- 英
- postmortem change
- 関
- 凝血塊、死体現象
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/11/19 15:10:10」(JST)
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死後変化(しごへんか、英: postmortem changes)は、動物が死亡した後に示す現象の総称。死体現象とも呼ばれる。動物では死後、自己融解、死後硬直、死斑、死冷、死後凝血、腐敗、乾燥などの変化が生じる。この変化は生前の状態、死因、死後の経過時間、死体周囲の環境により異なる。病理解剖において死後変化と病変の区別が必要である。自己融解とは細胞や組織が自身に含まれる酵素によりタンパク質、脂質、糖質などを分解して軟らかくなる現象。死後硬直とは筋肉内のATPの減少によりアクチンとミオシンの解離が起こらなくなり、筋肉が硬化、短縮する現象。死斑とは血液が重力により下方の静脈や毛細血管に充満し、皮膚が紫赤色ないし暗赤色に着色する現象。死冷とは体温が外界の温度まで低下する現象。
関連項目
参考文献
- 日本獣医病理学会編集 『動物病理学総論 第2版』 文永堂出版 2001年 ISBN 4830031832
- 伊藤 茂 『ご遺体の変化と管理』 照林社 2009年 ISBN 9784796521956
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Japanese Journal
- 死後変化に伴う microRNA (miRNA) の経時的挙動
- 橋谷田 真樹,臼井 聖尊,大久保 愉一,林崎 義映,境 純,舟山 眞人,TAKAHASHI Shirushi
- DNA多型 = DNA polymorphism 19, 259-262, 2011-05-30
- NAID 10029669001
- 鶏肉における細胞骨格タンパク質talinの発現と局在
- 冨阪 吉登,Ahhmed Abdulatef M.,河原 聡 [他]
- 日本暖地畜産学会報 54(1), 39-48, 2011-03
- NAID 40018961656
Related Links
- 2. 死体現象(死後変化 Postmortem changes). 死体現象は個体死直後から始まる 人体の物理的・化学的・生物学的変化の総称であり, 早期死体現象と晩期死体現象と に大別される。その区別は必ずしも厳格ではないが,一般には自家融解および腐敗が 関与 ...
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★リンクテーブル★
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- 英
- postmortem appearance, postmortem phenomenon
- 同
- 死後変化 postmortem change
[★]
- 英
- clot、coagulation、cruor
- 関
- 凝血、凝固、凝析、血液凝固、血塊、血餅、死後変化
[★]
- 英
- change、alteration、turn、variation、shift、change、alter、turn to、shift、variational
- 関
- 異形、移行、移動、回転、交替、シフト、順番、転換、なる、変異、変更、変質、変動、変分、変える、変わる、差異、バリエーション、ターン
[★]
- 英
- postmortem、post mortem、post mortem