テルビナフィン
UpToDate Contents
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- 1. 爪真菌症 onychomycosis
- 2. 皮膚糸状菌(白癬)感染症 dermatophyte tinea infections
- 3. 癜風 tinea versicolor pityriasis versicolor
- 4. カンジダ性間擦疹 candidal intertrigo
- 5. フサリウム感染症の治療および予防 treatment and prevention of fusarium infection
Japanese Journal
- 爪白癬に対する多施設共同・一般臨床試験によるネドリール^【○!R】錠125mg(テルビナフィン塩酸塩錠)の治療効果の検討
- 西日本皮膚科 = The Nishinihon journal of dermatology 70(2), 219-226, 2008-04-01
- NAID 10024943630
- 治療 テルビナフィン製剤の爪白癬治療における爪中薬物濃度および臨床効果に関する検討
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- マルホ株式会社のネドリール錠125mg(テルビナフィン塩酸塩)について、薬価、写真、作用・効果、副作用、保管方法、医療者によるお薬の評価などを掲載しています。
- ネドリール錠は、テルビナフィン塩酸塩を主成分とするアリルアミン系経口抗真菌剤で、皮膚糸状菌などの真菌(カビ)の細胞膜成分の生合成に必要な酵素を阻害することにより真菌の増殖を抑え、殺真菌作用を示します。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ネドリール錠125mg
組成
成分・含量(1錠中)
- 日局テルビナフィン塩酸塩:140.625mg
(テルビナフィンとして125mg)
添加物
- 低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖水和物、デンプングリコール酸ナトリウム、ヒプロメロース、ステアリン酸マグネシウム、酸化チタン、マクロゴール6000、パラフィン
禁忌
- 重篤な肝障害のある患者〔肝障害が増悪するおそれがある。〕(「副作用」の項参照)
- 汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少等の血液障害のある患者〔血液障害が増悪するおそれがある。〕(「副作用」の項参照)
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- 皮膚糸状菌(トリコフィトン属、ミクロスポルム属、エピデルモフィトン属)、カンジダ属、スポロトリックス属、ホンセカエア属による下記感染症
但し、外用抗真菌剤では治療困難な患者に限る。
深在性皮膚真菌症
- 白癬性肉芽腫、スポロトリコーシス、クロモミコーシス
表在性皮膚真菌症
白癬
- 爪白癬、手・足白癬、生毛部白癬、頭部白癬、ケルスス禿瘡、白癬性毛瘡、生毛部急性深在性白癬、硬毛部急性深在性白癬
◆手・足白癬は角質増殖型の患者及び趾間型で角化・浸軟の強い患者、生毛部白癬は感染の部位及び範囲より外用抗真菌剤を適用できない患者に限る。
カンジダ症
- 本剤の投与は、罹患部位、重症度及び感染の範囲より本剤の内服が適切と判断される患者にのみ使用し、外用抗真菌剤で治療可能な患者には使用しないこと。
- 通常、成人にはテルビナフィンとして125mgを1日1回食後に経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 本剤の投与中は随伴症状に注意し、定期的に肝機能検査及び血液検査(血球数算定、白血球分画等)を行うなど観察を十分に行うこと。(「副作用」の項参照)
慎重投与
- 肝障害のある患者〔慢性もしくは活動性等の肝疾患を有する患者は肝障害が増悪するおそれがあるので、本剤の投与中は頻回に肝機能検査を行うなど、観察を十分に行うこと。(「副作用」の項参照)〕
- 腎障害のある患者〔高い血中濃度が持続するおそれがある。〕
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
重大な副作用
重篤な肝障害(肝不全、肝炎、胆汁うっ滞、黄疸等)
頻度不明
- 発疹、皮膚そう痒感、発熱、悪心・嘔吐、食欲不振、倦怠感等の随伴症状に注意するとともに、投与開始後2ヵ月間は月1回の肝機能検査を行うこと。また、その後も定期的に肝機能検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少
頻度不明
- 咽頭炎、発熱、リンパ節腫脹、紫斑、皮下出血等の随伴症状に注意し、定期的に血液検査(血球数算定、白血球分画等)を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、急性全身性発疹性膿疱症
頻度不明
- 観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
横紋筋融解症
頻度不明
- 横紋筋融解症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
ショック、アナフィラキシー様症状
頻度不明
- ショック、アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- テルビナフィン塩酸塩は真菌の酵素であるスクアレンエポキシダーゼを阻害する。その結果、スクアレンが毒性濃度まで蓄積し、エルゴステロール合成が阻害される。その作用は殺真菌的である。
有効成分に関する理化学的知見
*性状
- 白色〜微黄白色の結晶性の粉末である。
メタノール、エタノール(99.5)又は酢酸(100)に溶けやすく、水に溶けにくい。
1.0gを水1000mLに溶かした液のpHは3.5〜4.5である。
融点:約205℃(分解)
★リンクテーブル★
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商品
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- 英
- terbinafine
- 化
- テルビナフィン塩酸塩 塩酸テルビナフィン terbinafine hydrochloride
- 商
- ケルガー、テビーナ、テビナシール、テルビー、テルビナール、テルフィナビン、テルミシール、ネドリール、ビラス、ラミシール、ラミテクト、リプノール
- 関
- 寄生性皮ふ疾患用剤