- 9歳8か月の男児。肥満を主訴に来院した。
- 出生歴、家族歴および既往歴に特記すべきことはない。
- 1年前から体重の増加を認め、近医で単純性肥満症と言われ経過を観察していた。3か月前からさらに体重増加が進み、多毛と顔面紅潮とが出現した。生来おとなしい性格であったが、太りだしてから寡黙である。
- 患児の上半身写真と成長曲線とを以下に示す。
- この患児の身長パターンで正しいのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 75歳の女性。朝からぐったりしているため、家人に伴われて来院した。15年前から糖尿病で通院中であった。1週前から1日数回の水様の下痢が続いている。咋日は1回しか排尿がなく、今朝から口渇を訴えぐったりしている。体温36.9℃。呼吸数16/分。脈拍112/分、整。血圧92/60mmHg。舌は乾燥。胸部聴診所見に異常を認めない。尿所見:蛋白1+、糖1+、ケトン体(-)、潜血(-)、沈渣に白血球2~3/1視野。血液所見:赤血球510万、Hb15.3g/dl、白血球7,200。血清生化学所見:血糖177mg/df、尿素窒素40mg/dl、クレアチニン1.5mg/dl、Na144mEq/l、K3.2mEq/l、C1 99 mEq/l。
- この患者で直ちに是正すべき病態はどれか。
[正答]
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- 62歳の女性。体の痛みや全身倦怠感のために1か月前に入院した。再発乳癌で治療を受けていたが、病状が進行し緩和治療が必要になった。現在症状コントロールは良好である。最近になって「もう治療を止めてほしい。死にたい。」という発言がみられ、表情も乏しくなった。
- この患者への対応として最も適切なのはどれか。
- a. 患者をなるべく一人にしておく。
- b. 患者の気持ちや考えを詳しく聞く。
- c. 頑張るよう励ます。
- d. 一旦治療を中断する。
- e. 安楽死の求めに応じる。
[正答]
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