- 関
- 骨折
- 小児は成人に比べ骨折の頻度が高い。
- 骨膜は厚く骨形成が旺盛、骨癒合が早い、骨膜が厚いために不完全骨折となることが多い(若木骨折)、自家矯正能が高い(屈曲変形は5歳までは30°、8歳までは20°の屈曲があっても完全に矯正されるが、回旋変形に対しては自家矯正力はほとんど働かない。長骨の短縮に対しても矯正能力があるが、過成長が長じやすい。骨幹端部の方が骨幹部よりも自家矯正能が高い)、靭帯損傷や脱臼はまれである(SOR.641改変)。
- ほとんどの骨折では保存的治療でよい。
- 骨折のうち多いものは上腕骨顆上骨折である。この骨折では骨片が回旋転位するため手術を行う。
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 手術手技 高度転位した小児上腕骨近位部骨折のintrafocal pinningによる整復--その手技の詳細
- 骨折時の応急処置 (特集 研修医のための小児診療手技の基本) -- (尿路,腰椎,骨髄,四肢)
- 小児骨折の特徴 (特集 これだけは押さえておきたい! 小児の骨折--治療と看護のポイント)
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★リンクテーブル★
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- a 屈曲変形は自然矯正される。
- b 回旋変形は自然矯正される。
- c 短縮変形は自然矯正される。
- d 靭帯損傷を合併することが多い。
- e 骨幹部は骨幹端部よりも自家矯正能力が高い。
[正答]
※国試ナビ4※ [104I010]←[国試_104]→[104I012]
[★]
- 英
- fracture
- 関
高齢者における骨折の好発部位
- 参考1
多い
- 上腕骨頚部:転倒して手を伸ばしてついた、直接方外側を打った場合に外科頚骨折しやすい。特に高齢者、特に女性に多い。
- 橈骨遠位部:コーレス骨折(Colles骨折)は10歳前後の小児と骨粗鬆症を有する老人に多い。
- 椎骨(椎体圧迫骨折):骨粗鬆症を生じている女性に多い。
- 大腿骨頚部
やや多い
- 肋骨
- 上腕骨遠位部
- 坐骨?
- 大腿骨遠位部
- 脛骨近位部
- 脛骨位部
小児の骨折
- →小児骨折
骨折による骨癒合しにくい部位
- 血流が乏しいことによる
- 大腿骨頚部内側骨折、手根骨舟状骨骨折、脛骨中下1/3骨折、距骨骨折
骨折による出血量
- SOR.631
診察
- 1. 皮下骨折/開放骨折
- 2. 血管損傷の有無
- 3. 末梢神経損傷の有無
- 4. 軟部組織の損傷
- 5. 受傷部位周辺臓器の損傷
- 6. 受傷後の時間経過
参考
- http://www.biomech.mech.nagoya-u.ac.jp/iplweb/impact_bio/pdf/1st/Harada.pdf
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- 英
- child、children、infantum
- 関
- 子供、小児用、子