- 英
- nitric oxide synthase、NO synthase、NOS
- 関
- 一酸化窒素合成酵素、一酸化窒素シンターゼ、NOシンターゼ
WordNet
- used to express refusal or denial or disagreement etc or especially to emphasize a negative statement; "no, you are wrong"
- a negative; "his no was loud and clear"
- referring to the degree to which a certain quality is present; "he was no heavier than a child" (同)no more
- not in any degree or manner; not at all; "he is no better today"
- quantifier; used with either mass nouns or plural count nouns for indicating a complete or almost complete lack or zero quantity of; "we have no bananas"; "no eggs left and no money to buy any"; "have you no decency?"; "did it with no help"; "Ill get you there in no time"
- the 14th letter of the Roman alphabet (同)n
PrepTutorEJDIC
- 《名詞の前に置いて》『一つも』(『一人も,少しも』)・・・『ない』 / 《補語につけて》『決して・・・でない』 / 《省略文で》・・・なし;・・・お断り / 《話》少ししか(あまり)・・・ない / (肯定の問いに対して)『いいえ』;(否定の問いに対して)はい,ええ / 《not, norの前に挿入して》『いや』,否 / 《形容詞の前に置その形容詞を否定して》…どころではない / 《比較級の前に置いて》ちっとも…でない,…と全く同じ / 《… or no の形で》…であってもなくても / 《驚き・困惑・不信などを表して》とんでもない / 《単数形で》『拒否』,「『いいえ』」という返事 / 《複数形で》反対[投]票
- nitrogenの化学記号
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/09/22 04:33:34」(JST)
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一酸化窒素合成酵素 |
|
識別子 |
EC番号 |
1.14.13.39 |
CAS登録番号 |
125978-95-2 |
データベース |
IntEnz |
IntEnz view |
BRENDA |
BRENDA entry |
ExPASy |
NiceZyme view |
KEGG |
KEGG entry |
MetaCyc |
metabolic pathway |
PRIAM |
profile |
PDB構造 |
RCSB PDB PDBe PDBj PDBsum |
遺伝子オントロジー |
AmiGO / EGO |
検索 |
PMC |
articles |
PubMed |
articles |
NCBI |
proteins |
|
一酸化窒素合成酵素(いっさんかちっそごうせいこうそ、英:Nitric Oxide Synthase(NOS)、EC 1.14.13.39)とは、窒素酸化物である一酸化窒素(英:Nitric Oxide、NO)の合成に関与する酵素である。NOは単純な化学的構造を持つ分子であるが、常温において気体の状態で存在し、生体膜を自由に通り抜けて細胞情報伝達因子として機能する。NOはアポトーシス、血圧変動などの過程に関与する。NOSは常時細胞内に一定量存在する構成型NOS(cNOS)と炎症やストレスにより誘導される誘導型NOS(iNOS、NOS2)に分類され、さらにcNOSには神経型のnNOS(NOS1)と血管内皮型のeNOS(NOS3)が存在する。近年ではミトコンドリアにもNOSの存在が示された(mtNOS)[1]。
目次
- 1 機能
- 2 NO合成反応
- 3 構造
- 4 各NOSの特徴
- 5 NOS阻害薬
- 6 出典
- 7 参考文献
機能
NOSによるNO合成反応。図中でオレンジ色で示されているのは酵素のヘム部位。
NOSはアミノ酸であるL-アルギニン(L-Arg)からL-シトルリン(L-Cit)とNOを合成する代謝反応に関与する酵素である。NOSの補酵素としてカルモジュリンや還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸(NADPH)が働いている。以下は、NOSにより生成されたNOの生理作用として代表的なものを挙げる。
- 血管拡張作用
- NOは細胞内可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)を活性化させる作用を持ち、グアノシン三リン酸(GTP)の高エネルギーリン酸結合部位の切断により生成した環状グアノシン一リン酸(サイクリックGMP、cGMP)はプロテインキナーゼGを活性化する。これにより平滑筋の収縮に関与するカルシウムイオンの細胞内流入は抑制されるため、結果として血管平滑筋は弛緩し拡張する。末梢血管の拡張により血圧は低下する。また、NOの産生経路は亜酸化窒素の分解による経路も存在する。狭心症治療薬であるニトログリセリン(硝酸薬)は細胞内亜酸化窒素量を増加させることによりその作用を発現する。
- 血小板凝集抑制作用
- 血管内皮細胞により産生されたNOは血小板内のcGMPレベルを上昇させることにより血小板凝集を抑制すると考えられている[2]。この作用はアラキドン酸代謝物であるトロンボキサンA2の血小板凝集促進作用と拮抗する。
その他にもNOは細胞障害作用や殺菌作用など種々の作用を示す。詳細は一酸化窒素を参照のこと。
NO合成反応
L-ArgからNO及びL-Citを生成する反応はNG-ヒドロキシ-L-アルギニン(NOHLA)を中間代謝物とした酸化反応である。1モルのNOを生成するために2モルの酸素分子(O2)と1.5モルのNADPHを必要とする。NOSにより触媒されるNOの生合成反応は以下の式により示される。
- L-アルギニン + NADPH + H+ + O2 → NOHLA + NADP+ + H2O
- NOHLA + 1/2 NADPH + 1/2 H+ + O2 → L-シトルリン + 1/2 NADP+ + NO + H2O
構造
3種類のNOS(nNOS、iNOS、eNOS)はカルシウム(Ca2+)結合タンパク質であるカルモジュリン結合部位を有し、nNOS及びeNOSはCa2+依存的に結合するカルモジュリンによって活性化される。iNOSはもともとCa2+非依存的にカルモジュリンが結合しており、炎症性刺激として知られるリポポリサッカライド(LPS)などによって誘導される。さらにC末端側にはシトクロムP450と相同性を有するドメインを有する。
各NOSの特徴
名称 |
遺伝子 |
発現 |
機能 |
神経型NOS (nNOS) |
NOS1 |
|
|
誘導型NOS (iNOS) |
NOS2A、NOS2B、NOS2C |
|
|
内皮型NOS (eNOS) |
NOS3 |
|
|
NOS阻害薬
- D-アルギニン
- NG-モノメチル-L-アルギニン(L-NMMA)
- NG-ニトロ-L-アルギニン(L-NNA)
出典
- 今堀 和友、山川 民夫 編集 『生化学辞典 第4版』 東京化学同人 2007年 ISBN 9784807906703
- 田中 千賀子、加藤 隆一 編集 『NEW薬理学 第4版』 南江堂 2002年 ISBN 9784524220830
参考文献
- ^ La Padula P, Bustamante J, Czerniczyniec A and Costa LE.(2008)"Time course of regression of the protection conferred by simulated high altitude to rat myocardium: correlation with mtNOS."J.Appl.Physiol. 105,951-7. PMID 18566187
- ^ Benjamin N,Dutton JA and Ritter JM.(1991)"Human vascular smooth muscle cells inhibit platelet aggregation when incubated with glyceryl trinitrate: evidence for generation of nitric oxide."Br.J.Pharmacol.102,847-50. PMID 1906768
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 若手の最新研究紹介コーナー 子宮内膜症女性へのエストロゲン・ドロスピレノン配合剤が血管内皮機能を改善する機序の解明 : 炎症マーカー,内因性NO合成酵素抑制因子に注目して(2014年 第66回日本産婦人科学会優秀演題賞受賞)
- NO合成酵素完全欠損マウスから得られた教訓 : 心血管病の成因におけるNO合成酵素の意義 (特集 心脈管作動物質研究の最前線)
- 筒井 正人,下川 宏明,尾辻 豊 [他]
- 日本薬理学雑誌 = Folia pharmacologica Japonica : くすりとからだ : ファーマコロジカ 143(5), 226-231, 2014-05
- NAID 40020091812
- P3-30-2 子宮内膜症女性へのジェノゲスト長期投与が血管内皮機能,炎症マーカー,内因性NO合成酵素抑制因子に与える影響(Group 127 子宮内膜症・薬物療法,一般演題,公益社団法人日本産科婦人科学会第66回学術講演会)
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★リンクテーブル★
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- 英
- nitric oxide synthase
- 関
- NO合成酵素、一酸化窒素合成酵素、NOシンターゼ
[★]
- 英
- inducible NO synthase inducible NO-synthase inducible nitric oxide synthase, inducible NOS iNOS
- 同
- 誘導型一酸化窒素合成酵素、誘導型NOS
- 関
- NO
分類 (BPT.50)
- Type I:nNOS:constitutively expressed
- Type II:iNOS:present in macrophages and endothelial cells. also present in many other cells types, including hepatocytes, cardiac myocytes, and respiratory epithelium.
- Type III:eNOS:constitutively expressed. endothelium
産生
- 炎症性サイトカインにより発現が誘導される:IL-1, INF, INF-γ, bacterial endotoxin。(BPT.50)
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- 英
- endothelial NO synthase、endothelial nitric oxide synthase、endothelial NOS、eNOS
- 関
- 内皮型一酸化窒素合成酵素、内皮型NOS、血管内皮型一酸化窒素合成酵素、血管内皮型NO合成酵素
[★]
- 英
- endothelial NO synthase、endothelial nitric oxide synthase、endothelial NOS
- 関
- 内皮型一酸化窒素合成酵素、内皮型NO合成酵素、内皮型NOS、血管内皮型一酸化窒素合成酵素
[★]
- 英
- neuronal NO synthase、neuronal nitric oxide synthase、neuronal NOS、nNOS
- 関
- 神経型一酸化窒素合成酵素、神経型NOS
[★]
- 英
- enzyme, ferment
- 関
- 酵素反応
酵素の分類
- (a)酸化還元酵素(oxydoreductase) EC1:ある物質を酸化したり、還元したりします。脱水素酵素、ペルオキシダーゼなどを含みます。
- (b)転移酵素(transferase) EC2: アミノ基やリン酸基などをある物質から別の物質に転移する酵素です。アミノ基を転移する酵素はアミノトランスフェラーゼと呼ばれます。
- (c)加水分解酵素(hydrolase) EC3:ある物質(基質)に水(H2OのうちHとOH)を加えることにより、2つに分解します。多くの蛋白分解酵素が含まれます。
- (d)リアーゼ(lyase) EC4:ある物質を2つに分解します。
- (e)イソメラーゼ(isomerase) EC5:ある基質を異性体に変換します。
- (f)リガーゼ(ligase) EC6;ATPのエネルギーを使って2つの物質を結合します。
[★]
- 英
- synthesis、syntheses、construction、elaboration、synthesize、synthetic
- 関
- 建設、構成、合成的、作成、生成、同化、同化作用、総合的
[★]
- 英
- synthase、synthetase
- 関
- シンターゼ、リガーゼ、連結酵素、付加酵素、シンテターゼ、シンセターゼ、酵素
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一酸化窒素 nitrogen oxide nitric oxide