- 英
- Malgaigne fracture
- 同
- マルゲーヌ骨折、重複性垂直骨盤輪骨折 重複性垂直骨盤骨折 double vertical fracture in pelvic ring
- 関
- 骨折、骨盤骨折、デュベルネ骨折
国試
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- 骨盤骨折の一形態で,前方骨盤輪骨折と後方骨盤輪骨折が合併した骨折で垂直方向にずれているものをいう。マルゲーニュ(Joseph Francois Malgaigne,1806‐1865,仏,外科医)により命名された。後方構築が破壊されるため回旋方向の ...
- 大阪市淀川区の東洋医学治療センターです。当院での治療適応範囲である骨折の症状:マルゲーヌの骨折痛についてのご紹介です。
- 世界大百科事典 第2版 - マルゲーヌ骨折痛の用語解説 - 局所症状としては,顔面の腫張,皮下出血,骨折部の疼痛などがあり,動かすと軋轢(あつれき)音,摩擦音がある。疼痛は初めは強く,とくに動かすと激痛があるが,後には圧 ...
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- 次の文を読み、47、48の問いに答えよ。
- 63歳の女性。交通事故後に救急車で搬入された。
- 現病歴 : 自転車に乗っていて自動車に衝突され受傷した。
- 現症 : 意識は清明。体温36.7℃。脈拍104/分、整。血圧96/72mmHg。骨盤周囲に強い圧痛がある。右下腿には開放創があり、泥が付着した骨折部が露出している。
- 検査所見 : 尿所見:黄色透明、蛋白(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球350万、Hb11.3g/dl、Ht32%、白血球11,000、血小板25万。骨盤エックス線単純写真(別冊No.6)を別に示す。
- 静脈路確保を行った後、優先して行うべき検査はどれか。
- a. 腹部エックス線断層撮影
- b. 腹部単純CT
- c. 腹部単純MRI
- d. 腹腔穿刺
- e. 腹腔鏡検査
[正答]
※国試ナビ4※ [097F046]←[国試_097]→[097F048]
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- 次の文を読み、47、48の問いに答えよ。
- 63歳の女性。交通事故後に救急車で搬入された。
- 現病歴 : 自転車に乗っていて自動車に衝突され受傷した。
- 現症 : 意識は清明。体温36.7℃。脈拍104/分、整。血圧96/72mmHg。骨盤周囲に強い圧痛がある。右下腿には開放創があり、泥が付着した骨折部が露出している。
- 検査所見 : 尿所見:黄色透明、蛋白(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球350万、Hb11.3g/dl、Ht32%、白血球11,000、血小板25万。骨盤エックス線単純写真(別冊No.6)を別に示す。
- 骨盤病変への対応の後、下腿に対してまず行うべき処置はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [097F047]←[国試_097]→[097F049]
[★]
- 英
- pelvic fracture
- ラ
- fractura pelvis
- 関
- 骨盤、骨折
- 研修医当直御法度 第5版 p.204
骨盤の単独骨折 (SOR.680)
- 筋起始部が脆弱で骨単核の融合する直前、すなわち中高生の年齢に好発
- 縫工筋 -上前腸骨棘骨折
- 大腿直筋 -下前腸骨棘骨折
- 大腿二頭筋-坐骨結節骨折
骨盤輪の骨折と脱臼 (SOR.681)
- 恥骨骨折・坐骨骨折:骨盤骨折の中で最も多く35-50%を占める
- 恥骨結合離開:
- 腸骨垂直骨折
- 骨盤輪二重骨折
SLE.127
- 骨盤半側骨折。恥骨結合離開、恥骨弓骨折、腸仙骨関節離開、腸骨翼骨折、仙骨骨折などが発生し、前方骨盤環と後方骨盤環の連続性が立たれた状態。
- 高度の後腹膜血腫(2000-3000ml)、骨盤臓器損傷を合併することが多く、重症。
重度の骨盤の多発骨折 SOR.682-683
合併症
- 前方骨盤輪骨折による膀胱・尿道の損傷が重要。10%の骨盤骨折にみられ、損傷を合併した例の死亡率は5-10%。
- 初診時に自力排尿が可能で尿中に出血を認めない場合以外には、カテーテルの挿入を試みて尿路損傷・出血の有無を確認しなければならない。無理に施行すると損傷を拡大することがあるので慎重に行う。
- 外尿道口に血液が認められている場合には尿道損傷が疑われる。
治療
YN.L41
- 血圧低下と共に尿量が減少したら、まず輸血をおこなう
- 1. 輸液、輸血
- 2. シーツパッキング、サムスリング
- 3. 動脈塞栓術
- 4. 骨盤創外固定
- 5. カンパス牽引
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マルゲーニュ骨折。重複性垂直骨盤輪骨折
[★]
- 英
- fracture
- 関
高齢者における骨折の好発部位
- 参考1
多い
- 上腕骨頚部:転倒して手を伸ばしてついた、直接方外側を打った場合に外科頚骨折しやすい。特に高齢者、特に女性に多い。
- 橈骨遠位部:コーレス骨折(Colles骨折)は10歳前後の小児と骨粗鬆症を有する老人に多い。
- 椎骨(椎体圧迫骨折):骨粗鬆症を生じている女性に多い。
- 大腿骨頚部
やや多い
- 肋骨
- 上腕骨遠位部
- 坐骨?
- 大腿骨遠位部
- 脛骨近位部
- 脛骨位部
小児の骨折
- →小児骨折
骨折による骨癒合しにくい部位
- 血流が乏しいことによる
- 大腿骨頚部内側骨折、手根骨舟状骨骨折、脛骨中下1/3骨折、距骨骨折
骨折による出血量
- SOR.631
診察
- 1. 皮下骨折/開放骨折
- 2. 血管損傷の有無
- 3. 末梢神経損傷の有無
- 4. 軟部組織の損傷
- 5. 受傷部位周辺臓器の損傷
- 6. 受傷後の時間経過
参考
- http://www.biomech.mech.nagoya-u.ac.jp/iplweb/impact_bio/pdf/1st/Harada.pdf