- 22歳の女性。発熱と顔面の紅斑とを主訴に来院した。昨年の冬に両手にRaynaud現象が出現し、時々関節痛があった。1週前、友人と海に行き日焼けをした後の皮膚に水疱を伴う皮疹が出現した。意識は清明。体温38.6℃。脈拍92/分、整。血圧110/60mmHg。顔面に蝶形紅斑を認める。頸部リンパ節腫脹を認める。胸部に異常はない。手と手指との関節に腫脹と圧痛とを認める。血液所見:赤沈48mm/1時間、赤血球306万、Hb10.2g/dl、白血球2,600。血清生化学所見:AST25単位、ALT30単位。CRP2.0mg/dl。
- この疾患でみられるのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 22歳の男性。発熱と頸部リンパ節腫脹とを主訴に来院した。1か月前から37℃台の発熱が出現し、2週前に左頸部のしこりに気付いた。意識は清明。体温38.2℃。左頸部と鎖骨上窩とに径1.5cmのリンパ節を3個、左腋窩に径1cmのリンパ節を2個、左鼠径部に径1.5cmのリンパ節を1個触知する。
- 血液所見:赤沈45mml時間、赤血球370万、Hb11.2g/dl、Ht35%、白血球6,400。血清生化学所見:総蛋白7.2g/dl、アルブミン4.0g/dl、尿素窒素16mg/dl、クレアチニン1.0mg/dl、尿酸7.7mg/dl、総ビリルビン0.6mg/dl、AST33単位、ALT45単位、LDH440単位(基準176~353)、ALP330単位(基準260以下)。
- 頸部リンパ節生検H-E染色標本を以下に示す。
- この患者の治療として最も適切なのはどれか。
[正答]
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- 4歳の男児。1週前からの発熱と関節痛とを主訴に来院した。意識は清明。皮下に出血斑を認める。眼瞼結膜は軽度貧血様。腹部はやや膨隆している。肝は右肋骨弓下に4cm触知し、脾は左肋骨弓下に3cm触知する。血液所見:赤血球380万、Hb8.2g/dl、白血球320,000、血小板2万。骨髄塗抹染色標本で小型リンパ芽球様細胞を97%認める。抗腫瘍薬による寛解導入療法開始時に生じやすいのはどれか。2つ選べ。
[正答]
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