- 英
- propylene glycol
- ラ
- propylene glycolum
- 関
- プロパンジオール
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/10/02 02:07:15」(JST)
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プロピレングリコール[1] |
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識別情報 |
CAS登録番号 |
57-55-6 |
RTECS番号 |
TY6300000 |
|
特性 |
化学式 |
C3H8O2 |
モル質量 |
76.09 g/mol |
密度 |
1.036 g/cm³ |
融点 |
-59 °C
|
沸点 |
188.2 °C
|
水への溶解度 |
混和性 |
エタノールへの溶解度 |
混和性 |
ジエチルエーテルへの溶解度 |
混和性 |
アセトンへの溶解度 |
混和性 |
クロロホルムへの溶解度 |
混和性 |
熱伝導率 |
0.34 W/m-K (50% H2O @ 90°C) |
危険性 |
MSDS |
External MSDS |
NFPA 704 |
|
Sフレーズ |
S24 S25 |
関連する物質 |
関連するグリコール |
エチレングリコール |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
プロピレングリコール (propylene glycol) は有機化合物の一種。分子式 C3H8O2、示性式 C3H6(OH)2、分子量 76.09。1,2-プロパンジオールともいう。
常温では無色・無味・無臭で吸湿性のある油状液体。水・アセトン・クロロホルムと混和する。酸化プロピレンの加水分解によって製造される。2008年度日本国内生産量は 66,620t、消費量は 2,688t である[2]。
用途
低用量では生物への毒性が低く、また無味無臭であることから、保湿剤、潤滑剤、乳化剤、不凍液、プラスチックの中間原料、溶媒などとして用いられる他、保湿性や防カビ性に富むことから医薬品や化粧品、麺やおにぎりなどの品質改善剤等、広範囲で用いられている。
- 医薬品としては、注射剤・内服薬・外用薬の溶解補助剤として調剤に用いられている。
毒性
哺乳類に対するLD50は経口(5種類の生物)で 18~24 g/kg と報告されている[3]。皮膚および眼に対して軽度の刺激性を持つ。低用量では慢性毒性が見られないとされる[3]。
法規制
- 消防法で危険物第4類に分類されている。
- 生活環境保全条例では規制対象物質に指定されている。
脚注
- ^ Merck Index, 11th Edition, 7868.
- ^ 経済産業省生産動態統計・生産・出荷・在庫統計平成20年年計による
- ^ a b 製品安全データシート(大陽日酸) - 文書中に引かれている文献を参照。
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Japanese Journal
- アセタール結合を有する三官能性ポリプロピレングリコールの合成とそれによる分解・リサイクル可能な架橋ポリウレタンの合成と性質
- 水口 順子/中野 宏美/漆崎 美智遠/坂口 壽一/橋本 保,中野 宏美,漆﨑 美智遠 [他],坂口 壽一,橋本 保,Junko MIZUGUCHI,Hiromi NAKANO,Michio URUSHISAKI,Toshikazu SAKAGUCHI,Tamotsu HASHIMOTO
- 福井大学大学院工学研究科研究報告 61, 97-101, 2013-03-29
- The synthesis and characterization of chemically recyclable crosslin.ked polyurethanes were studied in this work. Acetal units were introduced into polypropylene glycol having three hydroxyl terminal …
- NAID 110009558039
- プロピレングリコール水溶液中における銅・鋼の腐食に及ぼすインヒビターの影響
- 遠藤 学,井上 行雄,山田 豊
- 銅と銅合金 : 銅及び銅合金技術研究会誌 = Copper and copper alloy : journal of Japan Research Institute for Advanced Copper-Base Materials and Technologies 52(1), 158-161, 2013
- NAID 40019780411
- P1-009 グルコース輸液で希釈したフェニトイン注射剤の配合変化に関する基礎研究 : NMRを利用したプロピレングリコール-グルコース相互作用の解析(薬剤管理指導・病棟薬剤業務,ポスター,一般演題,岐路に立つ医療〜千年紀の目覚め〜よみがえれ!ニッポン!薬の改革は我らが手で!)
Related Links
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
デパケンシロップ5%
組成
有効成分
添加物
- 赤色102号、日局パラオキシ安息香酸プロピル、日局パラオキシ安息香酸メチル、日局白糖
香料成分として香料、日局プロピレングリコール、日局エタノール、日局グリセリン含有
(本剤1mL中に日局白糖600mgを含有する。)
禁忌
- 重篤な肝障害のある患者[肝障害が強くあらわれ致死的になるおそれがある。]
- 本剤投与中はカルバペネム系抗生物質(パニペネム・ベタミプロン、メロペネム水和物、イミペネム水和物・シラスタチンナトリウム、ビアペネム、ドリペネム水和物、テビペネム ピボキシル)を併用しないこと。[「相互作用」の項参照]
- 尿素サイクル異常症の患者[重篤な高アンモニア血症があらわれることがある。]
効能または効果
- 各種てんかん(小発作・焦点発作・精神運動発作ならびに混合発作)およびてんかんに伴う性格行動障害(不機嫌・易怒性等)の治療
- 躁病および躁うつ病の躁状態の治療
- 片頭痛発作の発症抑制
- [片頭痛発作の発症抑制]
- 本剤は、片頭痛発作の急性期治療のみでは日常生活に支障をきたしている患者にのみ投与すること。
- 各種てんかん(小発作・焦点発作・精神運動発作ならびに混合発作)およびてんかんに伴う性格行動障害(不機嫌・易怒性等)の治療
- 躁病および躁うつ病の躁状態の治療
- 通常1日量8〜24mL(バルプロ酸ナトリウムとして400〜1,200mg)を1日2〜3回に分けて経口投与する。
ただし、年齢・症状に応じ適宜増減する。
- 片頭痛発作の発症抑制
- 通常1日量8〜16mL(バルプロ酸ナトリウムとして400〜800mg)を1日2〜3回に分けて経口投与する。
なお、年齢・症状に応じ適宜増減するが、1日量として20mL(バルプロ酸ナトリウムとして1,000mg)を超えないこと。
慎重投与
- 肝機能障害又はその既往歴のある患者[肝機能障害が強くあらわれるおそれがある。]
- 薬物過敏症の既往歴のある患者
- 自殺企図の既往及び自殺念慮のある躁病及び躁うつ病の躁状態の患者[症状が悪化するおそれがある。]
- 以下のような尿素サイクル異常症が疑われる患者[重篤な高アンモニア血症があらわれるおそれがある。]
- 原因不明の脳症若しくは原因不明の昏睡の既往のある患者
- 尿素サイクル異常症又は原因不明の乳児死亡の家族歴のある患者
重大な副作用
- 劇症肝炎等の重篤な肝障害、黄疸、脂肪肝等を起こすことがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 高アンモニア血症を伴う意識障害があらわれることがあるので、定期的にアンモニア値を測定するなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 溶血性貧血、赤芽球癆、汎血球減少、重篤な血小板減少、顆粒球減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 急性膵炎があらわれることがあるので、激しい腹痛、発熱、嘔気、嘔吐等の症状があらわれたり、膵酵素値の上昇が認められた場合には、本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 間質性腎炎、ファンコニー症候群があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 過敏症症候群があらわれることがあるので、観察を十分に行い、初期症状として発疹、発熱がみられ、さらにリンパ節腫脹、肝機能障害、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。なお、発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。
- 脳の萎縮、認知症様症状(健忘、見当識障害、言語障害、寡動、知能低下、感情鈍麻等)、パーキンソン様症状(静止時振戦、硬直、姿勢・歩行異常等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
なお、これらの症状が発現した例では中止により、ほとんどが1〜2ヵ月で回復している。
- 横紋筋融解症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビンの上昇等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム量の増加、高張尿等があらわれた場合には水分摂取の制限等の適切な処置を行うこと。
薬効薬理
薬理作用21)〜25)
- 最大電撃痙攣(マウス、ラット、ウサギ)、ストリキニーネ痙攣(マウス)、ピクロトキシン痙攣(マウス)、聴原発作(ラット)、無酸素痙攣(マウス)、ペンテトラゾール痙攣(マウス、ウサギ)、ベメグライド痙攣(マウス)を抑制する。
- 全般てんかんモデルの光誘発痙攣(ヒヒ)、聴原発作(マウス)を抑制する。
- 部分てんかんモデルのコバルト焦点発作(ネコ)、Kindling痙攣(ネコ)を抑制する。
- 海馬後放電及び扁桃核の発作性放電を抑制する。(ウサギ)
- 中脳網様体刺激による筋肉微細振動の増強効果を鋭敏に抑制する。(ウサギ)
- 躁病の動物モデルと考えられる、デキサンフェタミンとクロロジアゼポキシドとの併用投与により生じる自発運動亢進作用を有意に抑制する。(マウス、ラット)
作用機序26〜28)
- 本剤の投与により脳内GABA濃度、ドパミン濃度の上昇とともに、セロトニン代謝が促進されることが認められている。これらの事実から、本剤の抗てんかん作用は神経伝達物質の作用を介した脳内の抑制系の賦活作用に基づくと推定されている。
抗躁作用および片頭痛発作の発症抑制作用についてもGABA神経伝達促進作用が寄与している可能性が考えられている。
有効成分に関する理化学的知見
性状
- 白色の結晶性の粉末で、特異なにおいがあり、味はわずかに苦い。
本品は吸湿性である(極めて吸湿性が強く、空気中で徐々に潮解する)。
溶解性
- 水に極めて溶けやすく、エタノール(99.5)又は酢酸(100)に溶けやすい。
分配係数
- logP′OCT=0.26
(測定法:フラスコシェイキング法 n-オクタノール/pH7.4緩衝溶液)
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- silver sulfadiazine、sulfadiazine silver
- 同
- ゲーベンクリーム
- 関
- スルファジアジン
- 自己融解によるデブリドマンを促進し、また抗菌作用を有する。
- 薬剤の壊死組織への浸透力が強く、バイオフィルム内の菌にも効果を有する。
- 緑膿菌に強い抗菌作用がある。
- 壊死組織を伴う汚染創や褥瘡、深達性の熱傷にも使用される。
- 乳剤性基剤(水中油型)のため、滲出液が多いときは創面の浮腫を来すおそれがあり、不適である。
- 使用方法:創部に2-3mmの厚さで塗布し、同程度の厚さのガーゼで被覆する。ガーゼ交換の際には、付着しているゲーベンクリームを除去してから塗布する。
- 薬価:ゲーベンクリーム1%1g \12.6/g
- 製品単位:ゲーベンクリーム500g
- ゲーベンクリームの場合、スルファジアジン銀が薬効成分であり、基剤はセタノール,ミリスチン酸イソプロピル,プロピレングリコール,メチルパラベン,ブチルパラベンとなる。
[★]
- 英
- solvent、solubilizer
- 関
- 可溶化剤、溶剤、溶媒、ソルベント
商品
[★]
- 英
- propanediol
- 関
- プロピレングリコール
[★]
プロピレングリコール
- 関
- propanediol
[★]
プロピレングリコール
[★]
- 英
- propylene glycolate cefatrizine
- 関
- セファトリジン
[★]
- 英
- recall
- 関
- 思い起こす、呼び戻す、想起
[★]
- 英
- pro
[★]
- 英
- glyco、glycated
- 関
- 糖、糖化
[★]
- 英
- propylene
- 関
- プロペン