- 英
- soft tissue sarcoma, soft part sarcoma
- 関
- 肉腫、軟部組織肉腫、紡錘細胞肉腫、類上皮肉腫
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/09/26 10:35:15」(JST)
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肉腫(にくしゅ、sarcoma)とは、骨、軟骨、脂肪、筋肉、血管等と言った非上皮性細胞由来の結合組織細胞に発生するがんである。悪性腫瘍には含まれるが、狭義の癌腫とは区別される。
目次
- 1 骨腫瘍と軟部腫瘍
- 2 肉腫の一覧
- 3 参考文献
- 4 関連項目
- 5 外部リンク
骨腫瘍と軟部腫瘍
骨のがんである骨肉腫も、前述の病理学的定義から言えば肉腫のひとつであるが、臨床的所見上は、固い組織から生じる固い病変であり、語源とは異なっている。また、顕微鏡的所見や治療方法についても他の肉腫と異なるところが多い(良性の間葉系腫瘍についても、同様に骨腫瘍とそれ以外とでは違いが大きい)。このため、腫瘍整形外科領域では骨と軟骨以外の間葉系組織=軟部組織から生ずる肉腫を「軟部肉腫」(或いは「悪性軟部腫瘍」)としてひとまとめに扱う。
肉腫の一覧
- 軟部肉腫(Soft tissue sarcomas) (組織型別)
- 線維肉腫(Fibrosarcoma) - 歯原性肉腫(エナメル上皮線維肉腫)など
- 悪性線維性組織球腫
- 皮膚線維肉腫
- 脂肪肉腫(Liposarcoma)
- 横紋筋肉腫(Rhabdomyosarcoma)
- 平滑筋肉腫(Leiomyosarcoma)
- 血管肉腫(Hemangiosarcoma)
- カポジ肉腫(Kaposi's sarcoma)
- リンパ管肉腫(Lymphangiosarcoma)
- 滑膜肉腫(Synovial sarcoma) - 関節滑膜由来の肉腫としてこのように命名されたが、現在は由来不明の腫瘍として扱われている
- 胞巣状軟部肉腫- 由来不明
- 骨外性軟骨肉腫
- 骨外性骨肉腫
- 悪性末梢神経性腫瘍 - 現在のWHO分類では、軟部肉腫と区別している
- 悪性末梢神経鞘腫瘍 - 現在の分類では「神経線維肉腫」と「悪性神経鞘腫」を区別しない
- 悪性骨腫瘍 (組織型別)
- 骨肉腫
- 軟骨肉腫(Chondrosarcoma)
- 顆粒球肉腫
- ユーイング肉腫
- 骨原発の線維肉腫
- 悪性骨巨細胞腫/骨原発の悪性線維性組織球腫
- 骨原発の脂肪肉腫
- 骨原発の血管肉腫
参考文献
関連項目
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外部リンク
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Japanese Journal
- 軟部肉腫は多様。治療は必ず専門医に受けよう! 手術に化学療法。 変わりつつある軟部肉腫の治療 (希少がん特集)
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- 軟部肉腫. 更新日:2011年03月28日 掲載日:2011年01月13日. 軟部肉腫の エビデンスデータ 関連情報. 科学的根拠に基づく医療(Evidence-based Medicine, EBM)の手法を用いて作成されたガイドライン、あるいはそれに準じた手法で作成された ガイドライン ...
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★リンクテーブル★
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- 70歳の男性。労作時の息切れを主訴に来院した。
- 現病歴:4年前に縦隔腫瘍に対し摘出手術が施行され、病理検査で軟部肉腫と診断された。2年前に肺転移に対して2か月間アドリアマイシンが投与され、その後病変の増大はない。1か月前から倦怠感があり、数日前から労作時の息切れを自覚するようになった。ここ3か月で3kgの体重増加がある。
- 既往歴:45歳から高血圧症で内服加療。
- 生活歴:喫煙は20歳から33歳まで20本/日。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:母親は肺癌で死亡。
- 現症:意識は清明。身長 172cm、体重 63kg。体温 36.5℃。脈拍 80/分、整。血圧 164/78mmHg。呼吸数 18/分。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。頸静脈の怒脹を認めない。胸骨正中切開の手術瘢痕を認める。Ⅲ音を聴取し、心雑音を認めない。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。四肢末梢に冷感を認めない。両側下腿に浮腫を認める。
- 検査所見:血液所見:赤血球 399万、Hb 11.6g/dL、Ht 38%、白血球 4,000、血小板 16万。血液生化学所見:総蛋白 6.2g/dL、アルブミン 3.6g/dL、AST 62U/L、ALT 81U/L、LD 251U/L(基準 176~353)、尿素窒素 14mg/dL、クレアチニン 0.6mg/dL、血糖 97mg/dL、Na 142mEq/L、K 4.4mEq/L、Cl 108mEq/L、脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP) 696pg/mL(基準 18.4以下)、心筋トロポニンT 0.14(基準 0.01以下)、CK-MB 5U/L(基準 20以下)。CRP 0.3mg/dL。動脈血ガス分析(room air):pH 7.4、PaCO2 38Torr、PaO2 83Torr、HCO3- 24mEq/L。胸部エックス線写真で心胸郭比は3か月前に53%、受診時58%。心電図で高電位とV5、V6の軽度ST低下を認める。1年前の心エコー検査は正常である。今回の来院時の心エコー検査で左室はびまん性に壁運動が低下しており、左室駆出率は35%。
- 心不全の薬物治療を続けるうえで継続的に評価する必要がないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113F075]←[国試_113]→[113F077]
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- 70歳の男性。労作時の息切れを主訴に来院した。
- 現病歴:4年前に縦隔腫瘍に対し摘出手術が施行され、病理検査で軟部肉腫と診断された。2年前に肺転移に対して2か月間アドリアマイシンが投与され、その後病変の増大はない。1か月前から倦怠感があり、数日前から労作時の息切れを自覚するようになった。ここ3か月で3kgの体重増加がある。
- 既往歴:45歳から高血圧症で内服加療。
- 生活歴:喫煙は20歳から33歳まで20本/日。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:母親は肺癌で死亡。
- 現症:意識は清明。身長 172cm、体重 63kg。体温 36.5℃。脈拍 80/分、整。血圧 164/78mmHg。呼吸数 18/分。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。頸静脈の怒脹を認めない。胸骨正中切開の手術瘢痕を認める。Ⅲ音を聴取し、心雑音を認めない。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。四肢末梢に冷感を認めない。両側下腿に浮腫を認める。
- 検査所見:血液所見:赤血球 399万、Hb 11.6g/dL、Ht 38%、白血球 4,000、血小板 16万。血液生化学所見:総蛋白 6.2g/dL、アルブミン 3.6g/dL、AST 62U/L、ALT 81U/L、LD 251U/L(基準 176~353)、尿素窒素 14mg/dL、クレアチニン 0.6mg/dL、血糖 97mg/dL、Na 142mEq/L、K 4.4mEq/L、Cl 108mEq/L、脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP) 696pg/mL(基準 18.4以下)、心筋トロポニンT 0.14(基準 0.01以下)、CK-MB 5U/L(基準 20以下)。CRP 0.3mg/dL。動脈血ガス分析(room air):pH 7.4、PaCO2 38Torr、PaO2 83Torr、HCO3- 24mEq/L。胸部エックス線写真で心胸郭比は3か月前に53%、受診時58%。心電図で高電位とV5、V6の軽度ST低下を認める。1年前の心エコー検査は正常である。今回の来院時の心エコー検査で左室はびまん性に壁運動が低下しており、左室駆出率は35%。
- 現時点での治療薬はどれか。3つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [113F074]←[国試_113]→[113F076]
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- 70歳の男性。労作時の息切れを主訴に来院した。
- 現病歴:4年前に縦隔腫瘍に対し摘出手術が施行され、病理検査で軟部肉腫と診断された。2年前に肺転移に対して2か月間アドリアマイシンが投与され、その後病変の増大はない。1か月前から倦怠感があり、数日前から労作時の息切れを自覚するようになった。ここ3か月で3kgの体重増加がある。
- 既往歴:45歳から高血圧症で内服加療。
- 生活歴:喫煙は20歳から33歳まで20本/日。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:母親は肺癌で死亡。
- 現症:意識は清明。身長 172cm、体重 63kg。体温 36.5℃。脈拍 80/分、整。血圧 164/78mmHg。呼吸数 18/分。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。頸静脈の怒脹を認めない。胸骨正中切開の手術瘢痕を認める。Ⅲ音を聴取し、心雑音を認めない。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。四肢末梢に冷感を認めない。両側下腿に浮腫を認める。
- 検査所見:血液所見:赤血球 399万、Hb 11.6g/dL、Ht 38%、白血球 4,000、血小板 16万。血液生化学所見:総蛋白 6.2g/dL、アルブミン 3.6g/dL、AST 62U/L、ALT 81U/L、LD 251U/L(基準 176~353)、尿素窒素 14mg/dL、クレアチニン 0.6mg/dL、血糖 97mg/dL、Na 142mEq/L、K 4.4mEq/L、Cl 108mEq/L、脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP) 696pg/mL(基準 18.4以下)、心筋トロポニンT 0.14(基準 0.01以下)、CK-MB 5U/L(基準 20以下)。CRP 0.3mg/dL。動脈血ガス分析(room air):pH 7.4、PaCO2 38Torr、PaO2 83Torr、HCO3- 24mEq/L。胸部エックス線写真で心胸郭比は3か月前に53%、受診時58%。心電図で高電位とV5、V6の軽度ST低下を認める。1年前の心エコー検査は正常である。今回の来院時の心エコー検査で左室はびまん性に壁運動が低下しており、左室駆出率は35%。
- 症状の原因として最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113F073]←[国試_113]→[113F075]
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- 英
- spindle cell sarcoma
- 関
- 肉腫、軟部肉腫、類上皮肉腫
- 肉腫を細胞と組織の形態からいくつかの群に類型化したものの中で、紡錘形の腫瘍細胞を主成分とするもの。
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- soft tissue sarcoma
- 関
- 軟部肉腫
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- 英
- alveolar soft part sarcoma
- 関
- 胞状軟部肉腫
- 同
- alveolar soft part sarcoma ASPS
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- alveolar soft part sarcoma
- 関
- 胞巣状軟部肉腫
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- sarcoma
- 関
- 癌腫 carcinoma、悪性非上皮性腫瘍
[★]
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- がん、腫瘍、腫瘤、良性新生物