- 英
- Colles fracture, Colles' fracture
- 同
- Colles骨折、コレス骨折、コリーズ骨折
- 関
- 橈骨遠位端骨折
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概念
疫学
- 10歳の小児と骨粗鬆症を有する老人
- 骨折の中で最も頻度が高い。
骨折機転
骨折線
合併症
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/09/17 17:42:02」(JST)
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コーレス骨折(コーレスこっせつ、Colless' fracture)または橈骨遠位端部伸展型骨折は、橈骨遠位端部の定型的骨折のひとつ。橈骨の、手関節に近い部分で骨折し、遠位骨片が手背方向へ転位する[1]。
目次
- 1 概要
- 2 発生機序
- 3 症状
- 4 脚注
- 5 参考文献
|
概要
前腕には2本の骨、橈骨と尺骨がある。橈骨は親指側の骨で、手根骨との間に手関節を構成する。もう一方の尺骨は小指側の骨である。橈骨の遠位端部すなわち手関節に近い部位の骨折にはいろいろなパターンがあり、コーレス骨折はその中のひとつである。
発生機序
転倒して手掌をついた際に橈骨遠位端に強い力が加わり発生するといわれる[1]。腕を伸ばした状態で手掌をつくと体重が橈骨にかかり、手掌からの力が橈骨遠位端に加わる。橈骨遠位端部に強い屈曲力が働いて骨折に至る。
症状
- 遠位骨片(体幹から遠い方の骨片)が手背方向、親指方向へ移動する。
- 骨片の移動にともない、骨折部分が変形する。
- 前腕から手にかけて腫脹がみられる。
- 疼痛
- 機能障害
脚注
- ^ a b “橈骨遠位端骨折(コレス骨折・スミス骨折)”. 日本整形外科学会. 2010年5月18日閲覧。
参考文献
W. PLATZER 『分冊 解剖学アトラスⅠ』第5版 文光堂、2002
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 高齢女性コレス骨折における, リン酸カルシウムセメントを使用したバルーン骨形成術の臨床的放射線学的検討
- 石黒 茂夫,飯田 浩次
- 中部日本整形外科災害外科学会雑誌. 中部日本整形外科災害外科学会抄録 53(1), 33-34, 2010-01-01
- NAID 10026235578
- 橈骨遠位端定型的骨折(コーレス骨折)における転位と徒手整復法の検証
- 船戸 嘉忠,矢野 建治,保苅 泰寿,米田 忠正,米田 實
- 柔道整復・接骨医学 = Japanese journal [of] judo therapy 16(4), 247-254, 2008-07-15
- NAID 10024157307
- 画像診断教室(第18回)脆弱性骨折(7)橈骨遠位端骨折(Fracture of the distal radius)
Related Links
- コーレス骨折(コーレスこっせつ、英: Colles' fracture)または橈骨遠位端部伸展型骨折 は、橈骨遠位端部の定型的骨折のひとつ。橈骨の、手関節に近い部分で骨折し、遠位 骨片が手背方向へ転位する。
- 手首に強い痛みがあり、短時間のうちに腫れて来ます。手のひらをついて転んだあと では食器のフォークを伏せて置いたような変形が見られます。
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- distal radius fracture, fracture of the distal radius
[★]
- 英
- extensor pollicis longus tendon
臨床関連
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- 英
- fracture
- 関
高齢者における骨折の好発部位
- 参考1
多い
- 上腕骨頚部:転倒して手を伸ばしてついた、直接方外側を打った場合に外科頚骨折しやすい。特に高齢者、特に女性に多い。
- 橈骨遠位部:コーレス骨折(Colles骨折)は10歳前後の小児と骨粗鬆症を有する老人に多い。
- 椎骨(椎体圧迫骨折):骨粗鬆症を生じている女性に多い。
- 大腿骨頚部
やや多い
- 肋骨
- 上腕骨遠位部
- 坐骨?
- 大腿骨遠位部
- 脛骨近位部
- 脛骨位部
小児の骨折
- →小児骨折
骨折による骨癒合しにくい部位
- 血流が乏しいことによる
- 大腿骨頚部内側骨折、手根骨舟状骨骨折、脛骨中下1/3骨折、距骨骨折
骨折による出血量
- SOR.631
診察
- 1. 皮下骨折/開放骨折
- 2. 血管損傷の有無
- 3. 末梢神経損傷の有無
- 4. 軟部組織の損傷
- 5. 受傷部位周辺臓器の損傷
- 6. 受傷後の時間経過
参考
- http://www.biomech.mech.nagoya-u.ac.jp/iplweb/impact_bio/pdf/1st/Harada.pdf