イリノテカン
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Japanese Journal
- P1-481 イリノテカン塩酸塩によるコリン様症状の発現状況(有害事象・副作用,ポスター,一般演題,岐路に立つ医療〜千年紀の目覚め〜よみがえれ!ニッポン!薬の改革は我らが手で!)
- 鈴木 直哉,吉嶋 抄苗,渡辺 祐子,佐々木 佳子,徳村 麻衣子,川原 昇平,地主 隆文,高橋 誠,青田 忠博
- 日本医療薬学会年会講演要旨集 22, 347, 2012-10-10
- NAID 110009618554
- P1-238 イリノテカン塩酸塩による乾燥皮膚発現とその予防に関する研究(がん薬物療法(他の副作用対策),ポスター,一般演題,岐路に立つ医療〜千年紀の目覚め〜よみがえれ!ニッポン!薬の改革は我らが手で!)
- イリノテカン塩酸塩による下痢,便秘の発現と排便コントロールの予備的検討
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- イリノテカン塩酸塩点滴静注液40mg「NK」 2mLはマイラン製薬株式会社のジェネリック医薬品で薬価は1瓶 3953円です。添付文書Pro Onlineは、製剤写真から疾患別処方ランキングまで揃った全ての医療者のための無料ツールです
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
イリノテカン塩酸塩点滴静注液40mg「あすか」
組成
成分・含量
- 1バイアル(2mL)中
イリノテカン塩酸塩水和物 40mg
添加物
- 1バイアル(2mL)中
D-ソルビトール 90mg,乳酸,pH調節剤(水酸化ナトリウム)
禁忌
- 骨髄機能抑制のある患者
[骨髄機能抑制が増悪して重症感染症等を併発し,致命的となることがある.]
- 感染症を合併している患者
[感染症が増悪し,致命的となることがある.]
- 下痢(水様便)のある患者
[下痢が増悪して脱水,電解質異常,循環不全を起こし,致命的となることがある.]
- 腸管麻痺,腸閉塞のある患者
[腸管からの排泄が遅れ,重篤な副作用が発現し,致命的となることがある.]
- 間質性肺炎又は肺線維症の患者
[症状が増悪し,致命的となることがある.]
- 多量の腹水,胸水のある患者
[重篤な副作用が発現し,致命的となることがある.]
- 黄疸のある患者
[重篤な副作用が発現し,致命的となることがある.]
- アタザナビル硫酸塩を投与中の患者(「相互作用」の項参照)
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- 小細胞肺癌,非小細胞肺癌,子宮頸癌,卵巣癌,胃癌(手術不能又は再発),結腸・直腸癌(手術不能又は再発),乳癌(手術不能又は再発),有棘細胞癌,悪性リンパ腫(非ホジキンリンパ腫)
- 小細胞肺癌,非小細胞肺癌,乳癌(手術不能又は再発)および有棘細胞癌はA法を,子宮頸癌,卵巣癌,胃癌(手術不能又は再発)および結腸・直腸癌(手術不能又は再発)はA法又はB法を使用する.また,悪性リンパ腫(非ホジキンリンパ腫)はC法を使用する.
A法:
- イリノテカン塩酸塩水和物として,通常,成人に1日1回,100mg/m2を1週間間隔で3〜4回点滴静注し,少なくとも2週間休薬する.これを1クールとして,投与を繰り返す.
B法:
- イリノテカン塩酸塩水和物として,通常,成人に1日1回,150mg/m2を2週間間隔で2〜3回点滴静注し,少なくとも3週間休薬する.これを1クールとして,投与を繰り返す.
C法:
- イリノテカン塩酸塩水和物として,通常,成人に1日1回,40mg/m2を3日間連日点滴静注する.これを1週毎に2〜3回繰り返し,少なくとも2週間休薬する.これを1クールとして,投与を繰り返す.
なお,年齢,症状により適宜増減する.
- A法・B法では,本剤投与時,投与量に応じて500mL以上の生理食塩液,ブドウ糖液又は電解質維持液に混和し,90分以上かけて点滴静注する.
C法では,本剤投与時,投与量に応じて250mL以上の生理食塩液,ブドウ糖液又は電解質維持液に混和し,60分以上かけて点滴静注する.
慎重投与
- 肝障害のある患者
[肝障害が悪化及び副作用が強く発現するおそれがある.]
- 腎障害のある患者
[腎障害が悪化及び副作用が強く発現するおそれがある.]
- 糖尿病の患者(十分な管理を行いながら投与すること)
[高度な下痢の持続により脱水,電解質異常を起こして糖尿病が増悪し,致命的となるおそれがある.]
- 全身衰弱が著しい患者
[副作用が強く発現するおそれがある.]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
重大な副作用
骨髄機能抑制(頻度不明)
- 汎血球減少,白血球減少,好中球減少,血小板減少,貧血等があらわれるので,末梢血液の観察を十分に行い,異常が認められた場合には,減量,休薬等の適切な処置を行うこと.
<chr color="red">また,高度な骨髄機能抑制の持続により,次のような疾患を併発し,死亡した例も報告されているので,頻回に血液検査を実施し,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,投与を中止し,適切な処置を行うこと.
====<chr color="red">
・重症感染症(敗血症,肺炎等)====
重篤な白血球・好中球減少に伴い,敗血症,肺炎等の重症感染症があらわれることがある.
====<chr color="red">
・播種性血管内凝固症候群(DIC)====
重篤な感染症,血小板減少に伴い,播種性血管内凝固症候群があらわれることがある.
高度な下痢,腸炎(頻度不明)
- 下痢,大腸炎,小腸炎,腸炎(部位不明)があらわれるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,減量,休薬等の適切な処置を行うこと.
<chr color="red">なお,高度な下痢の持続により,脱水,電解質異常,ショック(循環不全)を併発し,死亡した例も報告されているので,十分に注意すること.
腸管穿孔,消化管出血,腸閉塞(頻度不明)
- 腸管穿孔,消化管出血(下血,血便を含む),腸管麻痺,腸閉塞があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,投与を中止するなど適切な処置を行うこと.
<chr color="red">なお,腸管麻痺・腸閉塞に引き続き腸管穿孔を併発し,死亡した例が報告されている.これらの症例の中には,腸管蠕動を抑制する薬剤(ロペラミド塩酸塩,モルヒネ硫酸塩水和物等)の併用例があるので,腸管蠕動を抑制する薬剤を併用する場合には,特に注意すること.
間質性肺炎(頻度不明)
- 間質性肺炎があらわれることがあるので,定期的に検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には,投与を中止するなど適切な処置を行うこと.
ショック,アナフィラキシー様症状(頻度不明)
- ショック,アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので,観察を十分に行い,呼吸困難,血圧低下等の異常が認められた場合には,投与を中止し,適切な処置を行うこと.
肝機能障害,黄疸(頻度不明)
- 肝機能障害,黄疸があらわれることがあるので,定期的に検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には,減量,休薬等の適切な処置を行うこと.
急性腎不全(頻度不明)
- 急性腎不全があらわれることがあるので,定期的に検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には,減量,休薬等の適切な処置を行うこと.
肺塞栓症,静脈血栓症(頻度不明)
- 肺塞栓症,静脈血栓症があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,投与を中止するなど適切な処置を行うこと.
脳梗塞(頻度不明)
- 脳梗塞があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,投与を中止するなど適切な処置を行うこと.
心筋梗塞,狭心症発作(頻度不明)
- 心筋梗塞,狭心症発作があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,投与を中止するなど適切な処置を行うこと.
心室性期外収縮(頻度不明)
- 心室性期外収縮があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,投与を中止するなど適切な処置を行うこと.
有効成分に関する理化学的知見
分子量
融 点
性 状
- 微黄色〜淡黄色の結晶又は結晶性の粉末である.
酢酸(100)に溶けやすく,メタノールにやや溶けにくく,水,無水酢酸又はエタノール(95)に溶けにくく,ジエチルエーテルにほとんど溶けない.
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
- 英
- irinotecan IRT, CPT-11
- 同
- 7-ethyl-10-[4-(1-piperidino)-1-piperidino]carbonyloxycamptothecin]
- 化
- 塩酸イリノテカン irinotecan hydrochloride、イリノテカン塩酸塩
- 商
- カンプト、トポテシン
- 関
- 抗悪性腫瘍薬
- 抗腫瘍性植物成分製剤
概念
作用機序
- トポイソメラーゼの機能を阻害してDNA合成を阻害する
block topoisomerase function
- 同じグループの薬剤
[★]
- 英
- hydrogen chloride
- 同
- 塩化水素
- 関
[★]
- 英
- hydrochloride
- 関
- ハイドロクロライド