- 32歳の男性。突然の吐血のため救急車で来院した。1年前から胃潰瘍と診断され内服薬を服用していたが、症状がないので10日前から自己判断で中止していた。意識は清明。脈拍104/分、整。血圧110/72mmHg。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見;赤血球378万、Hb10.8g/dl、Ht32%、白血球6,200、血小板32万。血清生化学所見:総蛋白6.5g/dl、アルブミン4.2g/dl、尿素窒素25 mg/dl、クレアチニン0.9mg/dl、AST32単位(基準40以下)、ALT28単位(基準35以下)、アルカリホスファターゼ230単位(基準260以下)、Na 138 mEq/、K4.2mEq/l、C1 102 mEq/l。
- 最も有用な検査はどれか。
[正答]
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[★]
- 75歳の女性。朝からぐったりしているため、家人に伴われて来院した。15年前から糖尿病で通院中であった。1週前から1日数回の水様の下痢が続いている。咋日は1回しか排尿がなく、今朝から口渇を訴えぐったりしている。体温36.9℃。呼吸数16/分。脈拍112/分、整。血圧92/60mmHg。舌は乾燥。胸部聴診所見に異常を認めない。尿所見:蛋白1+、糖1+、ケトン体(-)、潜血(-)、沈渣に白血球2~3/1視野。血液所見:赤血球510万、Hb15.3g/dl、白血球7,200。血清生化学所見:血糖177mg/df、尿素窒素40mg/dl、クレアチニン1.5mg/dl、Na144mEq/l、K3.2mEq/l、C1 99 mEq/l。
- この患者で直ちに是正すべき病態はどれか。
[正答]
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- 60歳の男性。「水虫の薬を右目に誤って点眼した。」と訴えて直ちに来院した。表面麻酔薬を点眼後に細隙灯顕微鏡検査で右眼の結膜充血と角膜びらんとを認める。視力は右0.7(矯正不能)、左1.2(矯正不能)。まず行うべき治療はどれか。
- a. 抗菌薬点眼
- b. 人工涙液点眼
- c. 自己血清点眼
- d. 生理食塩液で洗眼
- e. 副腎皮質ステロイド薬投与
[正答]
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