- 61歳の男性。血痰を主訴に来院した。
- 1か月前から全身倦怠感があり、食欲が低下していた。2日前から尿量が少なくなり、下腿に浮腫が出現した。今朝から尿が赤くなり、血痰が出るようになった。体温37.8℃。脈拍104/分、整。血圧182/108mmHg。皮膚に出血斑は認めない。両肺にcoarse cracklesを聴取する。下腿に浮腫を認める。
- 尿所見:肉眼的血尿、蛋白2+、糖(-)、潜血3+。
- 血液所見:赤血球250万、Hb7.8g/dl、Ht23%、白血球8,500、血小板21万。血清生化学所見:蛋白6.8g、アルブミン4.9g/dl、尿素窒素72mg/dl、クレアチニン5.5mg/dl、尿素9.2mg/dl、Na141mEq/l、K5.9mEq/l、Cl 102mEq/l、CRP3.2mg/dl(基準0.3以下)、抗基底膜抗体陽性。
[正答]
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★リンクテーブル★
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[正答]
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- 喫煙歴は40本/日、50年間である。気管支鏡検査で右上葉気管支入口部に粘膜の顆粒状の凹凸不整がみられたので生検を行った。生検組織H-E染色標本を以下に示す。
- この生検所見から考えられるのはどれか。
- a. 細胞異型は軽度である。
- b. 脈管侵襲が認められる。
- c. 気管支上皮内に限局する病変である。
- d. 胸膜播種を起こしやすい。
- e. リンパ節転移を起こしやすい。
[正答]
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