とした腹痛が出現するようになった。駅のトイレに駆け込むと一気に排便があり、腹痛も便意も改善する。
- この患者でみられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [101D016]←[国試_101]→[101D018]
★リンクテーブル★
[★]
- 45歳の女性。体動時の息切れを主訴に来院した。半年前から駅の階段を上がる際に息切れと動悸とを自覚していた。最近、平地での早歩き程度でも動悸を感じるようになった。意識は清明。身長154cm、体重49kg。呼吸数18/分。脈拍92/分、整。血圧126/82mmHg。眼瞼結膜は貧血様。大動脈弁領域に駆出性の収縮期雑音を認める。血液所見:赤血球300万、Hb8.1g/dl、Ht23%、白血球4,200、血小板40万、白血球分画に異常はない。
[正答]
※国試ナビ4※ [101D015]←[国試_101]→[101D017]
[★]
- 29歳の女性。突然の動悸を主訴に来院した。これまで心電図に異常を指摘されたことはない。意識は清明。血圧118/70mmHg。心電図を以下に示す。
- 治療薬として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [101D017]←[国試_101]→[101D019]
[★]
- 英
- irritable bowel syndrome, IBS
- 同
- 刺激結腸 irritable colon, spastic colon, mucous colitis
- 関
- 過敏性大腸症候群、functional bowel syndrome
臨床症状
- (IMD.872)
- 腹痛:腸管の痙攣による。食後に多く、排便により軽快
- 便通異常:便秘(兎糞状)、下痢(軟便~水様便)、あるいは便秘と下痢が交互に出現
- 腹部膨満感、悪心、腹鳴、腹部不快感など。
- 自律神経失調症状:心悸亢進、四肢冷感、発汗、顔面紅潮、肩こり、頭痛
- 精神神経症状 :不安感、不眠、無気力、緊張感、全身倦怠感
診断基準
Rome基準III
- 繰り返す腹痛あるいは腹部不快感が最近6ヶ月中に、少なくとも3ヶ月以上を占め、下記の2項目以上の特徴を示すもの。
- 1. 排便により軽快する。
- 2. 発症は排便頻度(排便回数)の変化で起こる
- 3. 発症は便性状の変化で起こる
検査
治療
- 新新療法
- 食事療法
- 薬物療法(抗コリン薬、整腸薬、抗不安薬、抗うつ薬)
国試