- 英
- butylparaben
- 同
- パラヒドロキシ安息香酸ブチル butyl p-hydroxybenzoate、パラオキシ安息香酸ブチル butyl p-oxybenzoate
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/12/14 11:29:52」(JST)
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パラオキシ安息香酸エステル(パラオキシあんそくこうさんエステル, para-hydroxybenzonate)は、安息香酸エステルのパラ位にフェノール性ヒドロキシ基を持つ有機化合物群の呼び名である。主に飲料向けの防腐剤として使用されているが食品・医薬品あるいは化粧品の防腐剤成分名として掲示する場合に、製品に複数種含まれるパラオキシ安息香酸エステルを総称してパラベン(paraben)と呼称される。フェノール部分は塩を形成するためナトリウム塩などの形で使用される場合もある。
防腐剤として使用される製品名とIUPAC名を次に挙げる
- メチルパラベン、methyl 4-hydroxybenzoate
- エチルパラベン、ethyl 4-hydroxybenzoate
- プロピルパラベン、propyl 4-hydroxybenzoate
- イソプロピルパラベン、isopropyl 4-hydroxybenzoate
- ブチルパラベン、butyl 4-hydroxybenzoate
- イソブチルパラベン、isobutyl 4-hydroxybenzoate
- ベンジルパラベン、benzyl 4-hydroxybenzoate
パラオキシ安息香酸エステルは広い菌種に対して、静菌作用を示し通常はエステル部分の異なるパラオキシ安息香酸エステルを組み合わせて使用される。抗菌活性の強さは、ベンジル>ブチル>プロピル>エチル>メチルエステルの順といわれている。消毒剤や感染症の治療剤としては用いられない。
関連項目
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Japanese Journal
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- 川口 真以子,諸星 佳織,今井 秀樹 [他],MORITA Masatoshi,KATO Nobumasa,HIMI Toshiyuki
- Experimental Animals 59(5), 631-635, 2010
- Isobutyl-paraben (IBP), a widely used preservative, exhibits estrogenic activity. We analyzed the effects of exposure to IBP during gestation and lactation via dam on social recognition behavior in ov …
- NAID 130000419258
- 黒田 綾子,井柳 宏一
- 日本化粧品技術者会誌 38(1), 22-33, 2004
- … ヒトボランティアによるスティンギングテストを行ったところ, メチルパラベンや乳酸のような水溶性物質, ブチルパラベンやサリチル酸メチルのような油溶性物質によって惹き起こされる刺激感の抑制にFコポリマーの膜が有効であることが確認された。 …
- NAID 130004069851
- ヒト皮膚表面から見いだされたパラベンの定量(<特集>生体関連機能と分析化学)
- 柴田 英記,津田 孝雄
- 分析化学 51(6), 397-401, 2002-06-05
- … として用いた 1.5 ml プラスチックバイアルを,手掌部人差し指皮膚表面上で接触させ,2 分間サンプリングした.次いで GC/MS によりパラベンを分離・定量した.皮膚に付着しているメチル,エチル,プロピル及びブチルパラベンを同時検出・定量した.21〜23 歳の健常人被験者 10 人の付着しているパラベンを測定したところ,パラベンの合計付着量は,少ない人で 6 pmol/cm^2 程度,多い人で 2000 pmol/cm^2 程度となり,どの被験者においても …
- NAID 110002905080
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- Butyl 4-Hydroxybenzoate [for Biochemical Research] 純度(試験方法): >99.0% (GC) (T) 化審法: 3-1585. 別名: 4-ヒドロキシ安息香酸ブチル [生化学用] ブチルパラベン. Butylparaben. 4-Hydroxybenzoic Acid Butyl Ester. ドキュメント:.
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
アスベリン錠10
組成
成分・含量
- 日局 チペピジンヒベンズ酸塩(チペピジンクエン酸塩相当量) 1錠中11.07mg(10mg)
添加物
- 黄色5号、ステアリン酸マグネシウム、タルク、デキストリン、トウモロコシデンプン、乳糖水和物
効能または効果
下記疾患に伴う咳嗽及び喀痰喀出困難
- 感冒、上気道炎(咽喉頭炎、鼻カタル)、急性気管支炎、慢性気管支炎、肺炎、肺結核、気管支拡張症
- 通常成人には、チペピジンヒベンズ酸塩として1日66.5〜132.9mg(チペピジンクエン酸塩60〜120mg相当量)を3回に分割経口投与する。
小児には、チペピジンヒベンズ酸塩として1日1歳未満5.54〜22.1mg(同5〜20mg相当量)、1歳以上3歳未満11.1〜27.7mg(同10〜25mg相当量)、3歳以上6歳未満16.6〜44.3mg(同15〜40mg相当量)を3回に分割経口投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。