チアプリド
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Japan Pharmaceutical Reference
販売名
ノイリラーク錠25mg
組成
有効成分
- 1錠中、日局チアプリド塩酸塩27.8mg(チアプリドとして25mg)
添加物
- 乳糖、結晶セルロース、トウモロコシデンプン、ヒプロメロース、ヒドロキシプロピルセルロース、アミノアルキルメタクリレートコポリマーE、タルク、ステアリン酸マグネシウム
禁忌
- プロラクチン分泌性の下垂体腫瘍(プロラクチノーマ)の患者〔抗ドパミン作用によりプロラクチン分泌が促進し、病態を悪化させるおそれがある。〕
効能または効果
- ○脳梗塞後遺症に伴う攻撃的行為、精神興奮、徘徊、せん妄の改善
- ○特発性ジスキネジア及びパーキンソニズムに伴うジスキネジア
- チアプリドとして、通常成人1日75mg?150mgを3回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
パーキンソニズムに伴うジスキネジアの患者では、1日1回、25mgから投与を開始することが望ましい。
脳梗塞後遺症の場合
- 本剤の投与期間は、臨床効果及び副作用の程度を考慮しながら慎重に決定するが、投与6週で効果が認められない場合には投与を中止すること。
慎重投与
- 重篤な循環器障害のある患者〔血圧低下があらわれやすい。〕
- QT延長のある患者〔QT延長が悪化するおそれがある。〕
- QT延長を起こしやすい患者〔QT延長が発現するおそれがある。〕
- 著明な徐脈のある患者
- 低カリウム血症のある患者 等
- 腎障害のある患者〔高い血中濃度が持続するおそれがある。〕
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
- 褐色細胞腫の疑いのある患者〔類似化合物であるスルピリドの投与により急激な昇圧発作があらわれたとの報告がある。〕
- 脱水・栄養不良状態等を伴う身体的疲弊のある患者〔悪性症候群(Syndrome malin)が起こりやすい。〕
重大な副作用
悪性症候群(Syndrome malin)
(頻度不明)
- 悪性症候群があらわれることがあるので、無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合は、投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。本症発症時には、白血球の増加や血清CK(CPK)の上昇がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。
なお、高熱が持続し、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎不全へと移行し、死亡した例が報告されている。
昏睡
(頻度不明)
- 昏睡があらわれることがある。このような症状が発現した場合には投与を中止すること。
痙攣
(頻度不明)
- 痙攣があらわれることがある。このような症状が発現した場合には投与を中止すること。
QT延長、心室頻拍
(頻度不明)
- QT延長、心室頻拍(Torsades de Pointesを含む)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
有効成分に関する理化学的知見
化学名
- N-[2-(Diethylamino)ethyl]-2-methoxy-5-(methylsulfonyl)benzamide monohydrochloride
性状
- 白色?微黄白色の結晶又は結晶性の粉末である。
水に極めて溶けやすく、酢酸(100)に溶けやすく、メタノールにやや溶けやすく、エタノール(99.5)に溶けにくく、無水酢酸に極めて溶けにくい。
0.1mol/L塩酸試液に溶ける。
★リンクテーブル★
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商品
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- 英
- tiapride
- 化
- 塩酸チアプリド チアプリド塩酸塩 tiapride hydrochloride
- 商
- クックール、グラマリール、グリノラート、チアプリム、チアラリード、チアリール、ノイリラーク、ボインリール