- 14歳の男子。右肘部痛を主訴に来院した。8歳から野球のリトルリーグに所属し、1日4時間の投球練習を毎日行ってきた。6か月前からボールを投げる動作時に右肘部の痛みを自覚していた。疼痛が改善しないため近医を受診し、右肘関節エックス線単純写真で異常陰影を指摘されていた。身長165cm、体重64kg。右肘関節外側に軽度の腫脹と圧痛とを認める。関節可動域は、屈曲105°、伸展-20°である。屈曲伸展運動で、ひっかかり感がある。右肘関節エックス線単純写真正面像 を以下に示す。最も考えられるのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 62歳の男性。2年ほど前から歩行時のふらつき、ろれつの回りにくさ及び排尿困難がみられ、徐々に増悪するため来院した。意識は清明。身長158cm、体重67kg。体温36.0℃。呼吸数16/分。脈拍84/分、整。血圧130/72mmHg。胸部にラ音を聴取しない。腹部は平坦で、肝・脾を触知しない。下肢に浮腫を認めない。知能は正常である。言語は不明瞭で、頚部部・四肢に筋固縮を認める。四肢の協調運動と歩行とに小脳性運動失調を認める。四肢筋力と表在・深部感覚とは正常である。頭部単純MRIのT2強調像を以下に示す。
[正答]
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[★]
- 88歳の女性。右大腿部の疼痛を主訴に家族に伴われて来院した。2日前、自宅の玄関で履物を脱いでいるとき転倒した。直後は痛かったが、その後歩けるようになった。しかし、歩行時の痛みは軽快しない。右股関節に軽度の運動痛はあるが可動域はほぼ正常である。右股関節エックス線単純写真で明らかな骨折はみられない。
- a. 心配ないので歩行訓練を行うよう説明する。
- b. 痛みが取れるまで安静臥床を保つよう説明する。
- c. 確定診断のためにMRIが必要と説明する。
- d. 骨折している可能性があるのでギプス固定が必要と説明する。
- e. 骨折している可能性があるので内固定術が必要と説明する。
[正答]
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