- 英
- Glasgow Coma Scale Glasgow coma scale GCS
- 同
- グラスゴー昏睡尺度
- 関
- 日本昏睡尺度
概念
- 意識障害の評価法の一つ。
- イギリスで作成された。
- 15点満点で、最小が3点。
- 軽症障害の分類が細かいとされる。
GCS
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開眼
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言葉による応答
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運動による応答
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eye opening
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best verbal response
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best motor response
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6
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命令に従う
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obeying
|
5
|
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指南力良好
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orientated
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払いのける
|
localication
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4
|
自発的に
|
spontaneous
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会話困難
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confused conversation
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四肢の屈曲
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withdraws
|
3
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言葉により
|
to speech
|
不適当な言葉
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inappropriate words
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四肢の異常屈曲
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abnormal flexion
|
2
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痛み刺激により
|
to pain
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意味不明の声
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incomprehensible sounds
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四肢伸展
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extending
|
1
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開眼しない
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none
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発話せず
|
none
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全くなし
|
none
|
評価
- 15点:意識清明
- 13~15点(3):軽症
- 9~12点(4):中等症
- ~ 8点 :重症
- 3点:最も状態がわるい。
- GCS8点以下では意識低下とみなす。
- 頭部外傷でGCS8点以下は重症
- GCS8点以下 あるいは GCSスコアで2点以上の急激な悪化・瞳孔不同・片麻痺がある場合には切迫脳ヘルニアであることが多い。(重症頭部外傷治療・管理のガイドライン 第2版)
- GCS8点以下の重度意識障害、急速な意識レベルの低下、脳ヘルニア徴候を認めた場合にはsecondary surveyの最初でCTを撮影。(重症頭部外傷治療・管理のガイドライン 第2版)
- GCSスコア8以下、あるいはFCSスコアの最良運動反応が5以下であれば気管挿管を原則とした確実な気道確保が望ましい。(重症頭部外傷治療・管理のガイドライン 第2版)
WordNet
- a measure of the money supply; M2 plus deposits at institutions that are not banks (such as savings and loan associations)
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/12/26 13:14:51」(JST)
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Glasgow Coma Scale(GCS)(グラスゴー・コーマ・スケール)とは、1974年に英国のグラスゴー大学によって発表された意識障害の分類で、現在世界的に広く使用されるの評価分類スケールである。日本では主に脳神経外科領域で用いられることが多い。開眼・言語・運動の3分野に分けて記録し、意識状態を簡潔かつ的確に記録できる。
なお、GCSが発表された後、エディンバラ大学は対抗してEdinburgh Coma Scaleを発表した。しかしながらそれを使用したのはエディンバラ大学に関係する医師に限られ、結局GCSが世界的に広がることとなった。
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目次
- 1 Glasgow Coma Scale
- 1.1 開眼機能(Eye opening)「E」
- 1.2 言語機能(Verbal response)「V」
- 1.3 運動機能(Motor response)「M」
- 2 関連項目
|
Glasgow Coma Scale
記述は、「E 点、V 点、M 点、合計 点」と表現される。正常は15点満点で深昏睡は3点。点数は小さいほど重症である。
開眼機能(Eye opening)「E」
- 4点:自発的に、またはふつうの呼びかけで開眼
- 3点:強く呼びかけると開眼
- 2点:痛み刺激で開眼
- 1点:痛み刺激でも開眼しない
言語機能(Verbal response)「V」
- 5点:見当識が保たれている
- 4点:会話は成立するが見当識が混乱
- 3点:発語はみられるが会話は成立しない
- 2点:意味のない発声
- 1点:発語みられず
なお、挿管などで発声が出来ない場合は「T」と表記する。 扱いは1点と同等である。
運動機能(Motor response)「M」
- 6点:命令に従って四肢を動かす
- 5点:痛み刺激に対して手で払いのける
- 4点:指への痛み刺激に対して四肢を引っ込める
- 3点:痛み刺激に対して緩徐な屈曲運動(除皮質姿勢)
- 2点:痛み刺激に対して緩徐な伸展運動(除脳姿勢)
- 1点:運動みられず
日本では、簡便なJapan Coma Scale(JCS)が広く用いられている。
関連項目
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 早期抑制解除へ必要な患者の要因--脳神経外科患者を中心に
- 高血圧性小脳出血の治療方針 : 122例の検討より
- 小林 繁樹,景山 雄介,中村 弘,佐藤 章,渡辺 義郎,山浦 晶
- 脳卒中 18(6), 509-515, 1996-12-25
- NAID 10009405438
Related Links
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★リンクテーブル★
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- 英
- Japan Coma Scale, JCS
- 同
- 3-3-9度方式、ジャパン・コーマ・スケール
- 関
- 意識障害の評価法。グラスゴー・コーマ・スケール GCS
JCS
- 1.覚醒している(confusion, senselessness, delirium)
- 1 だいたい意識清明だが、今ひとつはっきりしない
- 2 見当識障害あり
- 3 名前、生年月日がいえない
- 2.刺激すると覚醒する(stupor, lethargy, hypersomnia, somnolence, drowsiness)
- 10 呼びかけで容易に開眼する
- 20 大きな声、または体をゆさぶることにより開眼する
- 30 痛み刺激で辛うじて開眼する
- 3.刺激しても覚醒しない(deep coma, coma, semicoma)
- 100 はらいのける動作をする
- 200 手足を少し動かしたり顔をしかめたりする(除脳硬直を含む) → 除皮質硬直も200らしい(出典不明)
- 300 全く動かない
1.覚醒している(confusion, senselessness, delirium)
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1
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だいたい意識清明だが、今ひとつはっきりしない
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2
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見当識障害あり
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3
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名前、生年月日がいえない
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2.刺激すると覚醒する(stupor, lethargy, hypersomnia, somnolence, drowsiness)
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10
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呼びかけで容易に開眼する 合目的的な運動(例えば、右手を握れ、離せ)をするし、言葉も出るが、間違いが多い
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20
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大きな声、または体をゆさぶることにより開眼する 簡単な命令に応ずる(例えば、何らかの理由で開眼できない場合の離握手)
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30
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痛み刺激で辛うじて開眼する 痛み刺激をくわえつつ呼びかけを繰り返すとかろうじて開眼する
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3.刺激しても覚醒しない(deep coma, coma, semicoma)
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100
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はらいのける動作をする
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200
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手足を少し動かしたり顔をしかめたりする(除脳硬直を含む)
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300
|
全く動かない
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付記する記号
- 以下に当てはまれば、xxx-RIAのように表記する
JCS補足 IMD.41
- 10:合目的的な運動(例えば、右手を握れ、離せ)をするし、言葉も出るが、間違いが多い
- 20:簡単な命令に応ずる(例えば、何らかの理由で開眼できない場合の離握手)
- 30:痛み刺激をくわえつつ呼びかけを繰り返すとかろうじて開眼する
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- 英
- consciousness level
- 関
- 意識水準、グラスゴー・コーマ・スケール、日本昏睡尺度、意識
[★]
- 英
- Glasgow coma scale
- 関
- Glasgow昏睡尺度
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グラスゴー・コーマ・スケール Glasgow Coma Scale
[★]
- 英
- kale
- 関
- アブラナ、アブラナ科、アブラナ属、カブ、カリフラワー、キャベツ、ブロッコリー、クレソン
[★]
- 英
- scale
- 関
- ウエイト、基準、規模、歯石、秤、鱗屑