- 46歳の女性。発汗と頭痛とを主訴に来院した。眉弓部の突出と鼻・口唇の肥大とを認める。血清成長ホルモン値28ng/ml(基準5以下)。この患者にみられないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [099A047]←[国試_099]→[099A049]
★リンクテーブル★
[★]
- 36歳の女性。1週前から顔面が腫れぼったい感じがするため来院した。1年前に健診で甲状腺腫を指摘され、精査を受けたが甲状腺機能は正常であった。1か月前から全身倦怠感があり、何をするにも気力がなくなった。意識は清明。身長158 cm、体重62kg。体温35.8℃。脈拍60/分、整。血圧100/52mmHg。顔面に浮腫を認める。頚部に横径5cmの弾性硬、びまん性の甲状腺腫を認める。圧痛はない。下腿に圧痕を残さない浮腫を軽度認める。血清生化学所見:TSH 60μU/ml (基準0.2~4.0)、T3 82ng/dl(基準80~220)、T4 2.0μg/dl(基準5~12)、FT4 0.3ng/dl(基準0.8~2.2)。免疫学所見:抗サイログロブリン抗体8.0U/ml(基準0.3以下)、抗TSH受容体抗体0.5%(基準10以下)。
[正答]
※国試ナビ4※ [099A048]←[国試_099]→[099A050]
[★]
- 88歳の女性。右大腿部の疼痛を主訴に家族に伴われて来院した。2日前、自宅の玄関で履物を脱いでいるとき転倒した。直後は痛かったが、その後歩けるようになった。しかし、歩行時の痛みは軽快しない。右股関節に軽度の運動痛はあるが可動域はほぼ正常である。右股関節エックス線単純写真で明らかな骨折はみられない。
- a. 心配ないので歩行訓練を行うよう説明する。
- b. 痛みが取れるまで安静臥床を保つよう説明する。
- c. 確定診断のためにMRIが必要と説明する。
- d. 骨折している可能性があるのでギプス固定が必要と説明する。
- e. 骨折している可能性があるので内固定術が必要と説明する。
[正答]
※国試ナビ4※ [099A046]←[国試_099]→[099A048]